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九品仏は自由が丘のそばで、この界隈もパン屋さん激選区でもあります。。。

九品仏の駅向こう(お寺とは反対方向)の商店街をいくと、

「Boulangerie NEUF9(ブーランジェリー・ヌフ)」があります。


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小さなパン屋さんだけど、美味しそうな気配!

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ヌフで購入したのは、洋梨(カスタードクリームとビターなカラメル)のデニッシュ、

その場でカスタードクリームを詰めてくれるコルネ、

リッチな味わいのブリオッシュとクロワッサン。

クロワッサンとデニッシュは、他店とパイ生地の層の食べ比べをしたいので買ってみた。

どれも美味しい。コルネの生地のパリパリ感といったら!!!

デニッシュもいい、クロワッサンも皮が限り無く薄い。。。

ここはお気に入りになってしまった。今度はバゲットや角食を試したい。

 

てくてく歩いて、奥沢へ。。。

九品仏から歩くと結構距離があったけど、

奥沢にあるバゲットの美味しいお店を目指して、テクテク歩いてみた。ヘトヘト。。。


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辿りついたのは、CUPID(クピド)というパン屋さん。

前回来たときも、家から電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、事前に予約しておいたパンを買いに行ったことがある。

予約したとはいっても、実際に行ってみて無かったら困るので、

念の為、行く直前に電話して前日に予約したものがあるかどうか確認してみた。

「ちゃんとお取り置きしてあります」の言葉に、ウキウキとお店に行ってみたら、

「実は御予約の商品を他のお客さんに出してしまいまして。。。」と平謝りされて。。。

(だから電話したのにーーー)と思ったけど、

仕方がないですよねー、とその時は違うものを買って帰った経緯あり。。。

今日は予約はせずにその場で好きなものをアレコレ注文して、ワクワク楽しみで店を出た。


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帰宅してウキウキと袋から出してみたら、

何故か注文した覚えのないパンが入っていて、

代わりに今日の一番のお目当てのパンが入ってないっていう。。。

ああーー。。。ホントに残念なキモチ。。。

残念がっても取替えに行けるわけもなく。。。

しょっちゅう行ける距離の店ではないので、たまたま、というか、

こういう時に限ってというか。。。

そういう御縁なんでしょうかね、と諦めるしかない。。。


気を取り直して、、、

店主の方がパリでクロワッサンを食べてパン屋さんに開眼したという

お店自慢のクロワッサンも賞味。

バターの香るリッチなクロワッサン。。。

サクサク、フンワリ、といった食感。

クロワッサンやデニッシュ系のパイ生地のパンを、

色んなお店のを食べ比べをしている、というか、

自分好みのパイ生地のパン屋さんを見つけようと思っていて♪


そういうのでいうと、

CUPIDも美味しいけど、

九品仏の”ヌフ”の繊細なパリパリした極薄の生地の方が好みかなあ。。。

左がヌフ、右がCUPID。


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CUPIDのバゲット、土日限定という石臼挽きという贅沢なものを買ってみた。

バゲットは普通のシンプルなタイプが好きだけど、

せっかくなので石臼挽きの粉のパンを味わってみようかなと。

噛むごとにしっかり滋味深いという感じ。

メゾン・カイザー系というか、”ICHI”や

駒場東大前の”Le・Ressort”のパンの風味にも似ている感じもする。

味わい深いパンなので、バターやスプレッドは必要ない感じ。


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その日のメニューは、猫の花屋の味の濃い野菜とチキンのソテー、

そしてニンニクのロースト。

バゲットに合う、合う。

それから、イチジクやクルミの入ったバゲットもとても美味しかった。

 

また近々九品仏に紅葉を見に来たときに、パン屋巡りをしに行こう。。。




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by nazunanet | 2018-11-20 22:24 | food | Comments(0)

11月も半ば。そろそろ紅葉を見たいと思い、都内の穴場の名所へ。。。

世田谷にある九品仏というところ。

駅近くにある浄真寺というお寺。

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小さな駅舎を降りて踏切りを渡って、すぐ目の前に参道が。

(駅は上下線の真ん中にあるので、改札を出ると踏切りのど真ん中。。。

間近に電車が走るのでちょっとドキドキ。)


