11月も半ば。そろそろ紅葉を見たいと思い、都内の穴場の名所へ。。。
世田谷にある九品仏というところ。
駅近くにある浄真寺というお寺。
静かな参道を歩き、山門をくぐると。。。
(山門の額は『扁額 般舟場(はんじゅじょう)と書かれてあります。
”当山第二世珂憶上人の高弟珂慶上人の御筆で流麗雄渾な筆致である。
般舟とは般舟三昧の事でつねに行道念仏して現前に諸仏を見奉るを言う、
般舟三昧経三巻は弥陀経典中最古のもので浄土三部経と共に古来より
重ぜられている当山は院号を唯在念仏院と称し念仏の道場であり
参ずる人々に願往生の心を自然に発さんが為書かれたものである。”
と門横の説明書きがありました。。。)
・・・・紅葉とは言っても、8割9割はまだまだ緑のもみじ。
日射しがよく当って、寒暖差がないと紅く色付かないので、
ずっと暖かいままの都内なので、紅葉もほんの一割くらいだった。
でも、ここは殆どがもみじとイチョウ。
鎌倉など名刹と違って、歴史も古いのに佇まいも静かで、観光客や参詣客も少なめなのがいい。。。
(しかも拝観料もない。。。)
御堂の手すりに瑞雲の意匠。
瑞雲、やっぱり可愛い。。。
九品仏の九品とは。。。(詳しくは調べてね)
下品下生から上品上生まで、極悪人から聖人まで、九通りの極楽浄土に至る有り様が説かれています。
極悪人とまではいかなくてもフツーの人間ならではの、
知らずのうちにしてしまっている行ないに応じての死後の行く末。。。
知らず知らずでさえも、道のり険しいことがあるならば、
故意のいじめやイジワル、ましてや悪意や悪事ならばどれほどか。。。
最初の山門を入ってすぐに、閻魔さまと脱衣婆の像の御堂もありました。
お寺の境内のすべてがワンダーランドというか、ちょっとした曼陀羅風になっているのかも。
山門に入ると(三途の川を渡り)すぐに、閻魔様のお裁きを受けて、
苦しみの中から南無阿弥陀と唱えることでみほとけの導きを受けて、
やがて阿弥陀如来の世界=極楽浄土へと至る、という。。。
とにもかくにも”南無阿弥陀”と唱えれば今からでも間に合います、
このお寺で阿弥陀様にお詣りしておきましょう、ということなんですかね。。。
地獄極楽思想は、恐ろしく、そして美しいものだけど、
お寺は清清しく、それぞれの御堂の佇まいも静謐で。。。
本堂の大伽藍の絢爛な御仏さまは圧巻。。。
裏手の霊園にはどんぐりや巨大なマツボックリがいっぱい。
都会の真ん中にありながら、喧騒とは懸け離れた静かな聖地。。。
もう少し時期をずらして紅葉を目指して再度来てみようと思う。
ここは穴場のパワースポットだなと思う。
19. 師走(TUE) 晴れ
葛西臨海水族館へGO!
ここに来たのは今日が初めて。
お天気が最高に良くて、最寄り駅からの道も心地よい。
こんなに抜け感のあるロケーションにあるなんて。
海が見渡せる場所に、ポツンと水族館があるだけなのが贅沢な。。。
公園内の広大な敷地が勿体無いくらいに。(笑)
ドームの入り口から下に降りて行くと、まず最初に登場するのが大平洋のサメ達。
シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)が大迫力。
一緒の水槽にイワシの群れが泳いでるけど、ちゃんとご飯を貰ってるので襲わないんだとか。
スリルある日常のイワシたちが必死に泳いでる。。。
あとで餌やりのイベントがあるそうなので、時間になったら戻って来よう。。。
名前は失念したけど、お目目が可愛いお魚さん。
このコ、可愛いねと話してた声が聴こえているんじゃないかと思えるほど、
ずっと目の前を泳いでる。チワワ犬のような風貌のカワイ子さん。
色とりどりのお魚たち。
観ていて飽きないけど、そろそろサメたちのモグモグタイム。
アジやイカの切り身がドサっと投げ入れられると、サメたちが集まってくる。
動きが活発になってきて、カメラに収まらないー。
長く観ていると、サメたちがどんどん可愛く思えて来る。
やたらにスポーツフィッシングなどで乱獲されないことを祈るばかり。。。
イソギンチャクたちの華やかなこと。
今度はマグロのモグモグタイムが近付いてきたので移動することに。
2メーターほどのクロマグロ。3メーター以上にもなるんだそう。
マグロのごはん争奪戦はサメ達よりもハード!
