カテゴリ:薺nazunaの手仕事( 44 )

あとは商品撮影を待つばかり。

只今、撮影部(ダンナさん)のスケジュール待ち。。。(笑)


「麻の重ね」をちくちくと制作。

麻には麻。。。

出来上がった袋物に絹の組紐を合わせてみたら、

何かしっくりこない。

野趣溢れる麻の生地に、

絹のなめらかな組紐では負けてしまう。

色々な素材の紐を合わせてみた。

以前、織物の里、桐生で見つけた「通糸」と呼ばれる麻の糸。

織り機の高機の棹などに掛ける丈夫な糸だそうで、

現在では合成繊維が使われるけれど、

明治~大正、昭和の時代は滑らかで丈夫な麻糸を使っていたという。

その糸を使って四つ組の紐を編んでみた。

あまりに滑らかで編む指から何度もすり抜けてしまい、

編み続けることさえ困難に。

この糸は桐生の呉服屋さんで見つけたときに、

「貴重な糸です。どうぞ大事に使ってください」と念押しされたもの。

素朴な生成色の麻糸だけど、

本当に貴重な日本の織物の歴史の詰まった糸。

大事に生かせるように使います。。。

それから、革を縫うための堅牢な麻糸も組んでみた。

革縫い用の糸は滑らかでたっぷりと含んだ蝋が、

編み上げた紐を丈夫なものにしてくれる。

野趣溢れる麻や南部麻、ゴリゴリ麻、大麻布たちが、

麻糸を編み上げた紐と、

ガラスのとんぼ玉で飾られていく。。。



一見、素朴だけど、

もうどこにも見つけられなくなってきたものばかりで

仕立てた袋もの。。。

そんなささやかな宝物を喜んでもらえたらいいなあ、と思う。



おしなもの更新まで、

もう少しお待ちください。



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by nazunanet | 2018-03-13 17:02 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)

山桜の前飾りを彫る

前飾りや留め爪などを彫刻刀で彫る。

材はやっぱり山桜が薺 nazunaの定番。。。

色々な材を試してもみたけれど、

品の良い木目と木肌の色、目の詰まった丈夫さと、

何より、特に何もせずとも月日が経つうちに増してくる色と艶。

そして桜の花が大好きだというのも一番。。。

そんなわけで、留め具は山桜の材を使うことが多いのです。



山桜の皮つきの端材は、都内ではなかなか手に入らない。

材木屋さんで桜の端材を見せてほしいとお願いしたら、

思っていたものと全く違うものがやってきた。

「これは桜ですか?」

「そうですよ。サクラです。」

「・・・桜って、山桜の桜ですよね?」

「山桜じゃないです。

これはね、樺です。樺のことを”サクラ”っていうんですよ」

材木屋さんで「桜」というと、白樺などの樺の木のことをいうそうで。

「山桜が欲しいんですけど・・・」

「うちにはないなあ」



薺nazunaを始めて少し経った頃、

乾燥させていた桜材の在庫が底をつきかけていて、

また仕入れようにも、なかなか見つけられなくて困っていた。

山間部界隈の木材屋さんなら、

間伐採などで薪用に売ってるかもしれない。

地方の木材屋さんの所在地をネットで探したり、

電話して聞き回ったり。

運良く何十年も乾燥させた材を売っているお店を見つけることが出来た。


北海道の山で間伐採した材(といっても10年は乾燥しているけれど)は、

少し白っぽい。

仕上げのオイルを塗布して磨いても、白さはそのまま。

そういう材は”白うさぎ”の前飾りに使っている。

何年経ってもキリリとした色白な肌艶は、

北の大地で育った山桜の色なのかも。


島根の何十年も乾燥させたものは木肌の赤味が濃い。

仕上げのオイルで磨くと、一層色が深く濃く出る。

それで”瑞雲”や”龍雲”のカタチに彫ったり、

網代紋様や鱗文様を彫ったりする。



布と木、革、金属など、

異素材を組み合わせるのが薺 nazuna好みの袋もの。

また留め具を彫って、

布に合わせていこうと思います。





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by nazunanet | 2018-02-28 17:38 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)

