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「可愛いね、可愛いね」というと、

必ずコロンと転がって、このポーズ。

飼い主も、別宅飼い主らも、地域のみんなも大事にしていた猫だった。
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庭で自由にお散歩していたね。。。


by nazunanet | 2017-06-22 14:41 | | Comments(0)
白い猫は変わらず毎日遊びにやってきて、

仕事で遅くなったときなど、道の途中まで迎えにでてくれる。

家の周りはお屋敷と大家さんの家と数軒の家、

あとは畑と空き地と田んぼと高速道路が通っているくらい。

駅からも、ずっと人気のない道を長いこと歩くので、

夜が遅いと人通りも殆どないのが怖くて、

よく歌いながら帰っていたものだった。

そういうのだったから、

遅くに私が帰ってくるのを、道の植え込みや畑の中で遊んで待っていて、

わたしを見つけるとぴょんと道に飛び出して、

一緒に家路を歩いてくれる白い猫は頼もしくて。。。(笑)


ある日曜日、窓を開け放していたら、れいによって白い猫がやってきた。

その日は白い猫の後ろに黒白のハチ割れ猫がくっついている。

黒白のハチ割れ猫は鼻の下にチョビ髭のような黒い斑点が愛敬あるオス猫。

近所の人は「ヒゲちゃん」と呼んで可愛がっていた。

白い猫はヒゲ猫を私に紹介するようにして、

「ちょっとこいつに飯でも食わせてやってくれ」と言わんばかり。

キャットフードをお皿に出してやると、

キョロキョロおどおどしながら、ヒゲ猫は部屋に入ってきて、

がつがつと食べ始めた。

それを見届けると白い猫はふらりと出ていった。

食べ終わったヒゲ猫は、家の中をクンクンキョロキョロと散策して、

しばらくくつろいだ後、出て行った。


次の日、ヒゲ猫がまたやってきた。

白い猫は一緒じゃなくて彼一匹だけ。

次の日も次の日も、毎日ヒゲ猫はうちにやってくるようになった。

白い猫が面倒見てやってくれ、と言っていた(?)猫なので、

無下にするわけにもいかず、

白い猫のためのカリカリを毎日食べさせていた。


そんなある日、またもヒゲ猫がご飯を部屋で食べていると、

久しぶりに白い猫が縁側の窓からぴょんと入ってきた。

そして部屋の奥でご飯を食べているヒゲ猫を見つけると、

「あ、そうか。お邪魔したな」といわんばかりに、

バツの悪そうな顔して出て行ってしまったのだ。

「ちょっと、ちょっと待って~」と追いかけたけど、

白い猫はどこかへ行ってしまって見つからない。


白い猫にしてみたら、ヒゲ猫にいつもの居場所を横取りされたけど、

仲の良い友達猫なのでそこは譲るよ、とでも言った感じの。。。

その後ヒゲ猫は当然のように毎日やってくるし、

近所の「にゃじら」と呼ばれているでかいボス猫まで

毎日ご飯を催促にくるようになった。

しかも「にゃじら」はご飯を食べ終わったあと、

玄関先に「落としもの」をしていくという失礼な猫だった。

そんな必ずしもハッピーではない猫ライフが続いている中、

白い猫は私のところにしばらく来なくなってしまった。


そうして、この猫たちとの日々も終わりになろうとしていた。

長く住んで愛着が出て来た郊外での暮らしだったけど、

また都内に引っ越すことになった。

そんなある日、大家さんのところに白い猫の飼い主が来ていて、

猫がいなくなったという。

私のところには来ていないし、彼はどこに行ったんだろうと心配になった。


そんなある日、久しぶりに白い猫がやって来た。

飼い主さんが心配するから長居させたらいけないなあと思いながらも、

また連泊するように通ってくる白い猫。

夜ごはんを食べて満足のていで転がっていた白い猫は、

向かいの家の住人の女性が帰ってきた物音を聞いた途端、

ふら~と起き上がって、すべるようにうちの縁側の窓から出ていき、

何もためらうこともなく、お向かいさんがドアを開けたタイミングで

一緒に部屋に入っていった。

「○○ちゃん、おかえり~」という優しそうなお向かいさんの声。

え??○○ちゃん?

