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運慶展を観に、上野の東京国立博物館へGO!

 

上野駅を降りると、修学旅行の団体さん観光客でごった返し。

人ごみに圧倒されながら博物館へ。

案の定、平成館の前には長蛇の列。50分待ちというから、まあ、それほどでも無いのかな。

寒風吹きすさぶ中、二時間待ちというのもあったし、

平日なので、混雑もゆるい方かもしれない。

 

運慶作の仏像は間近で見る事が出来て目の保養、心の癒し。

八大童子立像の美しいことといったら。

こんがらさんとセイタカさんが特にお気に入り。

お不動さんの脇に控える童子達だったように思う。。。

お不動さんの火焔の中から鳳凰が現わしているのも神々しくて。

慶派の仏師集団の勢い、仏教への情熱がそこかしこに感じる展覧会。

 

ロビーのギャラリーショップでポストカードを選んでいたら、

「あなた、そんなに買ってどうするの?」という声がすぐ近くで聴こえてきた。

その言葉に思わず振り返ると、

かなり高齢な乙女の方々がずらりと隣でキャッキャと楽しそうに。

私の隣で何枚ものポストカードを選んでいる女性に言っているようだった。

「飾るのよ。楽しいもの」とウキウキした女性の声。

「あなた、そんなもの沢山買っても、もうすぐ捨てなきゃいけなくなるじゃない。どうするの(笑)」

「いいのよ、紙だもの。捨てるのだって簡単でしょ」などとまたまた大笑い。


どうやら「終活」のことを言っているらしいです。。。(驚)

す、すごい。

この世代の乙女達の会話がぶっ飛んでいて面白い。

びっくりしてつい聞いてしまった。っていうか、聴こえてしまったよ。

いつか、お気に入りのものを自ら捨てなきゃいけない日が誰しも来るんだなあ、、、と感慨深く。。。

まだまだ捨てられませんが。(苦笑)

ちょっと茶店で休憩。

新栗でこしらえた栗まんじゅう。美味しい~。

相席させて頂いたご婦人と、一期一会で一緒にちょこっと運慶展の感想など。

見知らぬ人ともさらりと楽しく会話できるご婦人のスマートさが格好良い。

 

特別展の会場を後にして、常設展も見学。

ここでは写真撮影がOKな作品もある。。。

運慶の作品でもそうだったけど、

木彫の仏像の衣の浮遊感、無重力感に惚れ惚れ。。。

あと、そこかしこに瑞雲があって、雲好きとしては仏教美術はたまらない。

キリスト教美術も、雲間から射し込む光の表現や彫刻にグっとくる。

あとやっぱり、聖人&御仏のまとう衣。。。

結構、たっぷり時間を使って見学したけど、それでもまだ全部廻りきれない。

今度はお弁当を持って一日中掛けてゆっくり見学してみたい。

 

上野公園内の噴水に、竹で造られた造型が。

写真に撮ってみたら意外に綺麗なんだけど、

実際に見たときは足場を組んだだけのように見えて、

完成品なのか製作途中なのかよく分からなかった。

車のヘッドライトみたいなのが真ん中に3つピカっとさせているだけなのも、ちょっと残念な感じだった。。。

ライティングも、竹の組み方も、もう少し工夫できたら綺麗なのかも。。。(ちょっと辛口感想)

 

ずっと行きたかった運慶展を観れて、今日は非常に楽しかった。

 

・・・今回のは人気の展覧会なので予想以上に疲れてしまった。

入場制限があったけど会場内にはかなりの人数で、

人ごみの中をぶつからないように歩くだけでも困難だった。。。

絵画や浮世絵などの展示は壁に沿ったまま列で歩けるし、ゆっくり静かに観覧出来るけれど、

立体造型は展示場所が部屋ごとに様々なので人の動きを予測できないし、

密集した中で振り返ったり移動する動きが速い人や、

人にぶつかっていくことで先に進もうとする人もいて、

特に大きなリュックを背負ってると混雑の中ではあぶないですね。

当るとサンドバックがぶつかって来たような衝撃を受けます。

会場を出た途端、解放されて安堵するというか。。。

 

博物館、もっと広くて、ゆとりのスペースある展示だといいんだけど、

人気の展覧会は仕方がないかも。。。


# by nazunanet | 2017-11-10 22:58 | art、 music,movie,etc | Comments(0)

酉の市と頑固蛸

今日は酉の日。


11月の酉の日は、そう”酉の市”。


毎年、思い出したように慌てて参拝してたけど、


今年は早めに参拝に。


目黒川を越えて。いつもの定点観測場。



桜並木が紅葉して、すっかり秋の気配。




今日は一の酉。


しかも夕暮れ時の早い時間だったけど、結構な人出。


お詣りにしてから熊手を頂く。





本殿に掛けられてた灯籠。


大鳥神社なので”お鳥さま”の紋がついている。

 

境内や通りに露店がいっぱい。


以前は千葉から来ているという行商のおばあちゃんが


露店の並ぶ通りの端っこで手作りの野菜や漬け物や、


藁で編み込んだ唐辛子がぶらさがってたり。


おばあちゃんから色々買い込むのが毎年の恒例になっていたけど、


あるときからパッタリと来なくなってしまって。


名前も知らないままに、あてもなく。。。


藁で編み込んだ唐辛子の味は格別で、


遠出した出先で見つけたものも試したけど全然味が違う。


これを入れて漬込んだ白菜の浅漬けはこの時期ならでは、なんだけど。。。


今は残念ながら、市販の鷹の爪を使っている。


白菜漬けに柚子の皮を干したのをちょこっと入れるのはよく聞くけど、


義母から教わった隠し味は、柿の皮を干したのも入れるといいんだそうで。


柿を食べるときは皮をむいたのを竹ザルに並べて天日干ししておくのも恒例になった。


寒い時期の楽しみにひとつ。。。

 

祭りの露店を通り過ぎ、向かい側のタコ焼き屋さんへ行ってみる。


久しぶりの「頑固蛸」。



(食べ始めてから思い出して撮ったので。。。失礼)


強面の職人のオニーサンが焼いてくれるタコ焼きは大阪人の私も大好きな味。


外はカリカリっと、中はトロっと。


このお店がもっと近所にあったらなあ。


毎日とはいかずとも、週1~2は通うね!


