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カテゴリ:布のこと( 36 )

カンタ刺繍のコメントを頂いて。。。

画像を撮ってみたけれど、

まだまだ作業の途中で、膝掛けサイズの布にちょっとしか糸を進めていないので、

余白がたんとありますが、一部分だけ。。。


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インドのカディ生成布に、

生成のガス糸で刺繍と地刺しなので、

光に透けさせて撮らないと写せなかった。

モチーフの刺繍と地刺しはどんどん増えていく予定。

下書きはせず糸と針の赴くままに、

というのが自分なりのカンタのコンセプト。

それが楽しい。



藍の古布をはぎ合わせたものに、白糸でカンタ刺繍。


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パッチワークや刺し子、刺繍とも違う”カンタ”に出会って、

自分なりのチクチクを続けているけれど。。。

これらをカンタ刺繍といったら異論も出そうだけど、

カンタ刺繍の懐の深さに甘えて。。。


カンタは飾るというよりも、肌に掛けたりして使うものだそうなので、

より柔らかな風合いの生地がいいのだとか。

インドのカディ布もまだしっかり感がある。

使い古しのシーツや布団カバーが一番いいらしい。

破れてトロトロにとろけるような布がカンタには最適なんだとか。

そういうシーツで肌掛けも作ってみたい。




by nazunanet | 2019-07-01 21:11 | 布のこと | Trackback | Comments(2)
しばらく目が不調だったので、縫物制作はお休みしていたけれど、

やはり糸と針を持たないと心地よくない。

何か縫っていたい。

でも、凝視して縫えないので、

おおまかに、おおざっぱにでも楽しめるものを、と思うと、

そこはやはりカンタ刺繍!

 (追記:”おおざっぱに”というと、誤解が生じるかも。。。(笑)

 布の目を数えずに、きっちりステッチの糸足を揃えたりなど、

 フランス刺繍やこぎん刺しのようなキッチリした刺繍じゃなくて、

 とても自由で、自分流に進めていけるという懐の深いカンタ刺繍。

 そういう意味なのです。ぺこり)

