悪質タックルで問題になった日大アメフト部のこと。
ケガをさせた選手が行った謝罪会見。
当時の状況、自分自身の心理状態も、
質疑応答も真摯に全て受け答えして、
行ったファウルはひどいものだけど、
当事者の誰もが逃げ隠れしたい(している)ような状況の中で、
たった一人で堂々と、
なんと立派な青年なんだろうと感銘を受けた。
あんな風に正々堂々と謝罪する勇気と姿勢は、
誰もできるようなことじゃない。。。
正直に語る姿にすがすがしいものさえ感じて、
どうか、彼がアスリートとしてまた復帰できる機会が持てるよう、
将来の道が閉ざされてしまわないように願うばかり。
真面目にやってきたからこそ、
追い詰められて、故意のファウルをやらなくてはいけないとまで、
思いつめたんだろう。。。
高校時代の恩師や、
生徒が話すことさえできないくらいの天上の高さにいる監督に、
彼の純粋さや正直さを良い方向で使ってほしかった。
ピュアな選手たちを大人の汚れた手腕で、
自分たちの思い通りに使わないでほしいと思った。
ずっと試合や練習にさえも出さないと命令して、
承認を与えないで、ずっと無視して、
あるとき、突然承認して認めることで学生らを意のままに操ろうなんて。
指導するのではなく、成長させようという気もなく、
思い通りに動かすための駒として若者や部下を使う人間。
そういうのは、今回のアメフト部だけでなく、
学校、会社、どこの組織にでもいそう。。。
口応えできない上下関係、目下の者からの「尊敬」を、
そんな手段に使ってしまう大人。。。
これまで大学の進路やクラブでの立ち位置、
また今後の卒業後の将来をも託す相手からの、
厳しい指示通りに、
口応えも出来ずにファウルしてしまったことは誰の目にも明らか。
どうか、寛大な措置にしてあげてほしいと思う。。。