そうかー、元々の飼い主さんの他に、

わたしとお向かいさんと、ほかにも別宅がいっぱいあるのか。。。

飼い猫がいろんな家で色んな名前をもらって、

幾つもの家を使い分けているという話を聞くけど、

自分の身に起こるまで、信じられなかったのは事実。(笑)



それでもまた毎日のように私の家へやってくるようになった。

夜、一緒にご飯を食べて(猫はドライフードのカリカリ)、

寝る時間になったらいっしょに布団に入って、

同じ枕に頭を載せて寝ている白い猫。

スヤスヤ眠る小さな後ろ頭を見ていると、

もうすぐお別れになるのが悲しくて。

一緒に連れていけないけれど、ちゃんとしたおうちがあるのが安心だと

そう思うようにして、会えたときには「もうすぐお別れなんだよ」と

話しかけるようにした。


引っ越し間際から、白い猫はぱたりと来なくなった。

空き地の猫集会の中にも姿がない。

いつも遊びに行っている場所にも見かけなくなってしまった。

きっと、あまりにも出歩いて帰って来ないので、

また家から出して貰えなくなったんだな。


引っ越しの日、最後にサヨナラを言いたかったけど、

会えないまま、小さな庭と小さな家を後にした。

ここに引っ越した日、うちに遊びに来ていた姿が思い出された。

元気で暮せよー。



後年、白い猫に会いに行ってみたけど、

勿論、姿はなく。。。

あんなに沢山いた猫たちの姿も一匹も見当たらなかった。

野良猫たちを取り巻く環境が変わってしまったのかも。



夕方など日が落ちると怖いくらいに辺鄙なところだったけど、

そこでの暮らしは猫たちがいたから毎日楽しくて。


「ここは辺鄙なところだから、何か怖い思いをしたら、

いつでも助けにいくから、何かあったら大声で呼びなさいね」

と言ってくれたお屋敷の人や大家さんや近所の人たち、

そして、毎日一緒に過ごしてくれた白い猫がいてくれたから。

夢のように楽しかった。。。

そうそう、ヒゲ猫やにゃじらをはじめとする猫の集会のメンバーたちも、

忘れちゃいけないね。


白い猫とのつらい別れのあと、

前述した「どこまでもついてくる猫」や、

青山骨董通りの「ブルーノート」の前で何度も出くわす

ロシアンブルーの子猫(この子もずっとついてくる)や、

実家の猫たちとの出会いを経て。。。

にゃんこ先生との運命の出会いが待っている。

そしてにゃんこ先生との猫下僕生活へとまっしぐらに向かうのだった。。。


猫との不思議&おもしろエピソードは続きます。。。











by nazunanet | 2017-06-21 01:20 | | Comments(0)
虫やトカゲのお土産を猫から頂いて。

たぶん、宿泊代だったのかも。

それから、ずっと白い猫はうちで暮らすようになった。

トイレは庭があるので、あとはご飯の用意。

仕事から帰ってきたら、猫さんは道の途中まで迎えに出ていて、

一緒に歩いて家まで帰って、

ごはんを食べて、夜は一緒に布団で寝る、というような日々だった。

自分ではすっかり「うちの猫」として、

名前まで付けて可愛がっていたけど、

友人らは「絶対、どこかの飼い猫だと思うよ」という。


確かに野良猫があそこまで警戒せずに懐くわけがない。

でも、もともとのおうちに帰ることが殆どないのだ。

しかも、閉じ込めているわけではなく、

猫がいるときは、いつでも自由に外に出られるように、

いつも窓やドアが開いている。

庭に出たり、表の通りや空き地や畑の道など散歩に行く。

そして、ちゃんとうちに帰ってくるのだ。(喜)