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静かな参道を歩き、山門をくぐると。。。

(山門の額は『扁額 般舟場(はんじゅじょう)と書かれてあります。

”当山第二世珂憶上人の高弟珂慶上人の御筆で流麗雄渾な筆致である。

般舟とは般舟三昧の事でつねに行道念仏して現前に諸仏を見奉るを言う、

般舟三昧経三巻は弥陀経典中最古のもので浄土三部経と共に古来より

重ぜられている当山は院号を唯在念仏院と称し念仏の道場であり

参ずる人々に願往生の心を自然に発さんが為書かれたものである。”

と門横の説明書きがありました。。。)


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・・・・紅葉とは言っても、8割9割はまだまだ緑のもみじ。

日射しがよく当って、寒暖差がないと紅く色付かないので、

ずっと暖かいままの都内なので、紅葉もほんの一割くらいだった。

でも、ここは殆どがもみじとイチョウ。

鎌倉など名刹と違って、歴史も古いのに佇まいも静かで、観光客や参詣客も少なめなのがいい。。。

(しかも拝観料もない。。。)


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御堂の手すりに瑞雲の意匠。

瑞雲、やっぱり可愛い。。。


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九品仏の九品とは。。。(詳しくは調べてね)

下品下生から上品上生まで、極悪人から聖人まで、九通りの極楽浄土に至る有り様が説かれています。

極悪人とまではいかなくてもフツーの人間ならではの、

知らずのうちにしてしまっている行ないに応じての死後の行く末。。。

知らず知らずでさえも、道のり険しいことがあるならば、

故意のいじめやイジワル、ましてや悪意や悪事ならばどれほどか。。。

最初の山門を入ってすぐに、閻魔さまと脱衣婆の像の御堂もありました。

お寺の境内のすべてがワンダーランドというか、ちょっとした曼陀羅風になっているのかも。

山門に入ると(三途の川を渡り)すぐに、閻魔様のお裁きを受けて、

苦しみの中から南無阿弥陀と唱えることでみほとけの導きを受けて、

やがて阿弥陀如来の世界=極楽浄土へと至る、という。。。

とにもかくにも”南無阿弥陀”と唱えれば今からでも間に合います、

このお寺で阿弥陀様にお詣りしておきましょう、ということなんですかね。。。

 

地獄極楽思想は、恐ろしく、そして美しいものだけど、

お寺は清清しく、それぞれの御堂の佇まいも静謐で。。。

本堂の大伽藍の絢爛な御仏さまは圧巻。。。


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長く東京に暮らしていながら、ここに来るのは今日が初めて。

仏像を前に手を合わせていると、ふんわりした気持ちに。。。

それにしても居心地の良いお寺。


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裏手の霊園にはどんぐりや巨大なマツボックリがいっぱい。

都会の真ん中にありながら、喧騒とは懸け離れた静かな聖地。。。

もう少し時期をずらして紅葉を目指して再度来てみようと思う。

ここは穴場のパワースポットだなと思う。




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by nazunanet | 2018-11-20 22:13 | 日々のあれこれ | Comments(0)

藤田嗣治展にて

先月の終わりに、

やっと観覧できた藤田画伯の展覧会。

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活動期の年表を眺めながら、

戦前にパリへ渡り、絵画を学びながら模索していた藤田氏。

日本男子が一番生きづらい時代に、

パリで、画家として、芸術家としての活動を謳歌されてたんだなあと。。。

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当時の日本人画家の作品が、ゴッホ風だったり、ピカソ風だったり、

欧米の画家の作品の影響を色濃く受けてた画風が多い中で、

”乳白色の肌”という確固たるスタイルを表現し、

人気を博した日本人画家、藤田嗣治氏。

時代性や画風、キャラクターなど様々な要素が絡み合い、

戦前、戦中、戦後と、

日本からバッシングを受け続けた藤田画伯。

ついに日本を脱し、フランスに帰化したけれど、

その生活や制作活動の姿勢は、日本人気質に溢れるものだった。

渇望するほどの望郷の思いが、

パリ郊外の小さな農家での、

質素で清々しい暮らしぶりから読み取れる。。。



今だったら、当時ほどに世間から誹謗中傷されなかっただろうか。

・・・・どうかな・・・。

そういうのが、国を問わず、”世間の声”とされるものなのかもしれない。。。




迷いの中から生み出された教会のフラスコ画、

教会の模型、十字架像などの祈りのかたち。

でも、やっぱり一番好きだなと思うのは、

藤田画伯の描く猫たち、動物たち。

彼らの何と生き生き、ふさふさ、もふもふしていることか。。。

猫好きの浮世絵画家の歌川国芳のように、

懐の中に猫を入れている自画像もあった。

ワタシ的な好みとしては、

あの辺りの画風を、もっと究めてほしかったなあ。。。

でも、藤田氏の”迷いの中南米の旅”(勝手な私の感想)の中でも、

メキシコで描かれた”狐売りの男”の絵は秀逸だと思う。

紙に水彩で描かれたものだけど、

藤田作品の中では一番好きな絵かもしれない。


近年になってやっと再認識、再評価されたそうなので、

まだこれからの評価もどんどん変わっていきそうな気がする。












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by nazunanet | 2018-10-07 23:45 | art、 music,movie,etc | Comments(0)
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浅草雷門のそばの浅草文化観光センターの7階で開催中の

