エンブレム問題が加熱している今日この頃。。。
今ひとつ、トレースとコピペの違いがよく分からない。
アイデアノート、原案のスケッチの公開などがあったのなら、
まだこれほど盗作疑惑、などと言われずに済んだのかもしれないし。。。
景品のトートバッグデザインで使用された「BEACH」と書かれた木の看板のものは、
写真を使ったような感じだし、ソースが写真だとしたら、
自分で製作したものを写真に撮ってデザインにしたのか、などと
チェックする要素はいくらでもあったのでは、と思う。。。
他人のブログの写真も、いくら内部資料用としたって、
何の使用許可もクレジットもないまま勝手に使用される側のことを考えたら、
失礼極まりない気がする。
以前、HPで掲載した画像の使用許可を尋ねるメールを下さる方がいらっしゃったけれど、
今はプロの現場でさえ、そんな風に丁寧にアポイントを取る人がいなくなっているのかな。
雑誌か何かで著名人のコメントを依頼することもなく、
勝手に編集者が作家になりすまして書いたとして問題になったことがあったけど、
使用許可を得ることも原稿も何もかも、依頼すること自体が面倒なのか嫌なのか、
非常に理解に苦しむ。。。(笑)
ネットで何か調べようとしたら、コピペしたページが無数に出てきて、
大元へ辿りつくのが困難だったりする。
stap細胞の騒動のときもびっくりしたけれど、
最先端の再生医療を研究している化学者でさえ、
自分自身の大事な日々の研究ノートをとらずに、
研究結果の画像や論文をコピー&ペーストしてしまうのは今の風潮なのだろうか。。。
自分自身は何かで読んだり、見たりしたものをニッキやブログに掲載する際は、
それがどんなに拙いものだとしても自分の言葉にして書いているつもり。
自分の言葉ではないときは、文章のあとに引用元を必ず載せるようにしている。
たとえ、誰の目にも、日の目にも当たらないような個人的なニッキだとしても、
webの海に送り出した時点で自分のサインのあるものになるわけだし、
一応最低限の責任も出てくる気がする。
また、思いついたことを心と理性のフィルターにかけることなく、
即座に安易に載せてしまうのも気をつけないといけないなと思っている。
コピー&ペーストの許容範囲、
よくよく考えて使わないといけない時期なのでは。。。
デザイン、自分のオリジナリティの大切さは物づくりや制作活動されているヒトなら、
誰でもその重要性は身にしみているはず。。。