休日など私が家にずっといると、猫もずっと家にいて、

ごはんを食べて、一緒に寝る。

そして明け方、散歩に行きたがるので外に出してやる。

朝ごはんを食べに帰ってきて、また午後か夕方までテリトリーを散策。

そして、夕方帰ってきてご飯を食べて、寝る。


そういう毎日を過ごしていたので、

てっきり、

置いてけぼりにされてしまった元飼い猫、だと思っていた。


そんなある日、表の通りを猫と一緒に散歩していたら、

後ろから勢いよく乗用車が止まって、

年配の夫婦らしき人たちが降りて来た。

その人達の勢いにびっくりして振り返ったら、

白い猫は、「あっ、しまった!」というようなバツの悪い顔をして、

上がっていた尻尾がひゅんと下がって顔をうなだれている。

「え?」

ぽかんとしている私の前で、年配の女性は白い猫を抱きしめて、

「みーこちゃん、あなたどこに居たの?探してたのよ!」という。

(え、ええ~?)

呆然としている私を置き去りに、

またもすごい勢いで猫を車に乗せて行ってしまった。


(やはり、飼猫だったか。。。)

でも、飼い猫が、しかもかなり可愛がられてる風なのに、

こんなに長いこと他人の家で過ごすものなのだろうか。。。


東京での一人暮らしで、

初めて猫と暮した実感と幸福感に毎日浸れていたので、

突然何もかも無くなってしまって、

かなり寂しくなった。

でも、逆の立場だったとしたら、

溺愛している飼い猫が長いこと帰って来なかったら

心配で仕方がないに違いない。

しかも、私と過ごした日数だけ、家に帰って来なっかったとしたら、

迷い猫の張り紙や、毎日保健所や猫探偵にも連絡していただろう。。。


それから白い猫がうちへ遊びにくることはなかったし、

通りの向こうの空き地で野良猫たちが集会を催しているときにも、

白い猫の姿はそこにはなかった。

きっと、もう外には出して貰ってないかもしれない。

もう、あのコと会えないんだな。。。

キャットフードとお皿を処分しなくちゃと思いながら、

落ち込んだ日々を送っていた。



ある晩、またしても網戸をバリバリする音がして、

カーテンを開けると、そこにまん丸な目をした白い猫が

「おれだー、開けてくれー」と張り付いていた。


白い猫との日々は、

もうちょっと続いていく。。。




by nazunanet | 2017-06-19 00:26 | | Comments(0)
吉祥寺から始まって下北沢、早稲田、駒沢など、

色んな街に住んでいたけど、

一時期、都心から離れた郊外の小さな一軒家に住んだことがあった。

隣には大きなお屋敷があって、

敷地内には大家さんの家もあった。

田んぼや畑に囲まれていて、そばには高速道路が走っている。

殺風景といってもいいくらに、本当に何もないところ。

仲の良い友人らとも遠く離れて暮らすことになって、

少し不安もあった。

「そんなに遠いところで一軒家なんて、何かあったら大変じゃない」

その通り、助けを呼ぼうにも知り合いもいないし。

引っ越す段になって、どんどん不安が募ってきた。

当日は友人らに頼んでのお引っ越し。

新居のそばの、のどかな畑の道をトラックで走っていたら、

遠くのあぜ道に綺麗な白い猫が歩いていた。

「あ、猫がいる」と思わず声を出したら、

まるでその声が聞こえたように、こちらを振り向いた。

豆粒のように見えるほどの遠くの猫と、なぜか目が合ったなと思った。


