アンティークの布、手紡ぎ手織りの布を触っていたら、
今、流通している生地でこのようなものは手に入らない、と
本当に残念な思いになる。
もちろん、個人の染織されている方や、
工芸家や着尺で作られたものは、
大量生産の生地とは違うけれど、
でも、木綿という植物のワタ自体なのか、
それを糸にする技法の違いなのか、
明らかに、木綿の繊維の豊かさが違う。。。
なかなか現代日本の手紡ぎ手織りの木綿布は手に入らないので、
最近はインドのカンタに目が行っている。
カンタ=手紡ぎ手織りも、布のクオリティが多様にあるだろうけど、
木綿の柔らかな肌触りは、大量生産されたペラペラした生地と比べると、
素晴らしいものがある。
大量に生産される生地は、
紡績するときに薬品を使って、また織る時に薬品を使うことで、
糸が切れたりせずに高速で織ることが出来る、と。
そうすると、繊維の糸はツルツルとなめらかだけど、
あのふわふわした繊維の豊かさはどこにも無くなる。
私が古布やアンティークの布に魅了されたのは、
その柔らかな肌触りにある、というのも大きい。
今のインドが羨ましいなと思うのは、
現在でも、日用使いの布を手紡ぎして手織りしていること。
手間のかかる仕事が、今も確かに息づいている。。。
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