自由が丘のギャラリーでインドのカンタ刺繍のアンティークの作品を観たとき、

あまりの繊細さに驚いた。

刺し子用の糸はルーペで覗かないと見えないくらいの細さ。

布の織り糸とほぼ同じ極細のものだった。

貧しいインドの地方の村では多分、縫い糸が豊富にないので、

布の端から糸を引いて、カンタ刺繍の地刺し用の糸にしたのだろうか。

ルーペで確認しなくては刺し子しているのが分からないほど

繊細な手仕事のものだった。

ステッチのピッチもとても手縫いとは思えない細かなものも。。。

そういう本場の本物のカンタ刺繍を、

とても真似することなど出来ないほどだけど、

布に糸でステッチしていくことの楽しさを

シッカと感じられたカンタとの出会いだったので、

自分なりのカンタ刺繍を続けている。


望月先生も「何もルールもない。刺繍枠もいらない。目を数えなくてもいい。

何でもいいの。好きなように刺すのがいいの」とおっしゃってた。

それで糸の赴くまま、針の進むまま、

眼があまり使えない状態だけど、

どんどん針を進めていって、

紋様が浮き上がってくるのが楽しい。

私は藍地には藍の糸、生成りには生成りの糸で縫うのが好き。

模様は太陽にかざすと、浮き上がってみえる。

それが楽しい。

模様、装飾的なものじゃなく、

布の陰影、布の手触り、そんなものが好き。

まだまだ布の余白がいっぱいある。

埋め尽くすにはどれほどかかるかな。

でも、それもまた楽しい。

by nazunanet | 2019-06-22 21:47 | 布のこと | Trackback | Comments(2)
布のはぎれが沢山ある。

その多くが、小さな袋物さえ何も作れないような切れ端ばかり。

捨てられてしまうような切れ端を、キルトのピースとして再利用。

ぬいしろをつけて三角形や四角に切ってためておいて、

時間の空いたときにちくちくと縫い合わせていく。

三角形を合わせて四角に、

四角を連ねて大きなピースに。。。

リネンやヘンプ、コットンの生成布のグラデーション、

藍の様々な色のグラデーション、

三角を縫い合わせていると、

ネイティブアメリカンの古いキルトのようなものが出来上がってきた。

あり合わせのハギレや切れはしで作るからこそ、

作りたいと思えるキルト。

わざわざデザイン画を描いて布を選んでは作りたいとは思わない。

韓国の昔のポシャギも、アメリカの古いキルトも、

日本の襤褸も、余り布を使ったものだから。



小さなピースを縫い合わせる作業が延々と続くんだけど、

妙な心地良さがあるのがキルトの面白いところ。。。

カンタ刺繍で制作途中のキルトと同様に、

出来上がりが楽しみだけど、いつ出来上がるのか見当もつかない。。。

それもまた面白い。

by nazunanet | 2019-03-23 23:05 | 布のこと | Trackback | Comments(2)

生成りや白の帆布やリネン、ヘンプの衣料や袋ものは、


純石鹸成分で洗濯するに限るのですが、


経年のうち、洗濯を繰り返すうちに、黄ばみが出てくることがあります。


なんか黄ばんじゃった、とお嘆きのみなさまへ。


身体や手などの皮脂や石鹸成分が積み重なっていくうちに


酸化して黄ばんだりします。


そういうときは、


すすぎの時に「クエン酸」を用量に合わせて投入してみてください。


黄ばみが濃かったり、上記のすすぎのクエン酸でもダメなときは、


洗濯物を洗う前に、クエン酸を溶いた水に長時間浸しておくと良いです。


洗濯槽に溜めた水に多めにたっぷりのクエン酸を溶かして、


その中に布類を浸しておいてみてください。


黄ばみ具合によって長めにするといいです。


一晩とか半日とか丸一日でも。


このクエン酸が、石鹸成分などで酸化した繊維の黄ばみを中和してくれるようです。


タオルやTシャツの黄ばみなんかも、この方法で改善されると思います。


その後、クエン酸の水は一度脱水してから、


改めて、粉せっけんや純石鹸でお洗濯を始めてみてください。


念入りの場合は、


すすぎの時にクエン酸を少し入れてアルカリ成分を中和してもいいと思います。


これでかなり黄ばみがとれます。


重曹、クエン酸、酵素系漂白剤などを有効に使うと、


お洗濯後の心地良さが断然違います。


石鹸洗剤でリネンなどを洗ったあと、


クエン酸を投入してすすぐと、


洗いあがって、乾かしたときのあの気持ちよさ。


白いリネンなど、曇ったベールを脱いだような白さが際立つこともあります。


是非試してみてください。



 

生成りや白の布ものを


「汚れやすいから」と敬遠される人もいらっしゃるかもしれないですが、


洗いを重ねられるのが良いところです。


でも、たとえ洗えないアンティークやビンテージの生成りや白にも、


経年の味わいや美しさを感じて貰えたらと思ったりします。。。


どうぞご参考までに。


by nazunanet | 2019-01-18 17:38 | 布のこと | Trackback | Comments(0)

リネンを選ぶ

リネンで仕立てたバッグや衣服を愛用していると、

使うたびに、洗い込むごとに、

布の表情、仕立てた縫い合わせのところに、

どんどん味わいや風合いが生まれてきて、

さらに愛おしくなる感じ。

木綿も洗いにかけていくと、生まれる柔らかな風合いがある。

それも甲乙つけがたいけれど。。。

夏以外もリネンのシャツを纏う。

薄手の麻は二枚重ねて、

冬は羽織ものの麻をまた重ねて、

一番外にウールのコートを着込む。

空気をはらむ布を重ねると、

冬は特に暖かい。

少し厚手の麻は盛夏の頃には透けないので一重でも着られるし、

秋冬にはニットを下に着こんだり、カーデガンを羽織ったりも暖かい。


麻や木綿の品揃えが豊富な布屋さんで、

手触りのいい麻の布を見つけた。

一年を通して肌に心地よい麻や、

ざっくりした生成の麻も。

秋や冬にも着られる、ふわふわしたフランネル・リネンも見つけた。

ちくちく縫いながら、

出来上がりが楽しみになる。

少しずつ、少しずつ。。。








by nazunanet | 2018-08-20 23:31 | 布のこと | Trackback | Comments(0)

新しいアイテムのために

ただいま、ちくちくと試作中。

今日は夏のような日差しと暑さ。

まだ4月なのに!

