つづら

藍染の木綿や麻を葛篭(つづら)から引っ張り出して手入れする。

竹で編んだ葛篭は通気性が良いので布の保存に最適。

古道具屋さんで古いけれど状態の良い葛篭や衣装箱を見つけては使っている。

日本の職人さんが作ったものは、竹で編んだ部分がささくれが出ない。

アジアの籠なども使っているけれど、

竹の種類が違うのか、竹を裂いたあとの処理が違うのか、

手に鋭いささくれが刺さって痛い思いをすることも。

比べてみると、見た目にはそれほど変わらなくても、

よく見てみると、竹を細く裂いたあとのエッジの部分をまろやかになめしてあったり、

表面がつるつるに磨いたようになっていたり、

日本の手仕事はなんと細やかに行き届いているのだろうと感心してしまう。

先日、人形町へ行った折、

甘酒横丁を通るたびに通りから眺めていた葛篭屋さんのお店の跡に、

新しい建物が建つのか工事が始まっていた。

廃業されると知ったときもどれほど惜しい気持ちがしたことか。

ここで漆(カシューだそうだけど)塗りの、

家紋や名前入りの衣装箱を誂えるという憧れもいまや叶わず。。。


昔の手仕事で作られた道具箱や、

衣装箱、文庫など、身近に置いておきたくて、

集めてきたものがある。

多少の歪みや古さはあるものの、

プラスティックや大量生産品にはない温かみと豊かさがある。

また少しずつnazuna_antiqueでお披露目できれば、と思っている。
# by nazunanet | 2014-05-26 12:42 | 日々のあれこれ | Comments(0)

低温発酵パン

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またしても自家製パンを焼く。

低温発酵パン、または 長時間発酵パン、

もしくは「ほったらかしパン」。

本当にほったらかしで出来る。

コマコマした手順もいらず、怪力で粉と格闘しなくても出来るパン。

前に購入した2.5kgの強力粉はあっと言う間に無くなってしまった。

今回、試してみたのは、富澤商店の「トラディショナル」。

メゾンカイザーとコラボして開発したというハード系パン用の準強力粉。

石臼挽き「春よ恋い100%」全粒粉も。

前回まで焼いていたパンに使用していたのは、強力粉「ベルムーラン」。

皮はちょっと厚めでパリパリ、中はしっとりズッシリモチモチ。

これも美味しかったけど、今回の「トラディショナル」と石臼挽き全粒粉で焼いたものは、

それよりも軽い食感と皮のパリパリ感が絶妙!

これからは断然「トラディショナル」かも。

香りも良いし、フィリングを挟んでサンドウィッチにしても美味しそう。

今度は小さめに幾つも成形して、海老とアボカドのサンドにしてみようかと思う。

 

ご飯も大好きで色々な鍋で炊いてみたりと実験中だけど、

パンはやめられない。

何か元気のない時は美味しいパンを食べると元気が出て来る。

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粉500g(準強350g+全粒150g)、水355g(ぬるま湯)

イースト3g、塩10g、ハチミツ大1と1/3

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この用量で焼いてみた。手順は前のと同じ。

ボールの中で粉類と水、材料を全てフォークかヘラで混ぜ合わせる。

粉っぽさがないくらいでOK。そのまま軽く蓋をして室温で放置4時間くらい。

その後、冷蔵庫へ。一昼夜ほど。

もっとそのまま保存しておいても大丈夫みたい。

石皿を一緒に熱した260℃の余熱オーブンへ。焼く際は霧吹きを庫内に吹き掛ける。

表面が焦げ易いので、アルミホイルなどを載せて調節しつつ、焼く。

皮がパリパリッ、で中はしっとりモチモチの香り豊かなパンの出来上り。
# by nazunanet | 2014-05-02 18:52 | 手作りパン | Comments(0)
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酒袋と帆布で仕立てたブレッドバッグです。

ブレッドバッグというのは、

軍隊などで兵士たちが携帯していたバッグのことです。

各々、応急キットや裁縫セット、軽食などを入れて使用していたバッグです。

そんな風に必要最低限の身の回りのものや、

お気に入りの愛用の品を仕舞って、

颯爽と散策や旅に出かけたくなるバッグをつくってみました。
# by nazunanet | 2014-05-02 18:50 | バッグ かばん 袋物 | Comments(0)
「アリス・ウォータースのおいしい革命」という番組を見た。

アメリカ・サンフランシスコ近郊バークリーで

40年前からスローフードを提唱し続けてきた

美味しいレストランオーナーのアリス・ウォータース氏。

一番良いものをお客さまに味わって貰いたいという信念のもと、

開店当時から旬の食材を使ったメニューは一種類だけだったらしい。

こういったレストランがアメリカに40年も前からあったなんて驚き。。。

といったら失礼かもしれないけど。


番組の中で天然酵母を使ったこねないパンのレシピが披露されていて、

水をたっぷり含ませた生地を長時間寝かせることで、

全くこねずにパンを焼き上げるというもの。


これまでパン作りにはまったときもあったけど、

バンバン、コネコネとひたすら汗だくで捏ねる作業が疲れるので、

次第にパン作りから遠ざかってしまった。

でも、手作りパンの美味しさを知っているので、

混ぜておいておくだけでパンが出来るなんて夢のような話。


天然酵母のパンの元種を持っていないので、

ドライイーストのみで作りたい。

ネットで検索して色々なレシピを参考にしつつ、

水分量や発酵時間、焼く時間、などなど、

自分で調節しつつ作ってみる。

一番のポイントは、

まぜるだけで全くこねる作業がないこと、

そしてひたすら放って置くだけ、というこの二つ。


.........分量................................................