友人らとエッサホイサとトラックから荷物を家に運び入れていたら、

友人が「来たよ」と言う。

門からトコトコと、さっきの白い猫がやってきた。

真っ白ではなくて、白地にうっすらとグレーのシマが点々と入っている。

チンチラシルバーのミックスかな、という感じの可愛い猫。

引っ越してきた新入りを見にやってきた感じで、

しばらくじいっと見ていたけど、

またふらりと帰って行った。

「また遊びにくるかなあ」と淡い期待を抱いて後ろ姿を見送った。


新居での暮らしにやっと慣れ始めた頃、

ある晩、仕事から帰ってくると、

家の前の通りに数匹の猫が歩いている。

見ると、奥にある小さな空き地(廃材置き場のような)があって、

そこに何匹も猫が集まっている。

猫たちは思い思いの場所に座って、静かに過ごしている。

「これが猫の集会というやつか」

と心の中でワクワクした気持ちがこみ上げてきた。

見ると、あの白い猫も香箱座りして集いの中にいる。

猫たちはどうやら集会が開催されている間は、

通常の警戒するような野良猫モードではなく、

飼い猫のように、おっとりしている。

マタタビでもやっているのか、ぼわーーんとしてくつろいでいる。

ニンゲンの私がその様子を見ていても怖がらないし、

集会の中に入っていっても逃げる素振りもない。

仲間に入れてもらったような雰囲気さえも感じるほどに。

私は白い猫のそばに座って撫でていた。

ゴロゴロと嬉しそうに喉を鳴らすので、

つい抱っこして、そのままダッシュで家に連れ帰ってしまった。

連れ去る私をほかの猫たちがポカンとした顔で見ていたのを覚えてる。


家の中に白い猫を引き入れると、キョロキョロ、クンクンして、

しばらく座布団の上で寝転んだりしていたけど、

そのうち外へ出たがったので、窓から出してあげた。

無理やり、家に連れて来たので嫌われたかも。

もう遊びに来てくれないかも、と少し反省もしたけど、

初めて目の当たりにした「猫の集会」。

その中に入っていっても嫌がられなかったのが不思議だった。

やっぱり猫の集会は何かがある、と確信。。。(笑)


次の日、帰宅してから台所で晩御飯を作っていたら、

庭側の窓の網戸をバリバリひっかく音がして、

見てみると、白い猫が網戸に張り付いている。

開けてやると物凄く興奮したていで部屋に入ってきて、

何かくわえていたものをポトリと畳の上に置いた。

尻尾がちぎれたトカゲだった。

「わー、わー」と騒ぐ私を置いて猫は行ってしまった。

ティッシュに包んでトカゲを庭に放っていたらまた猫が帰ってきて、

今度は大きな蛾をくわえている。

「ああー、ありがとうねー。

いいんだよ。そんなの持ってこなくていいからね」

と言っても、その日から白い猫は数日間というもの、

私にお土産を持参し続けた。

とんぼやセミ、ヤモリなどなど。。。

そしてそれから毎晩遊びにくるようになって、

一軒家での白い猫との暮らしが始まった。。。



続く。。。


今度、白い猫の写真をアップします。。。



by nazunanet | 2017-06-18 20:55 | | Comments(0)
昔、ダンナさんが独身時代に住んでいたところは、

コンビニや商店がそばになくて、

最寄りのコンビニまでバス停でいうと3つ分くらいあった。

夜中まで写真の現像プリントの作業をしていたりして、

(当時はまだデジタルじゃなかった。。。)