冬の麻

「麻の重ね」を制作中。

藍、型染、亮布、南部麻、蚊帳麻、苧麻などなど。

とんぼ玉やアンティーク玉なども合わせて、

日々の暮らしの中に、

ちょっと心和む袋ものを。

もうすぐ完成します。


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by nazunanet | 2018-02-23 13:17 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)
古布を縫うとき、

主に絹糸や木綿糸を使ってきた。

ポリエステルの糸だと色合わせしても、

何か浮き上がってしまって、布の織り目に沈んでくれない。

それで小さな袋物などは主に、天然素材の糸を使って

仕立てることにしていた。

柔らかなリネンや織りの細かな上布は絹糸や木綿糸でも大丈夫だけど、

粗目の織りの蚊帳の麻や、

ゴリゴリ麻の中でもざっくり感の強い厚手の大麻布など、

強いとされるポリエステルの糸でも、

縫っているうちに織り目にこすれて切れることもあった。

最近、バッグの修繕依頼を頂いた際に使用した革の手縫い用の糸、

インディアン・シニュー糸で粗目の蚊帳織り布を縫ってみたら、

すんなりと織り目の中に沈みこんでくれて、

ループなどを使ったときも糸目の出方も美しい。

ブレスやアクセサリー用にもシニュー糸を使っている。

好みの細さに細く裂いて使うシニュー糸は、

国産のものやアメリカ製のものなど、

色んなメーカーのものがある。


元々はネイティヴアメリカンの皮細工に、

動物の”腱”を糸にして使われていたのがシニュー糸の由来。

現代のものは、そのシニュー糸の特徴と良い部分を合成素材で再現されたもの。

色んなメーカーのものを使ってみて、

一番使い良かったのがインディアンシニュー。

天然素材ではないけれど、使い心地が非常に良く、

しかも、全く糸切れしない。



ちくちく、とアイテムを制作中です。。。

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by nazunanet | 2018-02-16 14:23 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)

冬の「麻の重ね」

藍の麻と同じくらいに、

生成の麻、苧麻、大麻布も好き。

薺nazunaでは、冬でも夏でも季節に関係なく、

麻や苧麻や大麻布のバッグや袋ものを制作。。。



麻には麻を重ねる心地よさを、

袋物でも実践中。

麻に木綿を合わせるよりも、

麻を重ねた方がシルエットが美しく出る。

生地の張り感や折りのシャープさんが、

麻と木綿では糸の質が違うからなのだろうと思う。


「麻の重ね」をちくちく制作中。。。






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by nazunanet | 2018-02-08 01:44 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)
布の手仕事の中には、

染める、織る、刺繍、仕立てる、など

様々にあるけれど、

染めでも織りでもなく、

布を合わせて、糸と針で仕立ててゆく作業というのが

何故か一番心地よく感じる。

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でも、カンタ刺繍と出会ったことで、

少し変化を感じてもいる。

技法などを細かな決まり事のある”刺繍”ではないカンタ刺繍。

アンティークのカンタや望月真理さんの作品を拝見したら、

地刺しが細かく、布もとろけるようにふんわりしているのが心地いい。


穴が空いて破けたシーツやカバーがあったら、

それを使うといい、という。

何枚か破けたのを捨てずに取ってある。

大きなサイズを刺していくのをそろそろ始めないと、と思う。


あと、縫うことの他の手仕事としては、

彫刻刀で彫る作業も、

この上なく心地よい。
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布も木彫も、

二つ合わさってカタチにできるのが、

小物入れなどの小さな袋物。


大きな袋物も小さな袋ものも、

じっくり作っていこうと思います。



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by nazunanet | 2018-01-28 22:47 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)
2005年の春に薺nazunaのHPをオープンしてから、