強力粉..................500g

ドライイースト.......大1/2

塩.........................大1/2

ぬるま湯(約32度)............300gから350g(加減を見ながら)

お好みで粉を全粒粉を半分にしたり、クルミやレーズンをいれても。


*粉など500gに対して水分量を250gとするレシピがあったんだけど、

粉が全部混ざらず。。。

で、少しずつ加えてみたのでちょっとしっとり系のパンに。

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大きめのボウルに、ぬるま湯、ドライイースト、塩を混ぜて

そこへ小麦粉を投入。

ヘラなどでまぜて粉に水分を含ませる。

(くるみなども入れてまぜる。)

ひとかたまりになったら、軽く蓋を載せて室内のどこでも(!)放置。

寒くもなく暖かくもないところに3時間くらい。

3時間後、そのまま冷蔵庫へ。

ラップ、濡れ布巾なしで軽く蓋するのみでオッケー。

一晩以上、冷蔵庫で放置。


冷蔵庫から取り出した生地を、

打ち粉(強力粉)をまぶした台に載せて、

ぐるっと軽く転がして少し楕円というか筒状にする(こねない)。

スケーパーなどで半分に切って、粉を振ってボウルに入れて

30分ほど室温で休ませる。

その間にオーブンを予熱260℃にセット。

庫内にはピザ用ストーン、なければ耐熱皿、キャセロールなども入れて熱しておく。

30分経ったら生地をピザ用ストーンまたは耐熱皿に載せて

霧吹きを庫内に吹きかけて25分ほど焼く。

大きさなどによっては上部が焦げやすいので、アルミホイルを載せて調節しつつ焼く。

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クルミパンにしてみた。

外はパリッパリ、中はもっちりしたパンが出来上がり。

全くこねてないなんて信じられないほど、ぎっしりと、

粉の味や風味が濃いパンに。

いままでのひたすらこねるパンは何だったの??

ドンドンバンバン、コネコネ、グイグイって。。。。

何にもしなくても、長時間放置するだけで必死でこねたのと匹敵するくらい、

イヤ、粉の味が美味しいパンになってる。

市販のドライイーストのちょっと気になるニオイがあまりしない。。。

また作ろう。ほんとに、簡単なんだもの。。。

............................

「アリス・ウォータースのおいしい革命」、

素敵な番組だった。

一度食べてみたい、彼女のレストランで。

20数年前にバークリーへ旅行したときは、

街は学生街の良いムードもありつつ、

でもどこか少し荒んだ感が漂っていたように記憶している。

その頃からそんなに美味しいレストランがあったなんて全然知らなかった。

またいつか旅行する機会があるなら、是非行ってみたいけれど、

「予約が取れないレストラン」だから、難しいかな。。。
# by nazunanet | 2014-04-06 19:23 | 手作りパン | Comments(0)

桜が咲いたね

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桜が満開に咲き誇っている。

知らないうちに、もう春になってたなんて。



この季節が一年のうちで一番大好きだ。

うす曇の空に、

桜の色が美しい。。。。


新しいアイテムが、もうすぐ完成します。
# by nazunanet | 2014-04-02 20:16 | | Comments(0)

にゃんこ先生

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4日前、お天気が良くてラグでのびのびくつろぐ、にゃんこ先生。

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完全に回復期に入っていたと確信していた私たち、

そしてかかりつけの先生さえも。

それなのに、

あまりにも突然に、

にゃんこ先生は天国へ旅立ってしまいました。

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電話でダンナさんが先生に急逝を知らせると、

非常に驚いて残念がってくれました。

葬儀場へ行く前に、綺麗な花束まで届けてくださって。


ずっとこの一ヶ月と10日間、

休診日さえも連絡や診療を下さって尽力くださって本当に感謝です。。。


葬儀場の方々も、

「17歳を超えてるとは思えないほど若々しいのに」

と驚かれて一緒に残念がってくれました。


きっと、血液検査だけでは分からない原因があったんだと思う。

でも、全身麻酔をかけてのCT検査は受けさせたくなかった。

なので、はっきりとした病名は分からないまま。。。

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長く患うことなく、

ツヤツヤした皮毛も、精悍な顔つきも損なわれることなく、

そんなに苦しまずに(そう思いたい)、

あっという間に逝ってしまったので、

なんだか心と感情の整理がなかなかつきませんが、

ちくちく縫う作業は心を癒してくれるので、

そろそろ再開します。

作りかけのバッグや小物入れが待っているので。

にゃんこ先生、頑張るよ。

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子猫時代から片時も離さなかった大好きな赤熊くん。

一緒に送り出してあげたので、さびしくないね。
# by nazunanet | 2014-03-28 18:24 | | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


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