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藍染めと化学染料を確かめる方法

昔の布で、「これは藍染かな、化学染料かな?」とわからなくなるときがあって、

布の匂いなど、藍染は独特な香りがあるけど、

洗いこまれていたり、古びていたりで、時々判断がつかないときも。。。

そういうときは、

布の端っこにでている糸をちょっと切って、

白い陶器のお皿において、

マッチの火で糸を燃やします。

すると、糸の染料が白いお皿に残るのが藍染め。

残らないのが化学染料、

というのを、昔、聞いたことがあって、試したりしています。

下の画像は、それを確かめたときのもの。

藍染めと化学染料を確かめる方法_d0221430_17562778.jpg


マッチの燃えかすもあってわかりにくいけど、

お皿のマッチ棒の下が、藍染めの糸を燃やした跡のもの。

青緑の色がついたところは、藍染の糸が燃えたもの。

マッチ棒より上で燃やしたのが化学染料の糸。

藍染のような色は何も残らない。。。


これが全部正しいかどうかはわからないけれど、

自分なりの参考になったりもしています。


布のことや糸のことや、縫うこと、彫刻刀で材を彫ることなども、

誰かに教えてもらったことは一度もなくて、

裁縫や革細工も習いに行ったりしたこともなく独学というか、我流です。。。


手芸や裁縫のお稽古に行くと、そのやり方が染み込んでしまって、

自分なりのやり方ができなくなりそうで。

アンティークの刺繍などを見ていると、

お稽古の生徒さんが作られたものよりも、

自己流で作った方のものの方が生き生きとしたものを感じることがあって。

技術が少し拙くても、それを作り出したいという情熱を感じるものが、

自分としては好きだなと思います。

なので、自分も作りたいという気持ちのままに製作しているので、

すべて我流も我流。。。

古布や骨董のことも、骨董屋さんや市で出会ったお店の方たちに、

話を聞いて、教えてもらったり、自分で見比べたり、本で学んだことばかり。

習いに行ったりすれば、知識も早く得られるかもしれないけど、

自分で気づいたときの楽しさが大きいので、

独学我流で進んでいます。。。

昔は正反対に、大勢で一つのものを作りあげていくというのをやっていたせいか、

今は一人で物を作るのが元々の性に合っていると思う。

子供の頃から、黙々と、ひたすら何かを描いたり、

物を作っている時間が好きだったので、

それに立ち返って、また物をつくることができて良かったなと思ったりします。。。


新しいアイテムを着々と製作中です。

出来上がりましたら、またおしなものにアップします。


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by nazunanet | 2025-05-25 18:27 | 布のこと | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


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