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前回のフィレンツェの記事を読んでいて、
ふと、思い出した。
不可思議で、恐ろしくも妖しく、
美しくもあった夜のこと。。。
(ご注意。ちょっと怖いかもしれないので。。。)

旅行に行くときは、その間、友人夫婦がにゃんこ先生を預かってくれていた。
臆病な大きい猫の面倒を快く引き受けてくれていたので、
2週間弱の旅を満喫できていた私たち。

でも、長くにゃんこ先生と離れ離れになるのが寂しくて、
行きの飛行機の中でも「今頃どうしてるかなあ」とそればっかり。。。

当時、今のような格安航空もなく、
一番割安だったのがアリタリア航空。
ボロボロな状態でも飛んでいたのも有名で。
壁のコンセントからコードが出っぱなしとか、
映画を観たくてもイヤホンが壊れて使えない、
上の荷物入れの蓋がちゃんと閉まらない、などなど。。。
でも、一番格安だったので文句は言えない。

ミラノからフィレンツェへの国内線の乗り継ぎで何時間も待たされて、
ようやくフィレンツェの郊外にある空港へ到着したのは、
日をまたいだ未明の真夜中。
ラゲージエリアでトランクを手にした客が、
次々と猛ダッシュで出口へ向かって走っている。
「なになに~?」
何事かと思うほどの勢いに、私たちもワケも分からないままに
トランクを引きずりながら猛ダッシュで彼らの後を追う。
出口にはタクシーが待っていて、
次々に走っていった客はタクシーに乗り込んでいく。
あっ、もう一台しかない!
後ろから迫ってくる年配のおじさんを振り切ってタクシーに乗り込んだ。
「旧市街まで」とホテルの住所と地図を見せる。
タクシー運転手はイタリア人タレントのジローラモ氏にそっくり。

携帯を片手に猛スピードで運転。
前の車との車間距離は数十センチといった具合。
恐怖で凍り付く私とダンナさん。
そんな状態でも片時も携帯を離さず、
「プロント、プロント」とずっと早口でおしゃべりに熱中。
自分がイタリアに住むとしたら、こんな人達と運転を競いたくない。
ここでは運転なんて絶対にできないと思った。(笑)

電話でのおしゃべりに夢中のジローラモ(?)だったが、
スムーズに迷うことなくホテルまで連れて行ってくれた。
ホテル入り口に荷物を運んでくれて、
建物を見上げ、「メディチ、ヒュ~~」と口笛を吹く。

「チャオ~」と陽気に去っていくジローラモのタクシーを見送り、
ホテルへ入っていく。
入り口は狭く、建物的にも大きいわけではないけれど、
中へ入ると奥行きがあるホテル。
内装は新しくなっているとはいえ、
中の造りは確かに中世からの歴史が感じられる。

ルネサンス期にフィレンツェを治めていたメディチ家の
邸宅の一つだったと旅行会社のホテルガイドに書いてあった。。。

でも、そもそも、このホテルに泊まる予定ではなかった。
旅行会社に飛行機のチケットとホテルの予約だけをお願いして、
ホテルのリストから第一候補から第三候補を選んで担当者に渡した筈なのに、
決定事項として出てきた書類に、選んでないホテル名が書いてあった。

「あの、ここは選んでないですけど・・・?」
と尋ねたら、担当者が突然声を荒げて、
「ここしかないんで、ここでお願いします!いいですか!」
と何故か怒っている。。。
「は、はあ。。。」
と私たちはあまりの勢いにキョトンとしたまま。
まあ、そこでもいいんだけど。。。
というわけで、半ば強引な感じでそのホテルに滞在することになった。

旅行は好きだけど、私もダンナさんも団体旅行が苦手。
短い日程の中で時間を小刻みにあちこち大急ぎで巡るよりは、
一か所滞在型が好き。
その街に暮すように旅をしたい。
なので、エアチケットとホテルの予約だけを旅行会社に依頼して、
やって来た花の都”フィレンツェ”。

空港からのタクシー争奪戦が恐ろしかったので、
ホテルまでの送迎も予約しておけばよかった、と思いつつ。。。
チェックインしたのは真夜中で、
レストランもカフェやバールも閉まっている。
夕食もありつけないで空腹のままだったけど、
もうクタクタで、すぐにベッドで就寝。。。

