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2020年 02月 04日 ( 3 )

木製の台所道具が好きなのは、

まず見た目、それから何と言っても使っていて気持ちがいいし、

とにかく優れもの。

そして一度我が家にお迎えした道具たちは、ずっとずっと愛用していく、

我が家の歴史(?)と共にずっとある相棒たち、といった感じ。

簡単に捨てたり、新しいものを買ったりせず、

ずっと使い込まれていく楽しみを教えてくれる大事な道具たち。。。

しゃもじやヘラ、自家用に作った味見用のスプーンも、

もうずいぶんと長く使っている。これでないと、と思う。


台所にある木製や竹製の道具はそこそこ揃っている。

まな板は言うに及ばず、スパイスを砕くクロック、

様々な用途に合わせて使い分けている幾つもの木製ヘラ、

しゃもじも竹製のものと毎日使っている大きな木製のものがある。

陶器のごはん窯やライスポットで炊いたとき、

大きな木製のしゃもじが底までしっかり届いてご飯を優しくほぐしてくれる。

茶こしも竹で編まれたものが大中小。

大は味噌こしに使えるし、中くらいのはやかんで番茶を入れるときに便利。

小さいのはしょっちゅう使っているので、茶渋で飴色になってきた。。。

蕎麦用のザルに、干し野菜用のザル、蒸篭や鍋蓋などなど。。。

ステンレスやアルミ、銅、ホーローなど金属製やガラス製のものもいいけど、

やっぱり木製は、前記事でお茶碗かごのことを書いたように、

ワタシの個人的好みで言うと、最も機能が優れているように思う。。。


竹製や木製というと、すぐにカビが生えるんじゃないかって思われるけれど、

プラスティック製のものが一番カビが生えやすいように思う。

どんなに抗菌製品であっても、

やはり細かな傷が出来て、そこからカビが生えてくる。


木は切り出されて道具になっても、空気や水気を吸ったり吐いたりと、

ずっと生きている時と同じように仕事をしてくれる。

そして竹や木そのものが持つ抗菌作用が、

カビなどを寄せ付けないようにしてくれているようにも思う。

まな板も、昔は一般的な白い樹脂製のものを使っていたけど、

やはり毎日よおく洗っていても、なんだかんだとカビが出てくる。

洗って熱湯を掛けて、時に塩素漂白をかけてという繰り返し。

今は桐のまな板を使っている。

料理をしたら石鹸洗剤でよおく洗って、たわしで磨いておく。

熱湯もかけておけば安心。

勿論、塩素漂白は出来ないけれど、カビが生えたことなど一度もない。

日々使っている桐のまな板は、浅草の工芸博物館の売店で見つけたもの。

一つ買って使ったらあまりに良いので、

再びサイズ違いをわざわざ買いに行ったほど。

桐は洗ったあとの水切れが良くて、何より軽い!

巷に木製のまな板は色々あると思う。

イチョウやひのき、杉、ひば、オリーブなどさまざまに。

大きくて重いと洗ったり、置いておくのも大変だけど、

桐のまな板は女性が扱うにはぴったりの超軽量、これが一番気に入ったポイント。

大中小と用途別に使い分けている。

大きなまな板はパン生地や麺類、点心、パスタの生地を作るときに、

中型は毎日の食事に大活躍。

一番小さいのはチーズを切ったり、

焼きあがったパンを載せてお皿代わりに使ったり、

サンドイッチを作るときに使ったり。

熱いパンを陶磁器のお皿や樹脂製のまな板に載せると、

結露して水気がパンに付いちゃうけど、木製のものなら水気を吸ってくれるので、

カリッと焼きたてのまま使える。。。



一見、レトロな郷愁を誘う前時代的に思われる木製、竹製の台所道具は、

本当はとても高機能で優れているものばかり。

でも、どんなに素晴らしくても、

使う人がいなくなると一気に無くなってしまうものだから、

この素晴らしい道具をいつまでも作り続けて貰えるように、

どんどん使っていく人が増えたらなあと思う。。。




by nazunanet | 2020-02-04 18:20 | 日々のあれこれ | Comments(0)