相馬紳二郎さんのグループ展に行ってきました。

今日は久しぶりの鋭い暑さが戻ってきて、

雷門前の交差点は外国人観光客と、

人力車のおにーさん達でごった返していて、

日差しがジリジリと肌に痛いくらい。


観光センターの7階で開催されている五人の靴職人による展示会。

どの職人さんも個性的で、面白い作品が並んでいる。

7年ごとの開催の五人展は今年で三回目。

前回から七年も経ってるんだなあ。。。


2008年の千葉のアースデイで相馬紳二郎さんの展示を拝見して以来、

ショルダーバッグやベルト、革座布団などをオーダー。

メンズ色が強い相馬さんの靴だけど、

サンダルは男性女性を問わず人気の品。

いつか注文してみたい。

ハイカットシューズも相馬さんならではのデザインと味わいがある。

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ネパールの手すき紙に写真を貼ったカタログ、

旅の相棒を務めてきた風雨にさらされたバッグ、

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仕事道具が無造作に置かれている風情、

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展示スペースの僅かな中にも相馬さんのセンスに溢れている。

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ご自身の靴。

履き込まれてクタクタになった味のあるハイカット。


靴底に廃品タイヤを使うのもオリジナル。

鞄や財布やトタンのチリトリや皿など、

唯一無二の物づくりをされている。


鞄や財布はワタシも同業なのだけど、

クラフト市や展示会へ行っても、

最近は同じようデザインのものに思えてしまって、

使ってみたい、欲しいと思う機会が殆どない私にとって、

相馬さんの作品はどこにもないもの。

ぜひ手にしたいなと思ってしまう。

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初めて作品の展示を見たときから、

誰のマネでもないオリジナルを追及されている

物づくりの姿勢や暮らしかたなど、

とても尊敬している作家さんです。



明日9日までだけど、是非一度見て頂きたいなと思う。。。

浅草文化観光センター7階
03-3842-5501

展示は10時から18時まで。


(今回、連れて帰って来た作品の写真はまた次回載せます。。。)



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by nazunanet | 2018-09-08 21:17 | クラフト | Comments(0)
HPのニッキに、オーロラシューズのこと、

そして修理に出したことを書いていた。。。


代官山のsunshine+cloudでモスのWest Indianを買ってから、

ゆうに15年は経ってると思う。

あまりに履き良くて、その後も色違い、カタチ違いでそろえてきて、

これがないと街歩きができないくらいのお気に入りに。

右足拇指の関節に古傷があるので歩くと痛む。

でも、オーロラを履き始めてから長時間の街歩きなどなんともない。

けれども日々の酷使でかかとが随分とすり減ってきた。

それで以前、散策中に感じの良さそうなシューリペアのお店を見つけたので、

先週、修理に出してみた。

造りと見た目に特徴&特長のあるオーロラシューズ。

場所柄、この靴のことをきっとご存じだろうと思ってたけど、

あまりご存じないようだった。それがちょっと不安でもあったけど、

スニーカーのソールも豊富にありますとおっしゃってたので、

お願いすることにした。

そして先日、修理が出来上がって、早速お店から家まで履いて帰ったら。。。

あれ、あれ???

ソールのすり減ったかかとのところを継いで修理した部分が、

足裏を通してハッキリわかるくらいの違和感がある。。。

ソールそのものの硬さの違いが、こんなに判ってしまうなんて。

その後、数日を掛けて試してみたけど違和感を顕著に感じてしまう。

大事に履いてたのでちょっとショック。。。

(そうか、オーロラの履き心地の良さは、ソールの柔らかさが大きいんだ。。。)

