
亮布というのは、中国・貴州省の少数民族が織り上げた藍染め布のこと。
木綿を手紡ぎして手織りした布を、藍染めを何度も何度も繰り返し、
漆黒色になるまで染めた布を、今度は砧(木の道具)で叩き、
卵白などを塗布して更に気の遠くなるほど叩いた布は、
やがて、布とは思えないほどの輝きを放つ「亮布」(リャンプー)になります。
手触りも布とは思えないような、紙のようでもあり極薄の革のよう。


この布は一般的にはそれほど知られていないと思うのですが、
やはりこういった珍しい布を、さすがにご存知の方はいらっしゃいます。
お問い合わせも幾つか頂きます。
少しずつ見つけてきては仕立てているので、
まさに「出会い」なのですが。
私自身、この布の面白さに魅了されているので、
また丁寧に大事に仕立てていきたいと思います。