と、真夜中、ふと目が覚めた。
真っ暗な中で妙な気配が部屋中に漂っている。
「なんか怖いよ~」
と隣のベッドのダンナさんを見ると、
ぐっすり眠っているけど、うう~ん、うう~んとうなされている。(怖)
起き上がって彼を起こそうとした時、
突然、金縛りになって全く身動きが出来なくなった。

声を出そう、起き上がろうともがいている間に、
部屋の空間という空間に、中世の貴族の人たちがびっしりと出現。
あまりの光景に驚いてビビッていたけど、
(真っ暗闇で見えない筈なのに、カラフルなドレスや衣装が綺麗。すごい。。。)
などと何故かマジマジと観察。(笑)

リアルな人間そのものな感じじゃなくて、
ルネサンス絵画からそのまま抜け出してきたような感じ。

(なんだ、これは。。。こんなの初めて見た。不思議だなあ。。。)

まさに絵画に描かれた人物たちが動いてしゃべっている。
二次元的というか、ストップモーションアニメのような。
なので、怖さもほんのちょっと和らいでるというか。。。(苦笑)

でもこんな体験したら怖いことには間違いないので、
心の中で「助けて~、神様仏様~」とひたすら祈る。(笑)

すると突然私の胸の上に、
ふんわりとした柔らかいものがそっと乗ってきた。
その気配、その重さ、その柔らかさ、間違いようのない存在感。
(にゃんこ先生!)
姿は見えずとも、その気配と感触は確かにそう。。。
思わず心の中で叫んでしまった。

それと、にゃんこ先生が喉をゴロゴロ鳴らして私の上に乗った瞬間、
(にゃんこ、可愛い~!)
という気持ちが反射的に湧きおこった途端、
身体がわずかに動けるようになった。
そしたら部屋中にびっしりといた怖いものが全部いなくなって、
金縛りも完全に無くなった。
と、同時ににゃんこ先生の気配も消えてしまった。

ベットサイドの灯りをつけて、
「起きて、起きて!」とダンナさんを揺り起こした。

目を覚まして驚くダンナさんに、これまでの経緯を説明した。
にゃんこ先生が天使になって助けてくれたんだったとしたら、

「にゃんこ先生に何かあったのかもしれない!」

と半ばパニック状態ですぐに日本に国際電話を掛けて、
にゃんこ先生を預けている友人に、
「にゃんこ先生はどうしてる?何かあった?!」と聞いてみた。
友人はキョトンとして、
「どしたの?ぐっすり寝てるよー。元気だよー」と。
突然のことで驚いていたけど、心配しなくて大丈夫だよと言ってくれた。

あれは何だったんだろう。
にゃんこ先生は確かに、私を助けに来てくれたと思う。。。

とダンナさんに言ったけど、彼はちょっと苦笑い。
今でも半信半疑だと思う。。。

ホテルで怖い思いをしたのはその夜だけで、
あとは楽しい日々ばかりで、
旅の間はすっかりそんなことも忘れてしまった。

我が家の巨猫さんが”にゃんこ先生”と呼ばれるようになったのは、
そういう不思議な出来事があったからで。

大きなふわふわの猫に変身して、時空を超えて助けてくれたのかな~。
「夏目~」なんて。。。(笑)

あれは私の妄想なのか、夢なのか今となっては定かでないけど、
確かに当の本人(猫)は全く自覚もないようで、
それ以降も相変わらずの食っちゃ寝の巨猫のままだったし。。。

たしかにあの一夜はあまりに驚いてしまって怖かったけど、
日本にはない、濃厚な歴史の詰まった時間の幻影を見たのかなとも思う。

見事なまでに美しかった。
何故なら、ボッティチェリの絵画がそのまま抜け出して来ていたから。
”生きた”ルネサンス芸術そのもの。。。
あの濃密で豪華絢爛な中世ルネサンスの息吹を
”ライブ”で見て、感じられたなんて、
なかなか体験できるものじゃない。。。
貴重な体験になったのかも。(喜)

また行けたらいいなあ、フィレンツェへの旅。。。





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by nazunanet | 2018-02-21 18:25 | 旅と街歩き | Comments(0)
マンションの裏で飼われてた地域ネコ、自由猫。

