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昔の木綿と今の木綿

アンティークの布、手紡ぎ手織りの布を触っていたら、

今、流通している生地でこのようなものは手に入らない、と

本当に残念な思いになる。

もちろん、個人の染織されている方や、

工芸家や着尺で作られたものは、

大量生産の生地とは違うけれど、

でも、木綿という植物のワタ自体なのか、

それを糸にする技法の違いなのか、

明らかに、木綿の繊維の豊かさが違う。。。

なかなか現代日本の手紡ぎ手織りの木綿布は手に入らないので、

最近はインドのカンタに目が行っている。

カンタ=手紡ぎ手織りも、布のクオリティが多様にあるだろうけど、

木綿の柔らかな肌触りは、大量生産されたペラペラした生地と比べると、

素晴らしいものがある。

大量に生産される生地は、

紡績するときに薬品を使って、また織る時に薬品を使うことで、

糸が切れたりせずに高速で織ることが出来る、と。

そうすると、繊維の糸はツルツルとなめらかだけど、

あのふわふわした繊維の豊かさはどこにも無くなる。


私が古布やアンティークの布に魅了されたのは、

その柔らかな肌触りにある、というのも大きい。

今のインドが羨ましいなと思うのは、

現在でも、日用使いの布を手紡ぎして手織りしていること。

手間のかかる仕事が、今も確かに息づいている。。。




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by nazunanet | 2026-03-25 16:35 | 布のこと | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


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