今年で13年目になりました。

毎年、毎年、今年もなんとか年を越せた、と思いながら、

続けてこれましたのも、皆々様のご愛顧とご贔屓、

またHPやブログへ遊びに来て下さった方々のおかげです。

有難うございます。

手縫いにこだわって、チクチクと。。。

でも、最初はそこまでなんでもかんでも

手縫いとこだわって始めたワケではないのですが、

作っているうちに、やっぱり手縫いは全然違う、と納得していった次第です。

出来る限り、やれるうちはこの制作活動を続けていこうと思います。

今年は”身につけるもの”として、

wearもやりたい、と大きな夢もあります。。。

まずは、少しずつ、できることから。。。


これから商品撮影して、

27日土曜日付けの母屋のHPのおしなものページを更新します。

お時間ございましたら、ちょこっと覗いてみてください。

薺nazuna 店主



薺 nazuna  布手仕事 + 古道具

nazuna.net
(www.nazuna.netでもどちらでも)



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by nazunanet | 2018-01-26 15:39 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)
日本の藍染はJAPAN BLUEと呼ばれてる。

インディゴでもなく、

ネイビーとも紺ともちょっと違う。

藍染は一色に見えがちだけど、

布によって、藍色が全然違う。

青みがかかっていたり、紫がかっていたり、

ほんのり赤味がさしていることも。

でも、染め色に透明感があるのが不思議なところ。

化学染料のネイビーや紺色の布と並べてみると一目瞭然。

濃く染められているのに、透明感のある色なのが、

藍染の不思議で美しいところ。。。



そして、使っているうちに、少し色が掠れてきたり、

褪せてきたりする部分が妙に、妙に味わい深いのです。


そんな布で”薺"の別名でもある”羊飼いのかばん”という名のバッグを縫っています。

初めて制作したのは、フランスリネンで仕立てたもの。

今度は藍染のもの。

密に織られた帆布のように厚手の藍染の古布を見つけたので、

これと柔らかな藍木綿で仕立てることに。。。

身体にしなやかに沿うように仕立てるのが、

”羊飼いのかばん”。。。

軽やかな散策や、旅の相棒にして貰えたらいいなあと思います。

おしなものの更新まで、

もう少し。。。










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by nazunanet | 2018-01-19 02:14 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)
今では作られることの殆どないマイクロビーズと言われるサイズの。。。

アンティーク、というか発掘品のターコイズやラピスラズリの、

手で削ったというビーズ。

これでブレスやネックレスを作りたいけど、

これにスムーズに通ってくれる糸が見つからない。。。

0.2ミリの糸が通るかと思っていたけど、

通らないビーズが多数出てしまった。

最後の手段は極細のワイヤー。。。

ブレスレットはワイヤーでも綺麗だけど、

ネックレスはなるべくならテロンと動きを出したいので糸で作りたい。

縫物や編み物、刺繍も普段はルーペを使わないで裸眼で作業だけど、

このマイクロビーズは全く穴が見えないのでルーぺが必要。。。


前々からビーズものを作りたかったので、

制作している間、ちょっと袋物を小休止しているけれど、

なんだかんだと糸を編んだりビーズを通したりする作業、

細かいけれど、とても楽しい。。。


形は袋もの同様に、

なるべく金具を使わないデザインで作りたくて。。。

装身具は、どこか発掘品的な、

ちょっとプリミティブなものが好きなので。


目がしばしばして来たので、もう寝よう。。。




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by nazunanet | 2017-12-18 02:07 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)
ずっとショルダーバッグに使用してきた金具が、

もう廃番になてしまっていて、

それでもあきらめきれずに探していたら、

ようやく発見。

ちょっとだけ手に入れることが出来たので、

作りかけのアイテムの制作が再開できることに。。。

こうなるなら、もっとストックしておくんだったと後悔しきり。


けれども。。。

まあ、個人制作なので大量ストックはできないから、

少しずつ気に入った素材を集めて、また作っていこうと思います。



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by nazunanet | 2017-12-17 14:24 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


by nazunanet
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