悠々と近辺を散策し、

界隈の人から大事にされ、

でも、去年マンションの管理人と管理会社から追い出されてしまった。

猫小屋を撤去されたあとも、その場所に香箱座りしていたけど、

梅雨を迎えて、雨の夏になり、もうどこにも見かけなくなってしまっていた。

ずっと気になってあちこちの居そうな場所を探したりしたけど

会えないまま、年が明け。。。

おととい、道で偶然お世話係の方に遭遇。

「あっ!」と声を掛け、(名前も知らない)

向こうも、「あっ」と気が付いて。

猫は元気ですよ、との笑顔にホッとする。

まん丸になってますよ。さっきも様子を見てきたの、と。。。

今、行けばまだ寝てるかも、と言うので隠れ場所へ行ってみたけど、

もういなかった。

会えなかったけど、元気なんだったらほんとに安心した。


この辺は空き地も無くなって、

庭付きの一軒家や、緑の多い小道が無くなって

高層マンションやビルが建ち並んできたけれど、

猫も、犬も、ねずみも、

スズメも鳩も、カラスも、

ハクビシンだって(近所にいる!)住んでいる。。。

みんな都会に暮す生き物たち。。。



私が子供だった頃、

空き地や河原には野犬が普通に暮らしてた。

追いかけられもしたけど、

ちょっかい掛けなければ、子供らとも共存して(笑)、

時々、生まれたての子犬を見つけて抱き上げたりして、

激怒した親犬に死ぬほど追い回されたり。

(あんなに怖い思いをしたのは無かったなあ。。。)

日が落ちてから、公園や河原、もしくは校庭で遊んでると、

野犬が来るから早く帰った方がいい、なんて。。。

(学校の体育館裏にも住んでいたっけ・・・)

いまのようなクリーンで、

どこもかしこも除菌で整えられた世の中とは大違いな、

ものすごくアバウトな時代。。。(笑)

今は首輪のない犬、

登録されてない犬、飼い主と一緒じゃない犬は、

一匹だっていない。

そんな犬がもしいたとしたら、

彼らにとって、とってもコワイ場所へ連れていかれてしまう。


10年くらい前までは、猫も近所の公園にいっぱいいたけど、

今は殆ど見かけない。

地域猫や自由猫のことは人それぞれ色々意見もあるから、

なんとも言えないけど。。。


でも、人間だけの土地なわけじゃない。。。

地球は人間だけのものじゃないから。

森や川や海の恵みだって、

人間だけのものじゃない。。。

でも、殆どのものを人間だけが独り占めしている。



地球は色んな種族が暮してる場所。

だからこそ、人間も生きていけるんだと思う。

大きな話しになっちゃったけど。。。(笑)



大事にしたいね、小さな生き物たちのこと。。。




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by nazunanet | 2018-01-19 01:49 | | Comments(0)

25. 師走(MON) 晴れ


駅近くのお花屋さんに立ち寄った。

猫好きの御家族で経営されているお花屋さん。

お店本体は離れたところに移転されたけど、

元の場所で少しだけ営業もされている。

植木のビニールハウスの中でこの界隈の保護猫、

改め地域猫たちをご主人が世話していて、

みんな近所の人たちのアイドル猫たち。


前に行ったとき、一番可愛がってる猫が

具合が悪くなっててねと言っていて。。。

口の中に出来た腫瘍でゴハンも食べられなくて、

鼻から息をするのもやっとだと。。。


手術しても助かるかどうか分からないし、

治療費もケタ外れに高額とのことで。

せめて呼吸しやすいようにする外科手術とか薬の投与だとか、

してあげられる限りのことはしてるんだけどね、

もう持たないと思う・・・、と言っていた。

 

今日、久しぶりに立ち寄ったので恐る恐る地域猫の無事を訊ねたら、

「あの猫ね!腫瘍が無くなって、元気になってきたんだよ」と。


もうびっくり!


「抗生物質が効いたのかなあ、なんでか分からないけど、よくなったんだよ」って。


もう、本当に良かった!!

