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明治に織られた柔らかな型染布に出会った。

「もう古くて良いものはなかなか出てこなくなりました」と

お店の方はおっしゃる。

残そうと思わなければ、あっという間に無くなってしまうものだけど、

少しでも、手から手へと繋いでいけるように、

無駄にしないよう、心ある物づくりをしていきたい。。。




機械で紡績した糸と、

ゆっくりと手で紡いだ糸はやっぱりふわふわ感が違う。

機械で紡いだものは、

やっぱり繊維の毛羽が削られたように無くなっていて、

その分、細く均等な糸なんだけど、

布になったときの柔らかさが全然違う。

明治の古い布が新しい布に比べて、

綿花を摘み取ったままのような柔らかさなのは、

それが手で紡いだ糸のみで手織りされたものだからだと思う。

そういう希少な布は日常使いの袋ものには向かないけれど、

でも、こうした布はなかなか出会える機会がないので、

手に取って楽しんで貰いたいと思う。。。

布の感触や染め色で目も楽しめて、

心和むものが出来たら、と思います。



by nazunanet | 2019-11-19 01:51 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)

フランネルのリネン

練乳色のフランネルリネンを手にとったら、

ふわふわとした、ほんのり起毛した手触りが、

まさにフランネル。

密に織られているけれど糸はとても繊細な生地なので、

柔らかな肌触りに。

そのまま布端を三つ折りしたり、フリンジを作って

ストールやひざ掛けにも良さそうだし、

ふわっと羽織るナイトガウンにも良さそう。

冬のおでかけにグレーのコートや、スモーキー色のガウンに合わせたい。。。

空いた時間のちくちく縫いなので、

いつ出来上がるかな。。。







by nazunanet | 2019-11-19 00:58 | 手縫いの服 | Comments(0)
洗いざらしも心地良いし、

水をくぐらせていくと布の風合いも良くなって、

と、言っていますが、

でも、やっぱり、

洗剤を使って洗濯機で洗うと、どうしても傷むのです。。。

ドライモードといえども、

回転洗いの際や脱水のときなどに、

洗濯槽の内壁に当たって傷んでくるのだと思うのです。

なので、お洗濯の回数をなるべく減らすのが

一番長持ちする秘訣、ではあるのですが。。。

シャツや肌着などは毎日のように洗濯するのは当然だし。。。

汚れがそれほどなければ重曹を使ったり、

襟や袖口など部分的に石鹸で手で洗ってから、全体を洗ったり。

そういうのがいいのかもしれないなあと思います。


ウールも使っていると毛玉が出来てしまって気になったりするけれど、

だからといって、出来た毛玉をカットしてばかりいると、

どんどん生地やニットが痩せていってしまうので、

それよりかは、洋服ブラシでブラッシングをするだけでからまりが取れるので、

その方がいいなあと思います。

白い馬毛のブラシがウールや純毛ニットに良いと言われたけれど、

結構高価なものなので、小さめの旅行用のサイズを試しに買ってみたけれど、

やっぱりブラッシングすると、ウールは革と同じで元気になる感じがします。


こういうのを書いていると、すごくキッチリした暮らしをしていると

思われてしまいそうでコワイですが。。。(笑)


薺nazunaで作っているものをご覧になっている方には、

結構すべてにキッチリと完璧主義なのでは、と言われたりすることがあるのですが、

全然、全然です。。。(笑)

基本、制作作業以外は、おおざっぱな性格なので、

布の洗いや手入れも、

不器用な自分が試してみて、

ちゃんと続けていけることだけをお伝えできればと思っています。



布でも何でも奥が深くて分からないことだらけです。

色々教わったことを試してみると、本当だなあと感心ばかりしているワタシです。

薺nazunaの製品をお求めくださった方々や、

私も含めて布を大好きなヒトたちが、

長く楽しんで愛用できればいいなと、

ちょっとずつ自分で実践して納得したものだけを、

ニッキに記していきたいなと思います。



by nazunanet | 2019-11-14 20:29 | 布のこと | Comments(0)
水をくぐるほどに、

くったりと馴染んでくるフランスリネンで仕立てた手縫い服。

文字通り、ミシンを一切使わずに手縫いで仕立てたローブコート。


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表に縫い目を出さず、内側も肌に縫い代が当たらないように、

