昨日、夕食に鯵の干物焼きを食べたあと、
頭痛と吐き気と下痢になって、寝込んでしまった。
何か当たったかなと思ったけれど、
一緒に同じメニューを食べていたダンナさんは何ともない。
普通に下した感じと違って、激しい頭痛と内臓のドンチャン騒ぎと吐き気が、
何かただならない感じ。
こういうの、二〜三ヶ月に一回はなってるな、と寝込みながら考えた。
一番ひどかったときは一ヶ月以上症状が続いたので、
これはマズイ病気になってるかもしれない、と総合病院で調べてもらうことに。
胃カメラから大腸内視鏡、MRIにCTスキャンなど精密検査を受けたけど
原因がわからず。。。
大抵、魚を食べたあとに症状が出る。
でも、サバを食べても平気だし、お刺身もなんでもよく食べる。
だけど、鯵の南蛮漬け、塩焼き、干物を食べたあとは一番ひどかったように思う。
昔、レストランでシーフードリゾットを食べたあと、
吐き下しが酷くて救急車で運ばれたことがあった。
その時は貝に当たったと思っていたけど加熱処理されたものだったから、
もしかしたら何かの魚アレルギーがあるのかもしれない、
と昨日お腹の痛みに苦しみながら、ふと思った。。。
今日になって幾分症状が落ち着いたのでネットで、
鯵のアレルギーなんてのがあるのかしら、と検索してみたら、
なんと!『鯵アレルギー』というのが本当にあった!
魚には『パルブアルブミン』というアレルゲン物質があって、
これに反応するのが魚アレルギーなんだそう。
含有量が魚によって違うので、食べられる魚もあり、
なんでもかんでもダメだということでは無いらしい。
アジやキンメダイ、メバルやマダイなどの小型の魚に
『パルブアルブミン』の含有量が多くて、
ホッケやサケ、マグロなど大型の魚には少ないという。。。
確かにマグロやサケやサバを食べた時はこういう症状が出なかった。
でも、昨日の鯵の干物を焼いたのを食べたあと、尋常じゃないくらい苦しかった。
ちょっと調子が悪くて下したというレベルじゃない。。。
内臓全部が悲鳴をあげてる感じ。
それと頭痛も鎮痛薬が全く効かなかった。
でも鯵が原因だと思い当たらなかったのは、
アジフライは大好きで食べてたけど、その時はなぜか症状は出なかったから。
加熱処理されてもアレルゲン物質の低下は無いそうなので、これは何故に???
そんな感じで調理法によっては大丈夫な時もあるというのが
アレルギーの特定を困難にさせてるよね。
精密検査を受けたとき「何かアレルギーが原因じゃないでしょうか?」と尋ねたら、
「それはないです」ってきっぱり言われたのでずっと謎のままだった。
でも、それももう8年くらい前のことなので
もしかしたら『鯵アレルギー』って最近周知されてきたものなのかもしれない。。。
長年謎のまま、突如として酷い苦しみに怯えてたときもあったので、
原因が分かってホッとしている。。。
振り返って見ると、子供の頃から魚が苦手でどんなに親に偏食を叱られても、
焼き魚のメニューは一切食べなかった。
幼いながらに本能的にダメなものが分かってたのかもしれない。。。
鯵はもう食べられない。それは仕方が無い。
あの苦しみを回避できるなら鯵を食べない方を選ぶに決まっている。
でも、煮干しもちょっと同じようにお腹が苦しくなるときがあるので、
煮干しで出汁が取れない。
煮干しで出汁を取った味噌汁も怖い。。。
昆布とかつお節なら大丈夫。
あの恐怖の8年前、島根県の温泉旅館で美味しい新鮮なお刺身を食べて、
ひどい症状になってても、翌朝、チェックアウトで旅館を出なくちゃいけなくて。
乗り合いタクシーを予約して石見銀山へ行くために、
「同乗のお客様がお待ちになってますので早く」と促され、泣く泣くタクシーに乗り、
到着した石見銀山を徒歩で観光して回ったときの苦しみを思い出す。。。
山の中でトイレを見つけたらここぞとばかりに駆け込んでいたっけ・・・。
(でもそれはそれとして、旅は非常に楽しかったんだけど。)
あの旅館の料理の海鮮の膳を前にして、
マダイやイサキやメバルやアジやマカスが食べられないなんて、
その時、誰が分かっていたでしょうか。。。(悲しいー)
鯵は特定できたけど、他の魚はまだどれがダメっていうのが定かでない。
なので、しばらくは小型の魚をやめておこう。
自分にこんなアレルギーがあるのを、何十年も生きてきて初めて知るんだから。。。
でもとにもかくにも、これからは気をつけることができるので本当によかった。