もう完全に夏物を出してしまわないといけないかな。

でも明日はちょっと冷えるみたいだし。。。

なかなか調節が難しい季節。

とはいえ、年中リネンを着用。

肌寒い秋や冬には薄手のリネンを重ねてセーターやカーディガンを羽織る。

冬はシャツだけでなく、ガーゼのようなウールのニットなども何枚も重ねる。

重ねると、暖かい空気の層が生まれるので、

東京辺りの冬の気温だとダウンを着なくても済む。

(あのワシャワシャいう音と、
ミシュランのキャラのようなシルエットが苦手なのです。。。)


熱い夏でも、結構重ねるのが好き。

一枚だけだと、屋外と冷房の効いた屋内とのギャップで冷えそうだし、

麻のシャツやチュニックなど、

身体にぴったりさせずにふわっとしたものだと風をはらんで心地良い。

でも、インナーにぴったりしたキャミソールやタンクトップを着てしまうと、

麻の心地ち良さが半減してしまうので、

インナーも麻やリネンのものだといいなと思う。



昔は夏の暑い時期には、浴衣や着物の下に、

”汗はじき”という麻や苧麻などの粗目に織られた生地で

仕立てた肌着を着ていたようで。

それは肌に密着しないので、涼しかったろうと思う。

結構、ごわごわとしたものもあったけど、

昔は冷房も扇風機も無かった夏の時期には、

そういうのでも気にならなかったかもしれない。

インドのサリーなども極細番手のリネンやコットンの生地を

肌が透けないように幾重にも重ねて、風を感じられる衣服。

巻きつけられた布のドレープも美しい。


非常に極薄で、尚且つ、高密度に織られた生地などに出会うと、

もう頬ずりしてしまいたくなる。

でも、びっくりするくらいに高価だったりするので、

なかなか手が出ない。



新しいアイテムに向けて、良い布が見つかると良いなと思う。。。



by nazunanet | 2018-04-22 13:13 | 布のこと | Trackback | Comments(0)
HPのニッキの記事に、画像と文を更に追記。

苧麻、おお麻、南部麻などの布で袋ものを作る。

江戸期の南部麻(おお麻、ゴリゴリ麻)はまだハサミを入れていないけど、

是非、「麻の重ね」のシリーズとして仕立てたい。


日本のおお麻と韓国のサンベとくらべると、どちらも大麻布だけど、

韓国のものはモシ(苧麻)のような薄手に作られている。

柿渋染めのサンベ(大麻布)は日本の生成りの”アサ”にもよく合う。


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蚊帳として作られたという生成りの”アサ”。

大昔の手織のカヤ織りというのは、”蚊帳”ではなく、

植物の”カヤ”ではないのかな、と思うに至る。


江戸期の蚊帳と、

比較的新しい明治から昭和に掛けての蚊帳は、

織りや繊維の質が随分違っているように思う。



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これらの過去のアイテムは、
江戸期から明治・大正までのかや織りの生地で仕立てた小物入れ。
反物になった状態で骨董屋さんの棚に置かれてあった。
聞けば、江戸期のものだという。

”かや織り”と、”蚊帳織り”。

なんとなく同じものと思っていたけど、
江戸期のものという”かや生地”は、
いわゆる今でも”蚊帳生地として織られているものとは、
ちょっと違うものなのかもしれない。

古来から日本で”アサ”というのは
様々な草木から採取した繊維の総称をいうので、
もしかしたら、
大昔にはカヤを採取して繊維を採って、
績んだ糸で織っていたということではないのだろうか。。。