あの毛並みのフワフワな猫ちゃんが、

どんどん具合が悪くなっていく様子を見てたので信じられない気持ち。

良かった、良かった。


フワフワ猫は数年前に、

ちょうど我が家のニャンコ先生ロスで落ち込んでいたときに、

花屋の御主人が、

「毛並みがホントにフワフワで気持ちがいいから撫でてみて」

と寝ているところを撫でさせて貰った猫だった。


野良猫とは思えないほどに毛並みがフワフワで、大人しくて可愛かった。


ニャンコ先生ロスだったのでフワフワ猫に癒されて帰ったのを覚えてる。


その後、本店で息子さんとそのことを話したら、

「ホントですか。

あの猫、オレには一切撫でさせてくれないんですよ。珍しいなあ!」

とびっくりされた。

(以前のニッキにも書いたけど)


「きっと私の猫ロスのキモチが分かって、

フワフワ猫が『しょうがねえなあ、ちょっとくらいなら撫でてもいいぜ』って、

慰めてくれたんだよ!」

とダンナさんに言ったら、

「すごい妄想~」と一笑されてしまった。(笑)


なんにせよ、嬉しいニュースが聞けたので、

今日は良い一日だなあとウキウキした気持ちで家路に着く。


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by nazunanet | 2017-12-26 19:54 | | Comments(0)

猫の手、猫の足


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にゃんこ先生はマンション飼いの猫だったので、

木に登ったり、土やアスファルトの地面を一度も歩いたことがない足。。。

実家の猫たちは庭のある一軒家で近所に空き地もあるので、

半野良状態で、木に登るは近所にパトロールへ毎日出かけていたから、

猫の手足の大きさがにゃんこ先生とは全く比べものにならないくらい、

ガッチリ大きく、爪も鋭い。。。

にゃんこ先生の肉球は、

駄菓子屋で売ってる箱に入った「桜もち」のような小さい桃色の。。。


そんなにゃんこ先生の足は、よく寝ている私を踏む。(笑)

絶対、引っかかるハズがないのに、私の布団を跳んでまたぐとき、

「おっと、失敗」てな感じで、私の脇腹に着地する。

横で川の地で寝ているときも、

う~んと寝返りして伸びをしながら私の顔にグイと足をかける。

一度、ダンナさんと寝る場所を交代したことがあった。

クーラーの風が寒いので場所を代わって貰った時、

にゃんこ先生は寝床にいそいそやってきて、

いつものようにムギュっと踏んでった。(爆)

「こら!」とダンナさんが言う前に、

にゃんこ先生のハッとした息遣いが、

「あっ、しまった!間違えた!」という感じだったと、

やっぱりちゃんと相手を見て踏んでいるね、ってダンナさんが笑う。

なんでなのだー、と私は泣き笑い。
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猫下僕すぎると、あまりにご無体な態度にも出られるけれど、

落ち込んでるときはそっとそばにきて、

ちょんと尻尾を当てたり、背中に寄り添ってくれる、まさににゃんこ先生だった。

猫はクールで冷たいというけど、

本当に心優しく暖かいことは猫と暮らしたことのある人なら分かる。

飼い主である人間の、日々の暮らしの中の隙間にすっぽりとフィットして、

自分で独自の生活のリズムや楽しみを見出す、

本当にスマートで精神的に成熟した大人のシェアパートナーだなと思う。

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猫のお狐さま座り。
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猫ってなんでこんなに立ち姿も座り姿も美しいんでしょうか。

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有名な日本画の猫が、にゃんこ先生にそっくり。。。(猫親馬鹿ですかね)


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by nazunanet | 2017-08-13 17:21 | | Comments(0)
久々に猫エピソードなどを少し。
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にゃんこ先生は、思春期前に去勢してしまったので、

メス猫ちゃんに会ったこともないまま、おじさん猫になり。。。

にゃんこ先生は一人っ子だったのでお友達猫もいないし、

可哀想だなと思うこともあった。
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それで、体は大きいけど心はノミの心臓の巨猫さんに、

お嫁さんの猫が来てくれたらいいなあと冗談でしゃべっていた。

「小さな、可愛い白猫ちゃんがいいなあ」などと。(笑)

翌日、ベランダのプランターにお水をあげていると、

種を蒔いたばかりの土の上に、何かの動物の足跡のようなものがあった。

なんだろう、にゃんこ先生はベランダに出さないようにしているし。。。

(以前、窓を開けていたら、知らない間にベランダに出てしまって、

隣との境界線の壁の隙間を通って

何処かへ行ったまま暫く帰って来ないことがあった。

よそのおうちへ上がり込んでいたらどうしよう!

