18日に様子が突然おかしくなって、
診療時間前の動物病院に半ば強引に押しかけ(すみません)、
内臓に原因がないとすれば、癌か脳腫瘍か、と診断され。。。
これ以上の詳細な検査を受けるには、
全身麻酔をかけてCTスキャンやレントゲン検査。
でも、それで原因が分かったとしても、
既に瀕死の状態になっているのに、大手術になんか耐えられない。。。
最低限、点滴と注射を打って貰って、あとは家で様子を見るしかない、
と決めてから、5日間夫婦で交代で寝ずの看病を続けてきた。
翌日も、にゃんこ先生の身体は冷たいまま。
トイレに連れていくけど足腰が全く立たず、
トイレトレーの中で力なく倒れこむだけ。
ついこの間までふっくらしていた身体は、
たった一日でガリガリに痩せてしまっている。
なんであまりにも突然ここまで悪くしまったのか、不思議でしょうがない。
横たわっているときも、猫らしく丸くなることもなく、
身体が伸びきったまま、目を見開いたまま。
まばたきすることは殆どなく、眼を見開いたまま眠る。
獣医さんは「目も見えなくなっているみたいだし、
においもわからないようになっている。」と。。。。
食べることも水を飲むことも、トイレをすることもなく、
ほんとに剥製になってしまった猫のようだった。
ダンボールの中に猫用ホットカーペットや毛布を敷き詰めて、
部屋から寒さを完全に追い出して、とにかく体温を上げるために、
ペットボトルの湯たんぽで暖めたり、身体をさすって声を掛け続けた。
水を口に湿らせても殆ど反応がない。
獣医さんは「老衰で寿命かもしれない・・・」とおっしゃった。
でもあんなに元気だったのが、たった一日でガリガリの半分剥製猫になってしまうなんて
どうしても信じられなくて、
「絶対戻ってくる。ぐる猫は前みたいに絶対元気になる!」
と心の中で自分に言い聞かせた。
しっかりしようと思っても、ずっと涙が止まらない。
鏡を見ると眼がぱんぱんに腫れて、
遮光器土偶のそっくりの眼になってしまっていた。(泣笑)
発病から3日目。
明け方近く、抱っこしながら駄目モトでお医者さんから貰った
栄養食の肉ペーストを指で口元に持っていったら、
今まで死んだような目だったのが突然奥の方で光が見えたように、
ものすごい勢いでクンクンクンクンとにおいを嗅ぎ始めて、
猛烈な勢いでガツガツと食べ始めた。
その途端、人形のように力無くブランとしていた前足が、
抱っこしていた私の腕にものすごい力でしがみついてきた。
爪が突き刺さって痛いくらいに。
「もっと食べるの?!」
その言葉が分かるのか、目をランランと大きく見開いて私をじーーーっと見る。
大急ぎで追加で肉ペーストをお皿に入れてあげたら、
あっという間にガツガツと平らげて
水もスポイトからではなくお皿から直接にゴクゴク飲み干した。
病院で体温を測ったら、37.5℃と1℃体温があがっていた。
翌日から、猫の剥製同然だったのに、少しずつ普通の猫に戻ってきた。
その日の夜に箱の中で寝ている姿を覗いて見ると、
猫らしく丸くなって、そして目をつぶって眠っている。
良かった。。。。
でも安心したら駄目。
先生は回復するか衰弱するかの岐路にあるとおっしゃった。
たとえ回復しても高齢なのでもしかしたら数ヶ月ももたないかもしれない、とも。
でも、このまま逝ってしまったら、
あまりにも突然のさよならで、そんなお別れは悲しすぎる。
これまで健康に気遣ってばかりで、贅沢な美味しいゴハンは
身体に悪いから、とちょっとしかあげてなかった。
ごめんね。いつも我慢ばかりさせてごめんね。。。
「元気になったら、もうこれからは美味しいものばかりあげるからね。
不味い健康フードなんて食べなくていいからね。」
剥製猫になったぐる猫に、そう約束したあとだった。
にゃんこ先生が脅威の復活をみせたのは。
少しずつ、少しずつ体温が上がって、38℃になり、
全く歩けなかったのに、殆ど以前のように部屋の中を歩きまわっている。
全く見えていないようだったのに、目でものを追い、
大好きなカツオや海苔の匂いをくんくんと嗅いで欲しがっている。
やっと戻ってきたのかな!
まだまだ安心も油断もしないように。
彼はまだ岐路に立っている。
あっちの道にはいつかは行かなくてはいけないだろうけど、
(私だって誰だっていつかは。。。)
でも、まだここに帰ってきて、もう少し一緒に過ごしたい。

・・・・猫への懺悔はいっぱいある。
わずかでも、その機会をくれたのなら感謝しかない。。。。
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