オーロラシューズで使われているのは、Vibramソール。

「このソールはありません」と言われたときに気づいてたら良かったけど。

ここまで大きな違いが出るとは思わなかった。。。

同じソールで修理ができるかどうかがすごく大事なんだってことを、

改めて実感。。。



15年も日々履いていたオーロラシューズ。

多分、普通の接着剤で仕上げるような靴だったら、

ここまで持つことはないかもしれない。

糸でしっかり縫ってある製法の靴は、手入れ次第でとても長く履き続けられる。

いつも帰宅したら靴底の汚れをブラシで落とし、

革全体もブラシをかけ、時々オイルやワックスで磨いたおかげで、

これまで一度も修理に出すこともなく履き続けられた。

足にしっくり馴染みすぎて、

違和感をより感じてしまったのかもしれないね。。。

もう少し履き続けてダメそうだったらソールを取り換えてしまおうと思う。

でも、今度修理に出すときは、

Vibramソールがあるかどうかがお店を選ぶポイントになることは間違いない。

あと、職人さんがオーロラシューズを知っているか、どうかも大事。

接着剤じゃなくて、縫ってくれるところでないと。。。

希望を言えば、その靴が好きだったり、

その履き心地の良さを実感されたことがある職人さんだったら最高だけど。。。

見た目だけじゃなく、靴は本当に履き心地が一番大事。。。

本当に勉強になりました。







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by nazunanet | 2018-05-25 15:37 | 日々のあれこれ | Comments(0)
先月、散策中に見つけた白い花。

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花の感じが蛇イチゴに似ているなあ、と。

同じ道を歩いていたら、一面にびっしりと。。。

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こんなに真っ赤な野イチゴ。

幾つか摘んで持って帰った。

調べてみたら、これは蛇イチゴじゃなくて草イチゴ。

蛇イチゴは花が黄色いのだそうで。

食べられるけど美味しくない、ジャム用と書いてある。

洗って食べてみた。(笑)

確かに、みずっぽくて甘い味が殆どしない。

でも、こういうの、可愛くてたまらない。。。



夏のような日差しと暑さで、

道々の植え込みに満開だったツツジやサツキが無残に散っている。

紫陽花はやっと花芽が出始めたところ。

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もうすぐ、もうすぐ。。。






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by nazunanet | 2018-05-04 23:08 | 日々のあれこれ | Comments(0)
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戦前の写真芸術を見る。

展示されているのは、内外の作品。

風景や商業写真や人物など多彩。

デジタルカメラが主流の今、こうしてフィルムに焼き付けられた写真を見ていると、

やはり「芸術写真」という言葉が沸き起こってくる。

「アート」じゃない。「芸術写真」。。。

陶磁器の焼き物のように、登り窯の炎をくぐって生み出されるように、

フィルムやガラスに光によって焼き付けられ、

化学薬品や銀の液体をくぐり、現れ出る画像。

それは時間や光や化学反応や手の仕事を通って、

意図せず偶然に生み出されるものでもある。

あとで修正や加工が可能な現代写真において、

この時代の写真は絵画と同等の価値にもなってくるんじゃないのか、と思ったりも。

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展示会場の外の2階に、置かれていた”携帯暗室"

"portable Dark room”という。1877年 明治10年頃のもの。

制作者は不明。上野彦馬旧蔵 長崎歴史文化博物館の所蔵とある。。。

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手製の金属を溶接して作った箱には、布団や夜具に使われていたと思われる古布が。

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この布をすっぽり身体ごとかぶって、

暗闇の中で手さぐりで現像やプリントやしていたのだと思う。

よく作ったなあ、と感心してしまう。

ところどころの継ぎはぎは写真家の奥さんが施したのかな、と想像したり。

こういうものが現存しているのは実に面白い。。。






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by nazunanet | 2018-05-04 22:53 | art、 music,movie,etc | Comments(0)
イタリア旅行のあとは、フランス・パリへの旅もオリンパスを伴って。

パリは朝市で買い物したり、

朝一番でバゲットを買いに行ったりしたかったので、

ホテルではなく、憧れのアパルトマンを借りての旅。

毎日マルシェやスーパーで買い物して台所で食事を作っていたので、

夕方になると、「市場が閉まるから早く戻らなくちゃ!」と、

ちょっとせわしなかった。(笑)

でも、市場で地元の人たちとの会話も楽しくて。

パリの人達はイジワルだと聞いていたけど、皆とても親切だった。

泊まっていたのはサンジェルマン・デ・プレのアパルトマン。

裏にはサン・シュルピス教会があって、

ちょっとしたミラクルな出来事も。。。(それはまた今度に。)

フランスかぶれしていた頃だったので、

念願のパリ旅行に鼻息も荒かった。(笑)

