先日、古い木綿の束をみつけて購入。
衣服用のものではなく、芯材に使われていたものだという。
決して綺麗なものではない。
シミや汚れもあって、糸くずもたくさん残っている。
かなり古いものだし、果たしてどうなんだろう。。。
でも何か気になると思い、思い切って購入。
布を広げてみて、「これは即洗うしかない!」と、
酸素系漂白剤と純石鹸で念入りに泡立ててから、一晩浸け込んで洗ってみた。
翌日、広げて干してみたら、しみや汚れは殆ど落ちて美しい表情がかい間見えた。
資材用に作られた布なので、衣服用のような柔らかさはないけれど、
その分密に織られて張りがあり、尚且つ、弾力ある柔らかい木綿布なんて今ではお目にかかれない。
洗った布をお日さまの下で干し、アイロンで布地を整え、
しわを伸ばしてみて、
あれれ。。。
なんだか胸が高鳴る。
ルーペで布の織糸を拡大して見ると、手紡ぎの糸で織られてるということが分かった。
(機械紡績の糸は左撚り)
衣服用の布で手紡ぎ手織りはよく見かけるとしても(最近は高価なものだけに)、
こんな資材用の布で手紡ぎ手織りなんて、かなり時代のあるものだと思う。
明治か、大正か。。。
とにかく、今の木綿のブロードやシーチングとは比べ物にならない。
とはいっても、今の布は今の布で良いのです。。。(苦笑)
スベスベしてなめらかで、均一な織り目で、細い細い糸で織られてる。まるでシルクのように。
でも、手紡ぎの糸で織られた布は、木綿の織糸がふわふわで、
いわゆる化粧用コットンボールをそのまま布にしたように、ふんわりしてる。
コットンボールのふわふわを残したままの布なので、手触り肌触りが気持ちいい。
でも、殆どの人が現代の衣服用にはスベスベなめらかなのが良いと思うだろうけれど、
でも肌に心地よく、ずっと長く着ていたいと思わせてくれるのは手紡ぎ手織りの布だと思う。。。
こんな素朴な手作りの布をいつも探しているけれど、なかなか見つけられない。
古いものは数が限られているので、だんだん無くなっている。
布を扱う骨董屋さんも「年々、もう品物は無くなっていくね」と言っていた。
もう十数年前に、たまたま、お店の葛篭の奥の方にあった布を引き出して買ってみたら、
たまたま手紡ぎで手織りの布だった。そんな嬉しいものを見つけて以来の。。。
こういう素朴な何の変哲もない木綿の布なんて、
着物や羽織やタペストリーは取っておいても、
押入れや箪笥や蔵から出てきても、
「こんなのいらない」って真っ先に捨てられてしまうようなものだろう。。。
今、布の手触りを確認して、ふっふっと悦に入る私。
こういうのを長いこと探して、探して、やっと見つけた喜び、というか。。。
また近いうちに作品に仕立てて、お披露目できればと思います。
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