ほどなくご帰宅したので安心したけど、

ベランダの柵に上って下に落ちたりしたら危ないので、

ベランダには出さないように注意していた。)

その夜、窓の外に何かガサガサと物音がして何かの気配があったので、

そうっと窓を開けてみると、

プランターの中にうずくまる綺麗な白いネコちゃんがいるではないか。。。

あまりに華奢で小さくて(でも子猫ではない)、

まさに、にゃんこ先生のお嫁さん(お友達)に望んでいた白い猫!

すると、ベランダの一番奥の部屋の方で猫を探す声がする。

そこの部屋の住人さんの飼い猫なんだ。。。

白猫をお部屋へ連れていきますと、声を掛けて、

ベランダから抱き上げて部屋へ連れてくると、

にゃんこ先生は白猫さんを見るなり、尻尾を大きく膨らませて、

シャーッと激しく威嚇!

「こら!」とダンナさんがにゃんこ先生をたしなめた。

こんなに小さくて華奢でウルウルしている白猫ちゃんに、

我が家の巨猫のにゃんこ先生は思いっきりビビッて威嚇するとは。。。

これはもうお友達になってくれないよ、と

ご対面はなしにして早々に白猫を飼い主さんの元へ。。。



ずっと独りのマンション猫のにゃんこ先生に、

一緒に遊んでくれるお友達猫が現れたらいいなという願いが届いたというのに。

本人同士は方や威嚇、方やキョトンって。。。


でも、考えてみたら、こんなタイミングで我が家に遊びに来てくれるなんて。

しかも、一階の部屋じゃないのに。

奇跡の出会いだったけど、全然ダメだったね。残念(笑)










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by nazunanet | 2017-07-20 01:36 | | Comments(0)
そう、こうなったのも、

(以前のニッキにも書いたけど)

子猫時代のにゃんこ先生が仕掛けてくる戦いに、

痛いよ~、降参、降参~とデレデレと接していたからなのだ。(笑)



猫はこうした子猫時代の遊びの中で、

暮す仲間同士の序列を整えているのだ、ということを知ったのは、

にゃんこの私を見る目が、

かつての子猫時代の愛くるしいいまん丸目じゃなくて、

まさに「にゃんこ先生」の鋭いような上から目線になってからだった。


ここまで野生的な猫は初めてだった。

メス猫たちと実家で暮らしていたときに、

そんな序列を決する戦いを仕掛けてくるような猫たちはいなかったし、

他のオス猫たちものんきなものだった。


でも小さいときから「山猫っぽい」と言われていたヤンチャなにゃんこ先生は、

私とダンナさんとにゃんこの3人の中で、

ちゃんと序列を確認して暮らしたいらしく。。。

そんな挑戦が組まれていたとも知らず(笑)、

大事な戦いに自分からワザと負けてしまった私は一番格下になってしまい、

ソファに座る場所も奪われ。。。

それも序列の一つらしく、

私が台所から戻ってくると、ダンナさんとにゃんこが悠々とソファに座っている。

のびのびリラックスのにゃんこ先生は、

私のスぺ―スを譲る素振りも全くない。

ソファは二人で使うものであって、

にゃんこ先生の中では3人のスペースはないらしい。

なんで3人で悠々と座れる余裕があるのに、

私が床に直に座るのはおかしいよ、と

グイグイと横入りして取り戻したけど、

毎日ソファの場所取り、寝る場所の取り合いの戦いはあった。(笑)


にゃんこ先生は初めて哺乳瓶から育てた猫だったからなのか、

これまで物心ついた時から猫と暮し、

様々な猫たちと出会ってきた私は、

猫との距離感をクールに保ってきたつもりだったけど、

にゃんこ先生はそんな思い入れもあって、

まるで自分の子供のように密に接していたのもあった。

そういう溺愛が自らを猫下僕にしてしまったのかもしれないなあ。。。(笑)



ずいぶん大人になってからのにゃんこ先生は、

野性味も影を潜めて穏やかになって、

物腰もすべて柔らかに、優しくなっていくんだけど、

子猫から思春期、青年期、壮年期、

そう、10歳になるまでは相当に激しかった。。。

あのまま保護しないまま野良猫ちゃんだったとしたら、

この地域の立派なボス猫になっていたのかな。

いやいや、体は大きくても心は臆病で優しい猫だったので、

飼い猫になってよかった。。。


くれぐれも、

猫のしもべにならないように。

子猫時代のケンカ遊びにはたかが遊びと油断召されぬように、

ご注意のほど。。。

可愛いからといってワザと負けてはいけません。

にゃんこの序列を決める戦いに、再挑戦という言葉はないみたいです。(笑)