もう言うこと無しの旅だった。

朝一番のバゲットやクロワッサンを買って、カフェオレを作る。

まさに絵に描いたようなパリ生活の毎日だったけど、

旅行したら一気にフランスかぶれの熱がパタリと収まった。。。

日本で長らく想像していた憧れの都・パリでは全く無かった。。。

当時のパリの若者たちは、誰もかれもがアメリカかぶれ(?)していて、

可憐でおしゃれなパリジェンヌなんていなかった。

信号無視の車を足で蹴飛ばして歩くパリジェンヌ。

カフェで座っていると、そんな旅行客の舶来もののタバコをせがむ女の子たち。。。

そんな光景を目の当たりにして、私の長年の”パリ幻想”が幕を閉じて、

やっぱり日本が一番お洒落で女の子も可愛くて、

街もお店もトイレ(ホントに!)も、どこもかしこも美しいと、

日本の良さがはっきり見えてしまった。


ずっと子供の時からヨーロッパで暮らしたい憧れがあったけど、

いやいや、暮すのは日本が世界で一番じゃないのかな、と。

淡い憧れはさっぱり消えて無くなってしまい。。。

アンティークな建物のアパルトマンは、

お風呂のお湯をちょっと多めに使っただけで水漏れして、

階下のレストランから「ノン、ノン!」と大激怒されて、

部屋のオーナーに修理を頼んだら

「すぐ修理に向かう」と電話で言っていたのに、

来たのは3日後。。。

「すぐ」というのは日本と外国じゃ、こんなに時間差があると知ったショック。

水回りもサービスも、やっぱり日本が一番なんだなと。。。


でも、でも。。。

やはり、日本にはない魅力がある。。。

やっぱり捨てがたいパリ。

やっぱり、日本の当たり前のようにある便利さの他は、

何もかもがあるのがパリ。。。

また暮すような旅をしてみたい。



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これはベルサイユ宮殿での一枚。

モノクロームの濃淡は、デジタルカメラでは出せない色。。。



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by nazunanet | 2018-05-04 02:31 | 旅と街歩き | Comments(0)
先日、富士フィルムがモノクロームフィルムの生産を終了したという。

富士フィルムの他にもフィルムは作られているけど、

無くなっていくんだな、とちょっと感慨深いニュースだった。

子供の頃、父親が持っていた一眼レフカメラーオリンパスOM1。

それを譲り受けたあと、大人になってもずっと使っていた。

さすがに経年でレンズ内部がカビで劣化してしまったのちには、

ダンナさんが譲ってくれた同じ機種のカメラを旅先に必ず携帯。

そしてフィルムはやはりモノクロームで。

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旅先で撮影しても、デジタルと違ってどんな風に撮れているのか、

現像してみないと分からない。

カメラ屋さんでネガを受け取るときのドキドキ感。。。


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自分でフィルムを印画紙に焼き付ける。

空を少し焼き込む、黒をぐっと締めるなど、

撮るだけでなく自分でイメージ通りに仕上げていくのが魅力だった。


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イタリア・ローマに滞在した際、

ナポリとポンペイにバス観光へ。

途中、バスの運転手さんが高速で何度も居眠り運転しているのに気づいたときは、

かなりの恐怖だった。。。

ポンペイは写真を撮るのに夢中で、

せっかくガイドしてくれた人の話しも上の空。。。


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イタリアはどこへ行っても、絵になる、というか写真映えする。。。

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カラーも一応おさえておく。。。

今は観光客でごった返しのスペイン広場だけど、

当時は静かな風景が広がっていて、

コロッセオの中は地域猫たちがわんさか。

イタリアは人は勿論のこと(嬉)、

猫たちがとても人懐っこい。(笑)

ローマでもトスカーナでも、自由猫たちが肩によじ登ってゴロゴロと懐いてくれる。

連れて帰りたくなるほどに。。。


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トスカーナの小さな町、アッシジ。

フランチェスコ修道院で有名な中世のままの町。

静かな石畳の小路。

聖フランチェスコも思索しながら歩いたのだろうか。。。



昔、F・ゼッフィレッリ監督の「ブラザーサン・シスタームーン」を観て、

一度行ってみたかったアッシジのフランチェスコ修道院。

ジオットのフレスコ画が見事だった。

その後の大地震でひどく損壊されたけど、修復されたということで安堵。。。

フランチェスコ修道院と向き合うように、

一本道の奥にはセント・キアーラ女子修道院が。


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眠るように横たわる聖キアーラ(クララ)の美しかったこと。