折り込んで縫って仕上げています。

襟や前立ての見返しにはリネンガーゼのテープでくるんで。

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ラグランスリーブと、脇マチのあるデザインは、

ゆとりがありながらも、布が縦のラインに落ちてくれるので、

すっきりと見え、後ろ姿がエレガントになるように、

センターベントのあるコートのデザインになっています。

ポケットも貼り付けではなく、内側に袋仕立てにしたのも、

リネン服を大人の服にしたかったから。。。

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ポケットは共布で袋縫いにしてあります。

丈は115cm丈。

ワンピースやスカートの裾がコートの裾から出ないように、

また長すぎても重くなるので、標準サイズとしては丁度良い長さと思います。。。

センターベントが歩くほどに、動くほどに揺れて、

羽織った姿が恰好良く見えると思うのです。。。


寒い季節には、コートを重ねても。

お出かけは勿論、リビングウェアとしても心地良いです。

長くご愛用して頂けるように、

メンテナンスや修繕も承っています。

最初はおでかけ着にして、長年着込んだあと、

破れや擦り切れが出て来て補修のあとが目立ってきたら部屋着にして、

もっと繕いの跡や当て布が目立ってきたら、部屋着からアトリエコートや

ワークコート、ガーデニングコートなどの作業着にして、

ずっとずっと長くご愛用頂ければ、と思うのです。。。


そんな風に、ずっと愛着の持てる衣服を作ってみたい、

と思って仕立てた手縫い服のシリーズです。

手縫いで金具や合成芯地を使わない、

大量生産が始まる前の、

家内制手工業で仕立屋が手縫いして衣服を作っていた時代の、

そんな物づくりが信条です。。。

大量生産、大量廃棄が当たり前のような時代に、

こんな物づくりがあってもいいかなと思っています。。。

ナチュラルリネン色の「羊飼いのコート」と、

スカイブルーの「アトリエコート」は有り難いことに完売いたしました。

この「ローブコート」が最後の一着となりました。

お気に召しましたら是非。。。


  お求めは、薺nazunaのHPにてメールでのやりとりでも、

  ハンドメイドサイトのIICHIからもお求めできます。



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追伸・・・・。

少しずつ晩秋の気配ですね。

暖冬の年も多かったせいか、

ワタクシ、数年前に、もう冬のダウンコートをやめてみました。

とはいっても、寒い地方に住んでいればダウンは必需ですので、

私事のつぶやきなんですが。。。

住んでいるところは氷点下になる寒さは殆どないので、

シャワシャワと音を立てるダウンコートがちょっと苦手で、

思い切ってやめてしまいました。

冬はダウンと決めていた頃は、

とにかく下は薄着でも羽織れば暖かいので便利なことは便利だったけれど、

ナイロンやポリエステル系の肌触りが静電気もできるし苦手だったと思うのです。

そんなわけでそれ以来ウールのコートで冬を過ごしているのですが、

なんだか巷にあるコートの丈が中途半端な長さが多くて、

もっとロング丈が欲しいのに、なかなか見かけなくて困っていたりして。

流行りじゃないからなんだろうなあ、と。

思い切って、数年前にウールのコートを自家用で仕立ててみました。

そうしたら、ロング丈でも軽くて暖かで、

自家用手縫い服、冬もやめられそうにありません。。。(笑)