飼い猫、子猫といえども野生です。

本気で噛んでくるちっちゃい猫に、

決して弱みを見せてはいけません。(笑)

本気で返してあげましょう。

他に兄弟&姉妹猫がいない場合は、

痛みを覚えないと噛みレベルも分からないし、

猫の親のつもりで噛んでやりましたよ、ええ。(笑)

一度でも負けたら、猫のしもべは避けられないですから。。。



(あんなに甘えていたダンナさんにも、生涯に渡って

時々序列を決する戦いを挑んでたっけ。

あれ?にゃんこは再戦してるのに、私はダメなんておかしい。。。)


猫エピソード、続きます。。。



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by nazunanet | 2017-06-28 14:12 | | Comments(0)
なぜ、猫は人が寝ているときに  

特に、寒い冬は乗ってくる。。。

そうね、見知らぬ家の人間の布団に入ってくる猫もいるね。

勝手に腕枕や枕も共有しちゃうし。。。(嬉)
(2017年 06月14日のブログ「猫と出会う 」参照のこと)

にゃんこ先生がまだ小さめの時はなど横向きに寝ていると、

ちょうど腰の上に乗って寝るので寝返りも身動きもできない。

あとは太ももに頭を載せて寝たり。

太ももやお腹や腰に乗ってる分には、まだいい。

寝返りは打てなくても、足は動かせる。

でも、足首とか足先に頭を載せて寝てるときは参った。

もう全く動けなくなるから不眠続きの毎日に。

ダンナさんはそういう時は猫に全く譲ることがない。

好きなように寝返りして動いて眠る。


ある朝、あまりの息苦しさに目を覚ますと、

私の喉の上ににゃんこ先生が、

ダランと襟巻キツネのようにのびのびになって熟睡していたことがあった。

重いし苦しいし、しかも暑い。

寝起きなのでどけようにも身動きが出来ない。

「た、たすけてー」と助けを求めるもダンナさんは目を覚まさず。。。


そういうことがよくあった。

あるときなど、ふと目が覚めたとき、

まだぼんやりとしていて目を閉じたままだった。

横向きになろうとしたら、何故か頭を全く動かすことが出来なくて、

どうしたんだろうともがいていたら、

何かがガッツリと頭を押さえつけてるようなのだ。

隣で寝ているダンナさんが「くっくっ」と笑っている。

ハッと完全に覚醒して目を開けてみると、

にゃんこ先生が私の額の上に座っているようなのだ。

足をキチンと揃えたお狐さま座りで、おでこの上に佇んでいる。

顔の上に四足の圧が掛かって痛いし重いし、

尻尾で顔や頭をペシペシもするし、お尻を顔に押し付けられてるので、

不快なことこの上ない。

にゃんこ先生は明け方にご飯を貰おうと思って私を起こそうとするんだけど、

起きないものだから、この暴挙に出たらしい。



我が家は定時に始まって定時に終わる仕事ではないので、

夜中や明け方に寝るのはザラだし、そういう不規則な睡眠時間でもあるので、

猫にとっても毎日のリズムが邪魔されるのは困っていたのかもしれない。(笑)

どんなに寝るのが3時、4時だとしても、

5時には起こされる。

ダンナさんは前にも述べたように、

にゃんこの下僕にならない術を身に着けているので、

当然、私が毎回起こされる。

もう絶対起きないぞ、と強く心に決めて寝込んでいても、

また顔の上に乗って来たり、顔を手でぐいぐい揺さぶったり、

それでも起きないと、手からちょっと爪を出してみたり、

額の髪の生え際の毛を一本一本毟り取る暴挙にまで。(笑)

毎朝、髪の毛を引っこ抜かれたら、とんでもないことになる。

それで明け方にご飯を上げたり、猫トイレの後始末も。

一回使用する度に片付けてというにゃんこ先生は綺麗好き。。。(苦笑)

明け方の戦いはほぼ毎日。

布団にもぐって顔と頭を隠してにゃんこ先生の攻撃に防衛していたら、

ある時、テレビの上から(およそ1メートル?)、

熟睡している私のお腹の上にドーンとダイブ!