今でこそ、織り素材は豊富に手に入るけど、
江戸時代などは地方によっては資材に困窮していたところもある。
武士や裕福な商家や庄屋では上布の蚊帳を使うだろうけど、
衣服用の糸を自家栽培していたような農家はどうだったろうか。
上布などの着物に使う苧麻(カラムシ)を、
蚊帳のような日用の道具に使うだろうか、と思った。

原っぱや河原に無数に生えているススキや、
屋根材として使用した後の茅を、
繊維をなめして蚊帳として織っていたのじゃないだろうか、と推測。。。

素材や道具さえあれば、手間暇惜しまない日本人。
蚊帳の体裁を整えられるものなら
それくらいは簡単だったのではないだろうか。
繊維を採れるものなら何でも試していたのなら、
きっとあの長い長い茎をもつ、ススキや茅や葦も試したに違いない。。。

*かやは樹木のカヤではなく、イネ科の植物の”萱”もしくは”茅”。
映画「バンビ」に登場する、
ススキにぶら下がった小さなねずみの名前は”カヤねずみ”。(体長5センチ強!)


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この反物の”アサ”は比較的新しいもの。
それでも昭和初期頃のものと思われる。
使わずに保存されていたデッドストックの蚊帳生地。

最初はハリもあるし、粗目の織りなのでごわごわ感もある。
でも、使い古された江戸期のかや生地は、
ふんわりとガーゼのような柔らかさ。

袋ものにして大事に使い続けたら、
ふんわりとした手触りになってくるのかも。。。。

(画像の中で)下に置かれた生成の上布は江戸期の紋付の夏の着物。

生成の地に、家紋だけを染めている。

紋様の丸い円の枠を藍染めの紺と
家紋の松の紋様を浅葱色、
丸い紋の中の地色は精錬された”真白”、という色合いが絶妙で。。。

現代では夏の麻(上布)の着物に無地の生成なんて殆ど見かけないけれど、
あえて精錬もせず染めもせず、
家紋にさし色を入れるのが洒落てるなあと思う。
(後日、画像をアップしたいと思います)

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(左:生成上布。右:蚊帳生地。)


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そんなかや生地を使ってポーチや小物入れを仕立てたのが、

自分でも結構気に入っている。


プリミティブな風情を残したまま仕上げた袋ものなんて、

作るのはウチくらいなんじゃないかと。。。


おお麻や南部麻、昔の苧麻なども、

そんなプリミティブな風情のものを作りたい。


by nazunanet | 2018-02-13 21:03 | 布のこと | Trackback | Comments(0)
袋もの材料にしようと思って仕入れた着物や羽織や半纏など、

解いてしまえるものと、長いこと解けないままのものがある。

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東北の太い麻糸で織られた野良着や半纏など、
穴が開いていようが、痛んでいようが、
これを解くのは許されないんじゃないか、という気持ちになってくる。


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東北のおお麻の野良着。

穴の開いた風情まで、存在感が光っている。

手縫いのザクザクした縫い目にも、

洗いを重ねてアタリの出た藍染の色の妙が出ていて、

神々しいものにすら感じてしまう。
by nazunanet | 2018-02-13 20:31 | 布のこと | Trackback | Comments(0)
幕末武士の羽織。

やっと画像をアップしました。。。



何度も丸洗いを重ね、だんだんと本来の色が現れてきて。。

あの何色とも分からない色、

柿渋染めなんだか、深緑色なんだか。。。

というのが全て汚れや泥だった、という。。。

元の色は、なんと鮮やかな花田色。

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(洗いを重ねて、少々色落ちさせてしまったので浅葱色か。。。)