仕事が終わって「小腹が空いた」というと、

よく二人で夜中にコンビニまで歩いていった。

あるとき、歩道を歩いていると、

街路樹の植え込みから、ぴょんと若いサバ猫が飛び出してきた。

首輪をしていないけど、目があったら何となく人懐っこい。

「かわいいね~」と言って軽く撫でて、バイバイと手を振った。

ふと後ろを見ると、トコトコ後ろをぴったり歩いている。

「行く先が同じ方向なのかな」と思っていたら、

どんどんついてくる。

信号を幾つも超えて、何百メートルも歩いているのに、

どんどんついてくる。

「迷子になっちゃうからお帰りよ」と言ってもついてくる。

コンビニに入ったら、入り口前でちょこんと座って、

「待っているから」とでもいいたげに。

それで二人で買い物しながら、

「にゃんこはもう帰ったんだろうね」と出てみたら、

ちゃんとそこで待っている。

そして、私たちが家の方へ歩き出すと、一緒に歩いてくる。

どこまでも同じペースでずっと歩いてきて、

最初に出会った辺りまで戻ってきた。

小さな公園があったので、買っておいた猫のおやつを与えて、

彼(?)が食べている間に、

「じゃあね、元気でね。おうちへ帰るんだよ」と小走りに部屋へ帰った。


「可愛かったね。あの子。あの子をゆまちゃんと名付けよう」

見知らぬ猫の名前を勝手につけて、

「一緒に散歩する猫なんて、ホントに可愛かったなあ」などと和んでいた。


ずいぶん経ってから、また夜中の仕事終わりの夜食を買い出しに、

コンビニへ行くことになった。

歩いていて、あの植え込みのある歩道に差し掛かったら、

やはり、ぴょんとあの可愛いサバ猫が飛び出してきた。

また人懐っこい顔で見上げてくる。

「絶対飼い猫だよね」

飼いたいけれど、お互い仕事があるし猫を飼う余裕もない。

しかも、こんなに人慣れしているのは

どこかで可愛がられている飼い猫に違いない。

それにしても、あまりにも自由に歩いているので、

この界隈に暮す地域猫なのかもしれない。

どちらにせよ、サバ猫は悠遊と私たちとの夜中の散歩を楽しんでいる。

そして、何百メートルも歩いて、幾つもの信号を横断歩道を渡り、

またしてもコンビニに到着した。

前は入り口で待っていたけど、今日は一緒に入るらしく、

店内へついて来た。

仕方がないので、ほかの人の迷惑にならないように、

猫をだっこして店内を巡ることにした。

大人しく心地よさそうに私の腕に抱かれて、

物珍しそうにお店の中をきょろきょろしている。

その様子があまりにかわいらしく、

もうどうしようもなく、このまま家に連れて帰りたくなったとき、

コンビニのお客らしき男の人が「すみません」と声をかけてきた。

「はい?」

「その猫、あなたの飼い猫ですか?」

と唐突に聞かれ、少し戸惑った私は、

「いいえ、違います。ついてきたので。。。」

そしたら、その男の人は、

「じゃあ、その猫、僕が飼いますので」と、

腕を差し出して、猫を渡してくれと言わんばかりに。。。

「は、はあ。。。」

私は自分の猫じゃないのは事実なので、

渋々その人に渡してしまった。

その人は嬉しそうに抱っこしてほおずりしている。

「帰ろう」とダンナさんに促され、サバ猫を残して店を出た。

「なんか、解せない。。。」

私の猫じゃないけど、飼ってるわけじゃないけど、

抱っこしていいのは飼い主だけ、と

あの猫との友情を無情に奪われてしまった感じがして。。。

後ろ髪をひかれるように家路について、

その後、何日もお散歩猫のことが頭から離れなかった。

2週間くらい経ったころ、

夜中にコンビニの前を通ったら、お店の前に佇むサバ猫がいた。

「ゆまちゃん」と声を掛けたけど、サバ猫は私のことを忘れたようだった。

誰を待っているのか、

その後も何度かお店の前で佇んでいるサバ猫の姿を見かけたけど、

そのうち、もう見なくなってしまった。

外で自由に暮らしてる猫は、家の中で閉じ込められるのは嫌だったのかも。
(きっと、あのひとのところから逃げ出したんだな。。。)

自由に散歩して、人と出会って。

そんな日々を楽しんでいる猫だったのかも。


夜中に出会って、ほんの少しの散歩だったけど、

楽しかった思い出。。。



by nazunanet | 2017-06-17 19:08 | | Comments(0)

