子供の頃から絵画を見るのが好きで、
図書館や本屋さんに行ってはよく画集に見入っていた。
あれはいつの頃だったろうか、
大体、80年代の終わり頃だったと思う。
洋書だけを扱う書店で、「伊藤若冲」と表紙に書かれた大きな画集をみつけた。
開いてみると、あまりにデザイン的で大迫力の絵画の数々に、
現代作家のものかと思ったけど、年代をみると江戸時代とある。。。
ええーー!びっくり!!
欲しい!
その画集が欲しかったけど、当時の私には高価なものに思えてどうしても買えなかった。
でも、その絵が忘れられず、後日お金を握りしめてお店を訪れたがもう本は無くなっていた。
残念に思ったけど、日本で出版された画集があるんじゃないか、と
書店や古書店をくまなく巡り歩いたものの、
「伊藤若冲」と表記のあるものはどこにもなかった。
当時、この絵師についても調べようとしたけど、
絵師の紹介も何も載っていないし、作品なんてどこにも載っていなかった。
調べ方が悪かったのかもしれないけど、
美術史や日本の絵師のことなど、図書館や本屋で調べるくらいしかできなかった。
当時はインターネットも無い時代。もちろん、ウィキなんてないし、
SNSもない。
「ああ、あの時に無理してでも買っておけば。。。」
と思ったのち、ぼちぼち、若冲を紹介する人が現れ始めた。
その後、2000年代になって空前の若冲ブームが訪れる。。。
そうしてようやく、あのとき見たのは、
海外のコレクターの方の所蔵の画集だったんだな、とわかった。
それから今に至るまでの若冲ブームは言わずもがな。。。
でも、あのときは本当に、若冲のことなんて、
なんにも、どこにも載ってなかったんだよ、、、。
美術本にも絵画本にも若冲のことなんて、これっぽっちも。
そういえば、
同じような感じで、フェルメールもそういうのあった。。。
子供の頃に美術図鑑で見たフェルメールの絵画、
中でも牛乳を注ぐ女の絵に釘付けになり。。。
注がれるミルクがまさにミルクで、ミルクでしか無くて、スゴイ!!って。。。
あまりに感動して、フェルメールは子供の頃からずっと好きだった。
その後、人から好きな画家は?と聞かれて、「フェルメール」と答えると、
「え?誰?」という返事。
他の誰もがポカーンといった感じで、「ああ、あの画家ね」というような反応。
そんなに知られてないんだなあ、と残念に思ったものだった。
そして、またしても、その後、空前のフェルメールブームが起こる。。。
名前を言ってもピンとも来なかった画家が、
今や知らない者などいないような有名な画家に。。。
そういうの、きっと山ほどあるんだろうなあ。。。
誰かが良いって言ったから、とか、
有名だから、とか、人気だから、価値があるから、というので選ぶよりも、
その絵を見た途端、ものすごく感銘を受けたから好きになりたい。。。
名も知らぬ画家の絵画を買う人の心情というのは、
そういう感じなのかな。。。
画集を見つけた頃なら、私にも若冲の絵を買えたのかな。(ローンで?!)
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