竹で編んだお茶碗籠

我が家で使っているお茶碗籠は、

もう20年以上前に、合羽橋の荒物屋さんで見つけた竹製のもの。

籠やざる、花籠から市場かごまで扱っていたお店は、

数年前には無くなってしまったみたい。。。

合羽橋へ行くと、必ず入ってみたくなるお店の一つだった。

竹製のお茶碗籠は、縁の部分を真鍮のワイヤーで補強してあるような、

無骨で素朴な長方形の籠。

編まれた竹も、裂いてあるけど、しっかり厚みと幅のあるもの。

なので、大きな洋皿やお茶碗、カップなど、どっさり入れてもビクともしない。

この籠に出会うまでキッチンには、

一般的なプラスティックの水切り籠があった。

洗った後、水気を切れるまで置いておくものだけど、

ついつい、すぐに拭き上げて仕舞わずに、

しばらく籠の中に食器を置きっぱなしになっていたり。

また、水受けトレーの部分は夏場はぬるぬるしやすかったりして、

大きなかごと水受けトレーを洗ったり、塩素漂白するのも面倒になる。

プラスティックは傷がつきやすく、すぐに汚れが付着しやすくなるし。

ずっと置きっぱなしにするのは不衛生かも、と、それらを廃棄して、

洗ったら大判タオルなどに食器を置いて拭くようにしていたけど、

やっぱり、陶器や木製のものはしばらく置いて乾かさないといけない。

そんなときに出会ったのが竹製のお茶碗かごだった。

そこにタオルを敷いて、洗って水気を切った食器を入れて、

しばらく置いておくと、もうすっかり乾いている。

他に、韓国製のアルミの蒸しザルもお茶碗かごとして使っているけど、

金属製のかごは、竹製のものに比べると、いつまでも水気が乾かない。

勿論、タオルを敷いて使っているのに。

金属製のは最終的に拭いて仕上げないとだめ。

竹製のものはタオルで拭き上げなくてもいいくらい乾く。

天気の良い日は天日干しして使っているけど、

もう20年選手なので、だんだん古ぼけてきてる。

でも、このお茶碗かごは、本当に買って良かったなあと今でも思う。


 追記;竹籠、今度画像を撮っておきます。

でも、韓国のアルミザルはかなりのお気に入り。

竹で編んだお茶碗籠_d0221430_21520363.jpg

恵分社で蒸しザルというのを見つけて購入。
でもあまりに大きいのでどの鍋にも組み合わせられない。(笑)
なので、お茶碗かごとして愛用。便利、便利です。

by nazunanet | 2020-02-04 17:59 | 日々のあれこれ | Comments(0)
古布の麻と藍木綿や着物の裏や長襦袢に使われていた染めの布。

襦袢の染めは、たおやかな女ものよりも、

いなせな男ものが格好良いなと思う。

着物も、縞や格子や伝統柄の染めなどの、いわゆる男着物が好みな薺nazuna。

布好きが始まった頃は、絹の華やかなアンティークはぎれを集めていたというのに。

目黒の池田さんに通って、

モダンでレトロな昔キモノのハギレを買い求めていた頃は、

藍木綿は殆ど眼中に無かったと言ってもいい。。。

それが、ある古民家の骨董屋さんで一枚の藍染め木綿に出会ってからというもの、

昔の木綿の布、麻の布、藍染め、絣、縞、格子にどんどんはまっていって。。。

今は華やかな絹モノは、蚊帳の外に置かれてしまっているのかも。。。

でも、絹布だって、

素敵なもの、格好いいものを見つけたら、やっぱり集めてしまう。

天然の紅花染めや紫根染めの絹布の美しさや、

華やかな男襦袢の絹地の色っぽさなど。。。



もう今ではなかなか容易に見つけられなくなってきたから、

古いものでなくても、と思うこともあるけれど、

色や柄、そして織りの良さを思うと、やっぱり古布を探してしまう。

でも、古布も未使用のものから、何度も水をくぐったものまで様々。

袋ものに使うとき、木綿なら木綿、麻なら麻、といった感じで、

布を二重に重ねて縫っている。

無地の麻の裏に、鮮やかな色や柄の麻を重ねたり。


以前は、通常使われる化繊の芯地をアイロン接着していたけれど、

古くなって修繕したりした袋ものの擦り切れが、

案外、裏打ちした化繊の芯地の硬さと

古布の柔らかさが重なって痛みが早まったりしているような気がして。。。

柔らかい綿素材に、化繊の繊維の布は硬くてこすれると痛いだろうな、と思った。

アイロンで接着するから、接着剤がついてるので、

それを修繕するときにはがすと、古布の絹などは破れてしまう。

繕いできるように、作らないといけないとも思ったのも理由の一つ。。。

ふんわり心地よくて選んだ布を、

やっぱり出来上がったときも、ふんわり感を感じてほしいと思うから。



完成まで、もう少し。

出来上がりましたら、おしなものへアップします。









by nazunanet | 2020-02-04 00:57 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


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