7キロ超の巨猫の小さな四足がお腹の上に。

その小さな面積にかかる重量の圧力たるや!(分かる人は計算してください。)

完全になめられている。。。


続きます。。。


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by nazunanet | 2017-06-28 14:11 | | Comments(0)
公園で保護したときは手のひらサイズの目ヤニ猫だった。

ずっと鳴いて母猫を呼んで、一日中鳴きっぱなし。。。
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すくすく育って、元気な子猫に成長。。。


そして、立派な成猫となったにゃんこ先生のお姿。

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この頃、7キロから8キロという巨猫さんだった。

小さいときは訪問客らから「可愛い、可愛い」と言われていたのに、

成長してからは、「でかい」としか言われなくなって、

心は万年子猫のノミの心臓の大人しい猫なのに、

「山猫じゃないの?」「いくらなんでもでかすぎるよね」「犬くらいある」

などといじられ。。。

確かに脂肪もついていたけど、全体に筋肉質の猫だった。

上腕筋とかも山猫のように隆々としていて、

棚の上に飛び上がるときなど、結構な迫力だった。



実家で一緒に暮した猫たちや、

一人暮らしで出会った数々の猫たち、

そしてにゃんこ先生。。。

出会った猫と接したあれこれを振り返ると、

猫の数だけ個性があって、本当に面白い。



保護してミルクを与えて育てて、

ずっと暮らした猫は、にゃんこ先生が初めてだったけど、

ホントにおもしろく、賢い猫だった。

まさに、にゃんこ先生。


猫エピソードは続きます。。。






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by nazunanet | 2017-06-22 15:05 | | Comments(0)
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「可愛いね、可愛いね」というと、

必ずコロンと転がって、このポーズ。

飼い主も、別宅飼い主らも、地域のみんなも大事にしていた猫だった。
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庭で自由にお散歩していたね。。。


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by nazunanet | 2017-06-22 14:41 | | Comments(0)
白い猫は変わらず毎日遊びにやってきて、

仕事で遅くなったときなど、道の途中まで迎えにでてくれる。

家の周りはお屋敷と大家さんの家と数軒の家、

あとは畑と空き地と田んぼと高速道路が通っているくらい。

駅からも、ずっと人気のない道を長いこと歩くので、

夜が遅いと人通りも殆どないのが怖くて、

よく歌いながら帰っていたものだった。

そういうのだったから、

遅くに私が帰ってくるのを、道の植え込みや畑の中で遊んで待っていて、

わたしを見つけるとぴょんと道に飛び出して、

一緒に家路を歩いてくれる白い猫は頼もしくて。。。(笑)