勢いもサメよりも凄まじい感じ。
ずっと厚みのあるガラスの水槽を眺めているからなのか、車酔いのような気分に。
そろそろペンギンたちのモグモグタイムなので、
外へ出よう。。。
小さなペンギンたちが区分けされたエリアでパシャパシャ泳いでいる。
ヒナたちが集められてるのかな、と思っていたら、
それはオーストラリアから南極より付近で生息している”フェアリーペンギン”たち。
もう、この小さいペンギンたちの可愛いことといったら!
見学者の中から「ペンギンがこんなに可愛いなんて思わなかった」というような声も。
私もそう思う。
フンボルトペンギンは活発。
水の中でもエネルギッシュ。
まずは彼らにゴハンをやるらしい。
アジ類がメインのモグモグタイム。
まだかまだかと目が釘付けのペンギンたち。
アジの入ったバケツの中身をプールに撒くと、ペンギン達が一層活発に。
それを観ているのは、皇帝ペンギンとフェアリーペンギン。
彼らのゴハンはそのあとで。
フェアリーと皇帝(王様)ペンギンは寒いところで生息しているので、
真冬の時期だけ外のプールで見学できるらしい。
特に、ここでしか見れないフェアリーペンギン。
彼らだけを観に通ってきたいくらいに可愛い。。。
充分に水族館を堪能して出口を出たら、
丁度、サンセットの光景が。。。
手前のプールの向こうに海が拡がって、
沈んでいく太陽。
目を移すと、遠くに富士山が見える。
夕陽の横に、綺麗な富士山のシルエット。
眺めているうちに、あっという間に太陽が沈んでいく。。。
なんというタイミング。
出て来るのがあとちょっと遅かったらこんな景色を見れなかったなんて。
派手さはない水族館だけど、周囲の景色も含めて充分楽しめる。。。
カフェレストランがもうちょっと良かったらいいのになあ、なんて。。。
江戸時代に作られた玉川上水。
西武拝島線・玉川上水駅を過ぎると、上水小橋へ。
ここでは水面近くまで降りられる玉川上水唯一の場所。水の流れと深い緑が美しい。
JR青梅線・拝島駅(福生市)から出発して
玉川上水駅を過ぎ、西武国分寺線・鷹の台駅まで、およそ11キロの道のり。
砂川用水のあたりと玉川上水駅から鷹の台方面は特に素晴らしかった。
今度は玉川上水の一番始まりの場所、羽村取水堰を見に行きたいのと、
鷹の台から三鷹方向へ歩いてみようと思う。
ところが。。。
東京都がこの上水緑地の両脇に『幹線道路放射5号線』という
大きな道路を作る計画があるというのを聞いてちょっとショック。
99年に歴史環境保全地域として指定しているのに、
何故か道路も開発しようとしているらしい。
江戸時代からの文化遺産を守ることと、
交通の便を良くする事の両立が果たして可能なのかなあ?
二兎追うものは一兎も獲ず・・・。
自然を保護する文化遺産を守ると決めたら
それに伴う不便も覚悟しなくては、なのでは?
数少ない自然の文化遺産、このままのカタチで残されることを願ってやまないですわん。
--------------------------
と過去のニッキに記したのは、ここまで。
去年、2016年12月に遂に決定され、
事業が開始されているとのこと。。。
今は、どうなったのだろう、と心配もあります。
あの緑豊かな歴史深い場所を、あのままのカタチで残していくのは
都民の遺産でもあるように思う。。。
ファン申請 |
||