留め具製作 いろいろ

留め具をいろいろ彫る。

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写本から活字印刷についての書籍の中で、

14世紀末のパリの印刷工房のプリンターズマークが良い感じだったので、

留め具にしてみようと思い立った。

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日本の古来からある紋様も美しいけれど、

中世の西洋の紋様、デザイン、宗教美術や装飾も素敵なので、

自分のデザインに落としこめていければと思う。


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by nazunanet | 2017-04-10 11:52 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)

留め具を製作

留め具を手彫りしているのだけど、

「これも手作りなんです」と言っても、

私自身が作ってるとは思わない方もおられたので、

一応、ちゃんと自分でゴリゴリ作ってますよと、

メイキングもお見せしようと思い、写真をアップ。

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出雲の木材屋さんから板状で仕入れた古い山桜の材を糸ノコで切り出していく。

ゆうに30年以上は乾燥された材なので、木目が詰まっていて非常に硬い。

かぶせ用の前飾りの留め具や革紐につける留め爪など様々な大きさに切り出す。

幾つも切り出していると二の腕がパンパンになってしまう。

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かぶせ用の前飾りの留め具をつくる。適当な大きさに糸ノコで切って、

大体の形を書いておく。

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彫刻刀の平刀で大まかな輪郭を削り出していく。

以前までは手袋と革のプロテクターをがっちりつけて彫っていたけど、

最近は加減が慣れてきたので指サックだけで彫る。時折、白木綿の手袋をはめたりもする。

分厚い手袋だと彫りづらくて。

彫刻刀は平刀でなんでも彫る。左や右の印刀もあるけれどこれが一番使いやすい。

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今日は網代網の模様を彫る。

見当の下絵をおおまかに書いておく。

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網代網の模様を彫ろうと思ったとき、簡単だと思っていたら甘かった。

普通にエッジを彫っていくだけだと市松模様になるので、短冊の格子を彫ってから、

網代網になるように要所要所に凹凸の見当をつけていく。

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格子模様にならずに、網代網模様になったかな。

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細かな彫刻刀で網目の部分を立体的に彫り込んでいく。

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かぶせに留めつける糸を通す穴を開けて。

あとは数段階の紙やすりで磨いて仕上げていけば、

完成。。。



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by nazunanet | 2017-03-08 16:40 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)

瑞雲のカタチ、いろいろ

手仕事屋さん、薺nazunaです。

袋物屋さん、と銘打っているけれど、

薺nazunaを始めたキッカケは、木彫遊び、なんです。

木彫で留め具を作ったのがキッカケで。。。

「これを何に使ったらピッタリ合うかなあ。。。」と探しているうちに、

日本の麻や木綿、絹の古布に辿りつき、

現在に至る。。。

独学我流の木彫は牛歩のごとく歩みですが、

彫るのが楽しくてしようがない。

今はユーモラスな雲、瑞雲のカタチに夢中。

これまで彫った瑞雲あれこれ(ごく一部。。。)

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by nazunanet | 2016-03-21 23:40 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)
最近、布と布、留め具のカタチ、とんぼ玉など、

色んな素材をあわせるときに、

うろこ尽くしや兎つくし、

縞と格子や刺し子合わせなど、

さまざまに、

自分なりの「物語り」を作りながら仕立てていると、

どうしても一つのピースが揃わない、、、というときもあったりして、

そんなときは大渋滞になってしまってます。



猫好きでもあるので、猫をモチーフに何か面白い趣向になるものが出来ないかな、

と随分前に彫ったものの、長いことお蔵入りになっていた猫の前飾り。。。

やっと言葉遊び、物あそびが揃ってきたので、

やっとやっとで日の目を見ることに。。。

自分の趣味趣味で作っているので、

気に入った方が現れれば良いし、

お嫁入りできなかったら、出来ないで、葛篭の中で眠り猫になっておけばよいし、

とウキウキ気分で仕上げにまい進しております。。。
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by nazunanet | 2016-02-23 23:39 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)
蛇腹式とは薺nazunaオリジナルの小物入れのこと。

アコーディオンウォレット、ギャルソンウォレットととも呼ぶものですが、

パリでカフェのギャルソンが使っていた財布を手に入れて、

それを手本にして布製で仕立てたものです。
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ゴリゴリ麻ともよばれる津軽南部の麻を、

蛇腹式長財布に仕立てました。

かぶせの蓋の前飾りは薺nazunaでお馴染みの瑞雲ですが、

吉兆の瑞雲の中から、今回は龍雲を彫ってみました。

雲は渦(うず)の表れで、渦は宇宙の銀河、大気、水の流れ、

そしていのちの形(DNA)にも表されるもの。

美術工芸の世界で、時に龍は雲に見立てて表現もされます。

大きなエネルギーを蓄えた雷(イカズチ)を伴う龍雲です。

かぶせの前飾りは龍雲なので、龍の姿は隠れています。

どこにあるのかといわれれば・・・

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内側のポケットに、稲妻の光に照らされた勇壮な龍の姿を見ることが出来ます。



黒に近いほど濃く染められた藍の布を黒雲に、

縞の麻を雨に見立てて、前ポケットには藍の算崩し紋様の木綿布を。

龍に崩されてしまった算木(和算や占いに使う木の道具のこと)、と掛けました。

 

江戸期に流行った莨入れ(たばこいれ)の、

根付や前飾りや布の合わせの遊びを真似て。

龍雲をモチーフに渋い取り合わせにしてみました。
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by nazunanet | 2015-02-28 00:12 | 小物入れ | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


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