猫と出会う その2

前回からの続き。

部屋に勝手に入ってくるトラジマ猫は、

その後も家に帰ったら遊びに来ていてくつろいでいたり、

夜中に布団に寝に入って来たりしていた。

今思うと不用心だったなと思うけど、

お風呂場の窓は全開しない窓だったので、

ちょっとの隙間なら大丈夫と思っていたし、

人懐っこい猫なので、どこか近所で飼われてるんだろうなと。


その日は凍えそうに寒い夜だった。

水が流れる音がしてふと目が覚めた。

とめどなく流れる水の音。

なんだろう、台所の蛇口を閉め忘れたかなと思ったけど、

すぐ間近で聞こえてくる。

ジャー、ジャー、と勢いのある水が流れ出る音は何だろう。

おもむろに起き上がって部屋の電灯をつけたら、

なんと、トラジマ猫が私の掛布団の上に乗っかって、

ずうっとションションをしているではないですかー。

掛布団の上は湖のようになっている。

「ひゃ、ひゃー!」

声にならない悲鳴を上げて、私は掛布団をお風呂場に持っていって、

水で洗い流したけど、トラジマくんはオス猫だったので、

鼻がちぎれるくらいの物凄いオス猫のおしっこ臭が。

トラジマ猫は私の慌てぶりに驚いて、さっさと窓から退散。

びしょびしょで悪臭の掛布団なしで、寒い夜を過ごし、

翌朝、布団を袋に入れて、部屋を飛び出し、

布団を担いでダッシュでクリーニング屋さんへ。

いつものクリーニング屋のおじさんは、「どうしたの?」と袋を見た。

私は「あの、掛布団を洗ってほしいんです。

おしっこが。あっ、私がやったんじゃないんですよ」

「猫が、猫がやったんですから!」と必死で言う私を横目に、

笑いながら布団を袋から出して「はいはい。・・・あっ!猫だね、これは」

「すごいね。参ったなあ。こんなの他のと一緒に洗えないよ」

「そこを何とかお願いします。この冬に掛布団なしになっちゃうんで」

「しょうがないなあ、そしたら水洗いで丸洗いしておくよ」

と渋々引き受けてうれたクリーニング屋さん。

今考えても申し訳なくて。若気の至りというやつで。。。


勿論、我が家には猫のトイレを置いてないし、

トラジマ猫はあまりの寒さに外へ出て用足しに行くのを面倒だったのか、

外に出れなかったのか、

湖のようになってたのを考えると、必死で我慢してたのかな。


その後はそういうことがあったので、トラジマ猫はしばらく現れなかったし、

わたしもちょっと懲りてしまったので窓を開けたままにはしなかった。



それからずいぶん経ったある日、

外出先から帰って、お風呂場のドアが開いていたのを見て、

窓を少し開けたまま出かけていたことを思い出した。

玄関から部屋に入って仰天した。

部屋中、泥棒が入ったみたいにめちゃくちゃになっていて、

壁に掛けていた服やバッグが散乱して、どれもビリビリに裂かれている。

棚の上の置物やテーブルもすべて横倒しになって、

割れたり、破れたり、丸まったり、とにかくめちゃくちゃなのだ。


テーブルの上に置いてあったはずの、

数日前、北海道の友人からのお土産のカワハギの燻製が、

ビニールから引っ張り出されて無くなっている。

そして床に落ちていた一番の私のお気に入りのコートの上には、

何かドロドロしたものが。。。

「ひゃ、ひゃーー」

またしても悲鳴。

窓から入ってきたトラジマ猫が、

匂いで魚の燻製を見つけて全部食べてしまって、

その後、気持ち悪くなって暴れ回って吐いたたみたいだった。

全部食べたら、そりゃあ、苦しくなるよ。

テーブルに置いたままで窓を開けていた私が悪かったのか。。。



部屋中の片づけと幾つもの私物がゴミと化し、

なけなしで買ったお出かけ服も台無しになって、

(もうクリーニング屋さんを頼れなかった。。。)