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通りにある古いステーショナリーのお店の風情や、

カフェやレストランのこじんまりとした佇まい。

喧噪の都市ローマよりもアッシジに滞在したかったと思ったほど素敵なところ。


イタリアは、すべてが素晴らしく美しい国。

どこを切り取っても絵になるけれど、

また旅することが出来たら、

フィルムカメラを持っていって、

一枚一枚、じっくり撮影したい。

そして、また自分でプリントして仕上げてみたいと思う。。。




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by nazunanet | 2018-05-04 02:26 | art、 music,movie,etc | Comments(0)

地域猫、風雨の中で。

二、三週間前に見かけたときは、
丸々して、毛艶も良くて、
ごきげんのていで、毛づくろいに熱中しているところだった。
いつものように名前を呼ぶと、
こちらを見て、ゆっくりとまばたきを返してくれた。

寒かった冬が終わって良かったなあ、と思っていた。

でも、その後から急に寒の戻りが激しくて。
次に近くを通ったときに、いつもの場所を見に行ったら、
晴れた日には毛づくろいしていたお気に入りの場所に、
黒っぽいタオルが落ちているだけ。
どこかに地回りに行ってるのかなと近づいてみたら、
平たいタオルだと思っていたのが地域猫だった。
「まさか!」と更に身を乗り出すと、ただ眠っているだけだった。
呼びかけにも顔をあげることなく、静かに眠っている。

私のことは”知った顔だ”と認識してくれてるけど、
あまり近づくといつも警戒して逃げようとする地域猫。
弱ってる時にそんなことをしたら体力を使ってしまう。
そんなわけで離れたところから見守っていた。

その後、お世話係の方に会ったら、
「どうも風邪をひいたみたいなの」と。。。
鼻がつまって呼吸しにくいらしい。
「もう12才にはなるからね。。。」とちょっと寂しそうに。

私はにゃんこ先生のことでペットロスになったことがあるので、
そういう話しを聞くと、チョイとつらくなってしまう。。。

「でもね、ご飯はちゃんと食べてるから、まだまだ大丈夫」
そんな風に言っていたので、ちょっと安心なキモチもあった。

今日、近くまで来たので地域猫の縄張りへ行ってみたら、
いつもの場所で地域猫が寝転んでいた。

元気になったみたい。

この間のような平たいタオル状態じゃなかった。
まだ毛艶は戻ってないけど、起き上がって毛繕いをしている。

なんという強さ。。。

一番最初、植え込みの中で佇んでいる猫を見つけたときは、
飼い主に置き去りにされたのでは、と思った。
ずっと同じ場所で待ち続ける忠犬ハチ公のように、
木の根元にお狐座りで来る日も来る日も佇んでいた。

男の人が通りかかると、甘えたような声で近づいていく。
でも、女の人には近づかない。
飼い主さんが男性だったのかなあ。。。と

それが数年前のこと。
まだ我が家のにゃんこ先生も健在だったとき。

保護して里親を見つけた方がいいんじゃないか、と最初は私も思った。
で、にゃんこ先生のご飯を失敬して、
何度かゴハンと水を持っていったりしたけど、
見知らぬ私を警戒して逃げてしまうばかり。(笑)

お世話係の人と一緒にいるときは撫でさせてもらえるけど、
独りで地域猫のそばに行くと、「シャー!」と怒られる。
でも、それでいい。
巷には色んな人がいるから、誰でも懐いてくっついていったら危ない目に遭う。

動物写真家の岩合さんが「自由猫」と呼ぶように、
彼は立派な自由猫。

彼は本当にすごい。
過酷な夏や冬、雨、風、雪を耐えて、
自由に飄々と生きている。
誰の束縛も、部屋の中に閉じ込めておくこともできない。

子猫の時代からお世話されてる方々がいて、
毎日、朝から昼、晩、そして夜中も、
天気が悪い日や寒い日は夜中に何度も避難場所を作ってやってる。。。

私などは時々、地域猫の姿を見かけるくらいの傍観者にすぎない。。。
そんなだから、勝手気ままにご飯をあげたりして、
近隣の迷惑になるようなことはしない。
いつもお世話している方々の邪魔をしないように、
彼が少しでも自由にのびのびと生きていけることを望む。
でも、見かけたら、愛情を示したくて名前を呼ぶ。
そしてちゃんと呼びかけにまばたきで返してくれる地域猫。

今日は会えてホッとした。

もうちょっとゆっくり休んで、元気になるんだよ。。。





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by nazunanet | 2018-04-16 17:16 | | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


by nazunanet
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