やっぱりコートは流行り廃りがあったとしても、

断然ロングをお勧めしたい、と思います。

女性も男性も、冬は特にロングコートが格好良いです。

何より、冬のロングコートはすっぽりと足元を覆ってくれるので、

軽めのウールのコートでも、暖かい空気の層が生まれるので、

都心などで大雪が降っていなければ、

ダウンコートを着なくても結構暖かくなります。

膝までとか太ももまでのミディアムやショート丈のコートは、

どんなに厚手のウールでも、そしてたとえダウンでも寒いと思うのです。。。

足をすっぽりとせめてふくらはぎまで覆ってくれるのが暖かいと思います。

今年は結構長めのロングコートをちらほら見かけるので、

そんなデザインも増えてきたかなと思います。

冷え性さんは、是非ロングコートを選んでくださいね。











by nazunanet | 2019-11-10 22:02 | 手縫いの服 | Comments(2)
数年前に仕立てたリネンのシャツ。

洗うときは重曹や石鹸成分の洗剤と、

すすぐときにクエン酸を加えて洗うと心地よい仕上がりになる。

手で洗って、絞って、ハンガーに掛けて窓際に干したシャツ。

麻のカーテンから入って来る陽の光に当たっている。

ピンタックやギャザー、カフス、貝ボタン、襟の合わせ、

そんなシャツのパーツの一切合切が、洗いを重ねてくったりしながらも、

麻特有のパリッと感を感じられて、

どこも着古した感じやくたびれた様子がないのが、少し驚きでもある。

綿のシャツも心地良いけれど、綿の方が繊維が柔らかい分、

少し毛羽立っていき、くったりした感じが出やすいのに比べて、

リネンは何度も何度も水をくぐっても、どこか爽やかな気配をずっと保っている。

これがリネン、麻が愛されている所以なんだな、と思う。

お出かけにはアイロンで伸ばした方がいいんだろうけれど、

洗って干したままのシャワシャワとした手触りのシャツに、

袖を通したときの心地よさ。

そして着ていくにつれて、くったりとしてゆく。

リネン、麻を好きな人は夏も冬も季節を通して愛用しているのもうなずける。

少しずつ麻の衣類を増やしていきたいなと思う。









by nazunanet | 2019-11-07 22:16 | 手縫いの服 | Comments(0)
天皇陛下御即位記念で東京で正倉院展が開かれている。

いつもは奈良で、しかも開催時期は直前になってから発表されるので、

遠方にいると、なかなか観ることができなくて。

なので、今年の展覧会があると知って、大いに楽しみにしていた。

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日によって、時間によって、超混雑していると聞いたので、

今日はどうなのかな、と行ってみたら。。。

やはり、やはり70分待ち。

でも、まあ、100分待ちのことだってあるそうなので、早い方なのかな。。。


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やはり長時間、ずっと立っているのは足に来る。。。

一時間以上待って途中で帰ってしまう人も。

真夏と真冬の時期はちょいと辛いね。


館内は思ったよりも混雑は無く、スムーズに拝観できるのも

誘導する係員がいつもより多い。

みんなのお目当て、螺鈿紫檀五絃琵琶。

撮影できたのはレプリカだから。

(最後のコーナーに撮影ポイントがある。)

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細かな螺鈿の細工はレプリカといえども素晴らしく、

これを再現する職人の方々の精緻な仕事に息をのむ。。。

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華やかで、雅ななかに愛らしさがあって、

色んな博物館で古来からの皇室ゆかりの品を拝見すると、

全ての手仕事の細かさと優美さと彫りや細工のなめらかさが、

将軍家、大名家ゆかりのものと一線を画する。

携わる職人も特別に抜擢された名人達なのだろうなあ。。。

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灯りのイベントがあって、ライトアップされた博物館。

すっかり日が落ちても、展示会場へ向かう人が途切れない。

さあ、次の後期の展示にも行きたいなあ。。。


帰宅後、足と腰がぐらんぐらんになった。(笑)

2日ほど、動けなくなってしまって、

もっともっと歩いてリハビリしないといけないなあ。。。










by nazunanet | 2019-11-07 21:32 | art、 music,movie,etc | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


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