どうにも悲しくなった。


でも一番悲しかったのは、

その日を最後に、

トラジマ猫は私の部屋に来なくなってしまったことだった。




猫と出会う、はまだまだ続く。。。

(追記;当時、自分の部屋は二階にあって、

このトラジマ猫とは他の場所で一度も見かけたことがなかった。。。

何故、私の部屋にやってきたのか、今も不思議でならない。)




by nazunanet | 2017-06-16 00:35 | | Comments(0)
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毎朝、毎日、遊びに来てくれるすずめさん。

ベランダに置いた水盤は、大きな植木鉢のお皿に水を入れただけ。

最初は小さな皿だったけれど、水をなんとなく入れておいたら、

冬の乾燥時期の水を求めて、ふらりと立ち寄った小鳥たちが、

ここには水があると覚えてくれたようで、

それから何羽も来るようになった。

ベランダの床にたまった水で水浴びしているのを見て、

もう少し大きい水盤にしてあげようと思って。

案の定、ちゃぷちゃぷお風呂のアヒルさんのように、

泳いだり、顔をつけたり、羽ばたきしたり、

たのしそうに毎日遊びに来るようになった。

スズメたちのオアシスを作れたみたいで嬉しい感じ。


でも、オアシスになっているのは私の方かも。

近隣の人の迷惑にならないように、餌付けだけはやらないように。

お水を提供するだけ。

飲み水とスズメ温泉。

ベランダで自由にのびのびと過ごす彼らを見ていると、

可愛くてたまらない。

あんまり見ていると、すずめたちが警戒してしまうので、

そんなに関心ないように装っている。。。

あと、天国のにゃんこ先生が

「スズメごときに籠絡されおって」と憤慨されそう。(笑)



でも、すずめさんたちが来ているときに、

洗濯しづらくなってしまって、

「どうしよう、いいお天気なのに洗濯できない。

雀さんたち、来てるしねえ。。。」と言っていたら、

ダンナさんに「かつては猫に遠慮し、そして今は雀にまで」と笑われ。。。

いかん、すずめの下僕に成り下がったらイカン。。。


そうそう、

にゃんこ先生に絶対に下僕化しなかったダンナさんと違って、

完全に猫下僕だった私。

そもそも、にゃんこ先生が仕掛けてくる戦いに、

わざと負けたふりをしてから、格下にされてしまったのだった。

どんなに子猫でも飼い主は戦いに負けてはいけない。

思春期のオス猫をおなかの上に乗せて可愛がってはいけない。(笑)

どれも自分が猫より格が下だと宣言するようなものだと

あとで知ったのだった。。。

メス猫は戦いを挑むかどうかは知らないけれど、

にゃんこ先生はそうだった。

戦いにわざと負けた日から、猫の下僕になってしまった。

それまでは一応、私を見上げる目がまん丸で可愛く従順だった。

その後は、目を細めて、ちょっと上から目線で私を見るのだった。。。(笑)



私の布団を完全に自分だけのものにするにゃんこ先生に、

仕方がなく譲って端っこの布団からはみ出しながら寝た私だったけど、

ダンナさんは「はいはい、どいて、どいて」と

アッサリにゃんこ先生を避けさせる。

でも、何故だかにゃんこ先生はダンナさんの方にメロメロだった。

ああ、解せない!とジレンマだったけど、

いつもツンデレでツンが多いくらいツレナカッタのに、

亡くなる直前、私の方にばかりゴロゴロくっついて、

ずっと川の字になって一緒に眠ったっけ。。。

にゃんこ先生式のサヨナラだったのかもね。


おっと、いけねえ、湿っぽくなっちまった。。。

今はスズメ達や近所の猫たちに心癒されているのかもね。。。


by nazunanet | 2017-06-12 15:11 | 日々のあれこれ | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


by nazunanet
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