ある日曜日、窓を開け放していたら、れいによって白い猫がやってきた。

その日は白い猫の後ろに黒白のハチ割れ猫がくっついている。

黒白のハチ割れ猫は鼻の下にチョビ髭のような黒い斑点が愛敬あるオス猫。

近所の人は「ヒゲちゃん」と呼んで可愛がっていた。

白い猫はヒゲ猫を私に紹介するようにして、

「ちょっとこいつに飯でも食わせてやってくれ」と言わんばかり。

キャットフードをお皿に出してやると、

キョロキョロおどおどしながら、ヒゲ猫は部屋に入ってきて、

がつがつと食べ始めた。

それを見届けると白い猫はふらりと出ていった。

食べ終わったヒゲ猫は、家の中をクンクンキョロキョロと散策して、

しばらくくつろいだ後、出て行った。


次の日、ヒゲ猫がまたやってきた。

白い猫は一緒じゃなくて彼一匹だけ。

次の日も次の日も、毎日ヒゲ猫はうちにやってくるようになった。

白い猫が面倒見てやってくれ、と言っていた(?)猫なので、

無下にするわけにもいかず、

白い猫のためのカリカリを毎日食べさせていた。


そんなある日、またもヒゲ猫がご飯を部屋で食べていると、

久しぶりに白い猫が縁側の窓からぴょんと入ってきた。

そして部屋の奥でご飯を食べているヒゲ猫を見つけると、

「あ、そうか。お邪魔したな」といわんばかりに、

バツの悪そうな顔して出て行ってしまったのだ。

「ちょっと、ちょっと待って~」と追いかけたけど、

白い猫はどこかへ行ってしまって見つからない。


白い猫にしてみたら、ヒゲ猫にいつもの居場所を横取りされたけど、

仲の良い友達猫なのでそこは譲るよ、とでも言った感じの。。。

その後ヒゲ猫は当然のように毎日やってくるし、

近所の「にゃじら」と呼ばれているでかいボス猫まで

毎日ご飯を催促にくるようになった。

しかも「にゃじら」はご飯を食べ終わったあと、

玄関先に「落としもの」をしていくという失礼な猫だった。

そんな必ずしもハッピーではない猫ライフが続いている中、

白い猫は私のところにしばらく来なくなってしまった。


そうして、この猫たちとの日々も終わりになろうとしていた。

長く住んで愛着が出て来た郊外での暮らしだったけど、

また都内に引っ越すことになった。

そんなある日、大家さんのところに白い猫の飼い主が来ていて、

猫がいなくなったという。

私のところには来ていないし、彼はどこに行ったんだろうと心配になった。


そんなある日、久しぶりに白い猫がやって来た。

飼い主さんが心配するから長居させたらいけないなあと思いながらも、

また連泊するように通ってくる白い猫。

夜ごはんを食べて満足のていで転がっていた白い猫は、

向かいの家の住人の女性が帰ってきた物音を聞いた途端、

ふら~と起き上がって、すべるようにうちの縁側の窓から出ていき、

何もためらうこともなく、お向かいさんがドアを開けたタイミングで

一緒に部屋に入っていった。

「○○ちゃん、おかえり~」という優しそうなお向かいさんの声。

え??○○ちゃん?

そうかー、元々の飼い主さんの他に、

わたしとお向かいさんと、ほかにも別宅がいっぱいあるのか。。。

飼い猫がいろんな家で色んな名前をもらって、

幾つもの家を使い分けているという話を聞くけど、

自分の身に起こるまで、信じられなかったのは事実。(笑)



それでもまた毎日のように私の家へやってくるようになった。

夜、一緒にご飯を食べて(猫はドライフードのカリカリ)、

寝る時間になったらいっしょに布団に入って、

同じ枕に頭を載せて寝ている白い猫。

スヤスヤ眠る小さな後ろ頭を見ていると、

もうすぐお別れになるのが悲しくて。

一緒に連れていけないけれど、ちゃんとしたおうちがあるのが安心だと

そう思うようにして、会えたときには「もうすぐお別れなんだよ」と

話しかけるようにした。


引っ越し間際から、白い猫はぱたりと来なくなった。

空き地の猫集会の中にも姿がない。

いつも遊びに行っている場所にも見かけなくなってしまった。

きっと、あまりにも出歩いて帰って来ないので、

また家から出して貰えなくなったんだな。


引っ越しの日、最後にサヨナラを言いたかったけど、

会えないまま、小さな庭と小さな家を後にした。

ここに引っ越した日、うちに遊びに来ていた姿が思い出された。

元気で暮せよー。



後年、白い猫に会いに行ってみたけど、

勿論、姿はなく。。。

あんなに沢山いた猫たちの姿も一匹も見当たらなかった。

野良猫たちを取り巻く環境が変わってしまったのかも。



夕方など日が落ちると怖いくらいに辺鄙なところだったけど、

そこでの暮らしは猫たちがいたから毎日楽しくて。


「ここは辺鄙なところだから、何か怖い思いをしたら、

いつでも助けにいくから、何かあったら大声で呼びなさいね」

と言ってくれたお屋敷の人や大家さんや近所の人たち、

そして、毎日一緒に過ごしてくれた白い猫がいてくれたから。

夢のように楽しかった。。。

そうそう、ヒゲ猫やにゃじらをはじめとする猫の集会のメンバーたちも、

忘れちゃいけないね。


白い猫とのつらい別れのあと、

前述した「どこまでもついてくる猫」や、

青山骨董通りの「ブルーノート」の前で何度も出くわす

ロシアンブルーの子猫(この子もずっとついてくる)や、

実家の猫たちとの出会いを経て。。。

にゃんこ先生との運命の出会いが待っている。

そしてにゃんこ先生との猫下僕生活へとまっしぐらに向かうのだった。。。


猫との不思議&おもしろエピソードは続きます。。。











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by nazunanet | 2017-06-21 01:20 | | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


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