# by nazunanet | 2017-11-06 21:01 | 旅と街歩き | Comments(0)
先月末に訪れた神田界隈。

神田といったら、やっぱり「まつや」。

蕎麦と甘味はやっぱり神田がいいね_d0221430_02464816.jpg

お昼時を外した時間帯だったけど、

やっぱり混んでいる。

外国人観光客の姿もちらほら。楽しそうでイイ感じ。

このお店が大好きなのは、蕎麦やつゆの味の良さはもちろん、

歴史を感じる店の外観や内部の風情もいい。。。

でも、何よりそこで働いている女性の方々の接客が、

ふんわり優しくて心地良い。。。

私が独身時代に通っていた頃からのベテランの方々もいらっしゃって、

それが何より嬉しい感じ。

蕎麦と甘味はやっぱり神田がいいね_d0221430_02470965.jpg
温かいお蕎麦か盛り蕎麦にしようかさんざん迷って、

ダンナさんは温かい天ぷら蕎麦。

蕎麦と甘味はやっぱり神田がいいね_d0221430_02472985.jpg
私は冷たい天もりで決まり。

やっぱり美味しい。。。


神田に来たら喫茶は「竹むら」で。

以前、アニメの聖地になってしまって大混乱だったけど、

今は以前の静けさを取り戻されたようです。。。


蕎麦と甘味はやっぱり神田がいいね_d0221430_02475098.jpg
ちょいとしょっぱい桜茶。

実家のお正月を思い出す。

元旦に、祖父母へのご挨拶のとき、

桜の塩漬けと極細の結び昆布と小梅を煎茶に入れて飲む。。。

この桜の香りが子供時代を懐かしく思い出してしまう。

(祖父母が亡くなってからは、そんな季節行事も無くなってしまったので、

ちょっと物寂しくもある。。。)


蕎麦と甘味はやっぱり神田がいいね_d0221430_02480949.jpg

久しぶりの「竹むら」のあんみつ。

昔ながらの甘味とはいえ、やはりお江戸は神田の味、といった風情。

垢ぬけているし、洗練されている。。。

求肥も、あんずもふっくら。寒天や黒蜜の味が「粋」ですね。

やっぱりあんみつは「竹むら」が一番好きなのかも。




# by nazunanet | 2017-11-05 18:33 | food | Comments(0)
バッグや袋物の内布に、

これまでは極細番手の上布や薄手のしな布や大麻布、

苧麻や木綿など、

主に古布を使ってきた。

表も古布を使う場合に、特にバッグは両方古布では耐久性の心配もあって、

新しい生地、リネンなどを使うこともあった。。。

手仕事で織られた古布の藍染などに合わせるとき、

新しいものだと、時に色や雰囲気が合わなくて、どうしたものかと。

そんなとき、オーガニックの糸で織られた布を見つけた。

しかも、糊や薬品を使わないで織っているという特別な布。

糊などの薬品を用いると、糸切れを防いで早く大量に生産できるそうで、

でも、その分、ぺったりと紙のようになっているのだと思う。

古布の木綿の手触りの柔らかでふくよかなのは、

薬剤を用いずにゆっくりと織られているから。。。

それが分かって、そんな昔ながらの織り方で作っている布を探してきた。

そしてやっと見つけた木綿布。

オーガニックの糸で、

糊など薬品を使わないから糸が切れないように、

昔ながらのシャトル織り機でゆっくりと織っているのだそう。

ご夫婦二人きりで作られている木綿の布。

ふんわり柔らかで、古布にもピタリと来る。。。



いま、ちくちくと制作中。

全てに優しく作られた布は、手縫いする針と糸が喜んですべっていく感じ。

本当に、全然違うのです。



シンプルな袋物だけど、

手にしたときに、ワクワク感と嬉しいキモチが湧き上がってくるような

そんな袋物を作れれば、と思っています。






# by nazunanet | 2017-11-05 14:27 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)
遥か彼方の富士山を眺める_d0221430_02234861.jpg

先月の台風一過の晴れた日の夕刻。

坂の上からの富士。。。

また楽しみな季節がやって来た。

というわけで、これまで撮った坂の上からの富士山を一挙披露。

遥か彼方の富士山を眺める_d0221430_02260640.jpg
ふわっと煙るような空は春の季節。

三月頃の富士山。

遥か彼方の富士山を眺める_d0221430_02254600.jpg


遥か彼方の富士山を眺める_d0221430_02265351.jpg

春、まだ寒い頃の夕方の空。

どれも季節は違えど、大体同じような時間に撮っている。

この道を通るときには必ずカメラを持参。


秋から冬の季節は夕暮れが見事な茜空。

遥か彼方の富士山を眺める_d0221430_02272177.jpg



遥か彼方の富士山を眺める_d0221430_02263018.jpg

遥か遠くの富士が、鮮やかに見える。


遥か彼方の富士山を眺める_d0221430_02252247.jpg



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遥か彼方の富士山を眺める_d0221430_02244001.jpg


また見事な姿を撮影できるといいなあ。。。




# by nazunanet | 2017-11-03 02:38 | 旅と街歩き | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


by nazunanet
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