「まだ若くて青臭いね」などと言いつつ、炒めもののスパイスに使って、
「美味しい、美味しい」って言って喜んで、
ベランダの草花に連日暑いから水をやったり、
スズメ達のプールを毎日洗って、
スミレの種を収穫するためにプランターをあちこちサヤを探したりしているのに、
全然気がつかなかった!
いやいや、気がつかないわけがない。
だって、絶対に昨日までは何にもなかったんだから。
種から育てて22年目のサボテンがこんなことになってたなんて!
お昼ご飯を食べながら、いつも時々ベランダを見やる。
スズメたちが大騒ぎで遊びに来ては、水盤で水遊びする姿が可愛くて。
今日もちらちらっとスズメ達を見ていたら、
ベランダの角のサボテンの上に何かあるのがレースのカーテン越しに見える。
(なんだろう、スズメがサボテンに留まってるのかな。。。)と、
カーテンをそっと開けてみてビックリ!
本当いうとびっくりどころの騒ぎじゃない。もうちょっとしたパニック。(笑)
サボテンは1メートルくらい長いタイプのもの。
頭頂部に近い部分からニョッキリとズッキーニのようなものが出てる。
ズッキーニ、改め、サボテンの花茎の根元から全体で23cm。
花の部分だけで13cmもの大きさ。
これはたった一晩か数時間で伸びて来たものとしか思えない。
だって、昨日もずっと何事も無かったんだもの。
部屋からよく見えるようにと鉢を回して観察開始。
正午過ぎからだんだん蕾みがふっくらとし始めて、
夕方には花びらが解けてきた感じに。
日が落ち始めた頃、花が咲き始めた。
(これはストロボで撮ってみた)
いわゆる、逢魔ケ時にどんどん花が開き始めて。。。
美しい、というか大迫力です。。。
月夜に咲いた直径13cmのサボテンの大輪。
朝には花が閉じてしまい、翌日、夜になったらまた咲くかな、と思ったけど、
咲かないまま。。。
翌々日の朝(22日)もこんな感じで蕾と茎の勢いが無くなっているような感じ。
花芽の膨らみも失われつつあり。。。
たった一晩だけの花だったなんて。
文字通りに、真夜中に咲く花だった。
なんと神秘的な。。。
あれほどの巨大な花を咲かせるのはどれほどのエネルギーが必要だったろうか。
種から育てて22年。
にゃんこ先生がやって来たのと同じ頃に、
恵比寿にかつてあった『サボテン相談室』というお店で種を購入。。。
種から芽が出るのも時間が掛ったっけ。
いつまでも出て来ないから不安になったけど、
ある日、双葉がちょこんと出て。
サボテンも最初は双葉なんだあ、と感激したっけ。
途中、不慮の事故(?)で真ん中からポキっと折れてしまったことあったけど、
折れた部分を捨てずに、そのまま根元に切り口を下にして土の上に置いておいたら、
どんどん根っこが出て、本体と変わらないくらいに成長。
そして、令和元年6月20日に開花。
開花まで20年以上もかかったわけで、
今度はいつ見ることが出来るかなあ。。。
今日の雨でますます花がしおれていっているので、
このまま花は朽ちてしまうのかな。
種は出来るのか、どうか。。。
(花が終わったら摘取るのがいいというけど、どうなるのかを見届けたい。。。)
22日(SAT)の今日は、ちょっとサボ花ロスです。
サボテンの根元に住み着いたスミレが、季節はずれの花を咲かせました。
ほんのり芯の部分が薄紫色で、可憐な花。
春にたわわに咲き誇る頃には、顔を
プランターに近付けると香しいスミレの香りでいっぱいになる。
その季節が待ち遠しい。。。
ときに、
このサボテンの背丈は1メートルくらい。大きく育ってくれました。
一度不幸にも、ぶつかってしまい、真ん中辺りでボッキリと折れてしまったけれど、
折れた部分を根元の横にズンと立てて(画像の奥にちょっと映ってる)、
しばらく普通に水やりしていたら鉢に根付いたようで、
枝葉(というのかな?)も出てきて普通のサボテンになっていった。
(画像&記事を追記)
折ってしまった時はかなりショックだったし、見た目も可哀想だったけど、
折れたところの傷口は次第に塞がっていって、そのうち通常の見た目に戻っていった。
もう折れた部分がどこだったか分からない。
普通の樹木だと傷ついた箇所は残るものなのに、
サボテンはまるで人間の皮膚が治癒していくように、
ゆっくりと綺麗な緑色の素肌(!)を回復させてゆく。。。
なんという生命力!
(サボテンのいきさつは以前ニッキにも書いたけど、もう一度。。。)
20年くらい前、当時、恵比寿に”サボテン相談室”というサボテン専門店があった。
そこで袋入りで売っていた数粒のサボテンの種。
「サボテンの種なんて珍しい」と買ってみたのがはじまり。
どんなコが育つかはお楽しみということで、鉢に種を撒いて水をやり、
芽が出るのを今か今かと待ち続け。。。
アボカドの種を埋めてから芽が出て来るのと同じくらい、結構長く待ちました。。。
サボテンの最初の芽は普通の植物同様に双葉の葉っぱが出て来た。
その後、双葉の真ん中から、サボテンのトゲトゲのついた芽みたいなのが伸びてきて、
そこから小さな小さなサボテンの赤ちゃんが誕生!
そこまではどの種類も同じだった。
ひとつは長く大きく立派に成長する上記のサボテン。いわゆるサボテンとしてメジャーなカタチの。
もう1つは、子猫の頭ほどの大きさの丸い小さなサボテン。
あとの3つは、何本ものトゲトゲの枝(?)が、うねうねとのびるタイプの。
まるでレゲエのレジェンドでありカリスマの
ボブ・マレー(マーリー?)のドレッドヘアのような。
今年で21年目。大きさも形状も全く違うけれど、同い年。
(一つの細胞から分裂して生まれた妖怪人間ベム&ベラ&ベロも
見た目は違えど同い年。。。笑)
サボテンは長く育てているけど、何とも不思議な植物だと感心してしまう。
ドレッドのボブ・マリー的サボテンも、窓に挟んだり、
鉢を動かしたときに過って千切れてしまったり。
でも、千切れた部分を鉢の中にポンと置いておいたら、
表面からひげ根のようなのが出て来て、
土の中に入っていって、本体と合体してちゃんと枝葉をつけて成長している。。。
最初の頃は室内で育てていたけど、
大きくなってきたのでベランダに置くことになって、
冬の時期は室内に入れていたけど、そのうち真冬でも外に出しっ放しに。。。
さすがに真冬は、ちょっと色が変色したりもして心配にもなったけど、
暖かい季節になるとまた復活してきて、今も元気に育っている。
サボテンをよく枯らしてしまうという人がいるけれど、
よっぽど水をあげなかったのかも。。。
荒れ地や砂漠に生息する植物だから水はあげなくてもいい、
なんて思うのは大きな間違い。
砂漠は寒暖差の大きい土地なので、自然と朝露が生まれるので水は湧く。
大自然の中で大地に根付いているのと、
小さな鉢の中では得られるものが全然違う。
室内で水をあげないなんて、ホントにカラカラになっちゃうから可哀想。。。
夏場は結構、水をたっぷりと与えている。
サボテン用の土は水はけが非常に良いので、
夏場で乾燥している時は下から水が流れていくくらいあげないと。
太陽と水の豊富な夏場に、ぐんっと一回り大きく成長していく。
ちゃんと水と日光を与えてあげれば、いつまでも丈夫で、
驚嘆の性質を見せてくれるから面白いことこの上ない。
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