見違えるような爽やかな色を取り戻した羽織、

木綿だと思っていたけど、30倍スコープで覗いたら、
苧麻の緯糸と木綿の縦糸の交織りと分かった、というのが前回のこと。

骨董屋さんが「下級武士の羽織」と言ったわけは。。。
鮮やかな花田色に、こっくりした褐色の羽織紐。
この爽やかな色合わせの品の良さ。
それと、羽織の袖の長さがよく見かけていた平民の羽織と違って、
少し長めのようにも感じる。
ふわっと、たっぷり生地を使って仕立てられた感があり、
どこか若侍が着ていたもののような風情を醸し出しているような。。。(想像)

そして上級武士なら羽織に家紋は必定だろうし、
素材も単衣なら上布や葛布で仕立てるのでは、とも思う。
(葛布は和紙のように折り目がキッチリ出るので、お武家好みとのこと)

それにしても、幕末の武士の羽織。。。
激動の時代を歩んできたであろう藍染の羽織。
元の色が分からないほど泥だらけになった羽織は、何を見て来たのだろうか。。。

明治維新後は、失職した武士たちの怒濤の幕開けとなったろう。
布一枚、着物一枚に歴史を感じ、
ご先祖ルーツにも想いを馳せる。。。 

去年、鎧姿の戦国武将のご先祖さまの夢を見た。
黒髪ロン毛の額に、きりりと巻いた白い帯。
軍配か、白い房のようなものを手に、戦の野営幕の中で座っている姿。

戦国時代の山城の城主。
織田信長側だったのを本能寺の変で明智光秀に率いられ、
秀吉に破れた後、
流転の中でも京都で武士として、脈々と生きたご先祖方の逞しさ。

明治維新後は世の流れで武士から一転、裸一貫から商人となり、
その跡を継いで明治から昭和中頃まで曾曾祖父から祖父らが、
大阪でメリヤス貿易&メリヤス工場を経営して大奮闘。

大阪の西区の靫公園はご先祖が設立した会社の跡地が
後にそのまま公園になったと聞いた。。。
昭和になって土地を軍の用地として接収されたようだけど、
かつて会社と工場があった敷地にはトロッコが走っていたのだそうで。。。
糸の中国などとの対外貿易の取引価格は曾祖父が頷かないと
取引が始まらなかったというのを聞いたりも。。。

布や着物に携ろうなどと考えたことも無かったけれど、
小さい頃から布や着物に触れてきたのが、
今の薺nazunaに繋がっているのかな、と思う。。。
by nazunanet | 2018-02-13 20:26 | 布のこと | Trackback | Comments(0)

幕末武士の羽織 その2

深緑と黄土色が混ざったような何色とも分からなかった羽織が、

何度も何度も洗いを重ねて汚れと泥が取れ、

鮮やかな縹色の藍色に蘇った。

汚れを落とそうと、多少、洗いすぎた感もあるけれど。。。

乾かしたあとアイロンを掛けていたら、

「これは木綿じゃない」

ということに気づいた。

木綿はトロッとしてくるけど、パリッとした手触りがある。。。

30倍のルーペで覗くと、

経糸が木綿、緯糸は苧麻のようだ。

最初、葛の緯糸かとも思ったけれど、

布の耳が葛布の交織とは明らかに違うので、

これは綿と苧麻の交織りのもの。


汚れていたときは、「なぜ、これが”武士の羽織”というんだろう」と。

「商人や農民のものではないのは何故か」と思ったけど、

乾かして、アイロンを掛けて、外してあった羽織紐を結んだら、

これはいかにも武士のもの、としか言いようのない風情。

高価な作りでも家紋もないので、下級武士のものだろうけど、

縹色、もしくは浅葱色が本当に爽やかで。

襟幅が広いことや、袖のたっぷり感、

そんな羽織の姿カタチ侍のものだということが明白に感じる。。。

汚れが取れないときは、半ば捨て鉢になっていたけど、

処分しないで良かった。

こんなことってあるんだなあ。。。

宮崎駿の「千と千尋の神隠し」に出てくる、

湯屋で綺麗になった川の神様、という感じ。(笑)


(今度画像をアップします。

あ、ビフォーの画像は残していなかった。。。)





by nazunanet | 2018-02-06 13:01 | 布のこと | Trackback | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


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