サッカー男子、ここまで無敗無失点で頑張ってきたけど、ついに敗退。
内容にいろいろ思うことはあるけれど、
悔しい裁定があったとしても、点を入れれば勝ちなんで。。。
チャンスをものに出来なかったっていうのが一番悔しいけれど、
よく頑張ってきたと思う。。。
もっと上を目指していって欲しい。この悔しさをバネにして。
いろんな競技で誤審とかファウルとか、ギスギスしたニュースも飛び交うけれど、
その点、馬術は勝っても負けても清々しい!
東京五輪のときも馬術を生で観戦したかったけど、
抽選に外れて。
(追記;その後、コロナ禍での延期、観戦中止がありましたね。)
あと、放送されているときも見逃したりしていて。。。
今回のパリ五輪も、
放送日とかどこで観れるのか、よくわからないまま始まってしまい。
銅メダルの快挙の試合を見ることが出来なかった。
その大騒ぎでどこで観れるとかいつ放送されるかが分かったので、
ちょこっとずつ観ています。。。
お馬さんはかわいいね。
一頭一頭、姿も顔も、動きもくせも何もかも違うので、
観ていて飽きない。
そして日本代表が出場したら祈る思いで観ているんだけど、
結果が思わしくなくても、「ああ、よく頑張ったね」とねぎらう気持ちになる。。。
他の競技、サッカーとかだと「もうーー!」とフラストレーションがたまることもしばしばだけど、
お馬さんと一緒の人馬一体の競技は、ダメでも「しょうがないね。今回は集中出来なかったんだね」と、
なんか鷹揚に観ることができるので、
ストレスフリーです。
馬術はベルサイユ宮殿をバックに、ロケーションは素晴らしいし、障害物もかわいいし。
騎手の衣装もお馬さんの衣装も素敵で。
そういえば、30年くらい前にベルサイユ宮殿に遊びに行ったなあ。。。
その時は今みたいにどこへ行っても観光客でごった返すこともなく、
本当に静かだった。
鏡の大広間も独り占め感覚だったし、ベルサイユ宮殿の庭や森、
カフェもゆったりくつろげて雰囲気がよかった。
こんなすごい場所で死ぬまで普通に(?)暮らしていた太陽王ルイ14世ってすごすぎる!
と思ったものだった。
それで、あの場所で馬術の競技会だなんて、本当にすごいことだなと。
そこで日本代表選手が銅メダルを獲得出来たなんて、もう夢のよう。。。
初老ジャパン??の長老?、大岩選手がメダル授与のすぐあと民放のインタビューで、
「私の馬(MGHグラフトンストリート)は年齢が高いので、言うことをあまり聞かない」みたいな話をしてて、
「大舞台でないと本気の実力を出さないので、今回のオリンピックで『やっと自分の出番だ』」って。(笑)
馬のプライドとか性格が想像できて本当におかしかった。
そのあと、記者会見では戸本選手も同じような事を言ってたので、お馬さんあるあるなのかな。
お馬さんは好きだけど、競馬は二回くらいしか観に行ったことがない。。。
競馬の面白さもあるだろうけど、賭け事独特の雰囲気があるので、
もっと馬術大会とか気軽に観に行けたらいいな、と思う。
今回のメダル、西男爵、バロン西以来92年ぶりの快挙と言われて。
また男爵がそのあと、戦地へ赴き、硫黄島で戦死されたということを知ったとき、
悲しみが胸に溢れてきた・・・。
きっと天国で喜んでくださってるかもしれないね。。。
ふと、戦争で亡くなられたアスリートのことを描いた『炎のランナー』という映画を思い出した。。。
青春の全てをオリンピックの競技会に捧げて炎の車輪のように駆け抜けていったアスリートたちが、
それぞれ戦争や紛争で亡くなっていったのを、
後に生き残った同輩たちが教会で追悼するというラスト。
この映画の音楽も衣装も良かった。
貴族のアスリートが芝生の庭に並べたハードルに、
シャンパンを注がれたグラスをを立てて「一滴もこぼさないぞ」と飛び越えていくシーンもイイ。
当時は人種差別もあって、アラブ系イタリア人のコーチが会場に入れないので、
競技場が見える近くのカフェで祈るように待っていて、
イギリスの旗が昇るのをかすかに見えて、声を殺して涙するシーン。よかった。。。
バロン西氏や今回の馬術選手たちも何か映画になりそうなドラマがいっぱい詰まってる。。。
8月1日に障害飛越の団体予選の試合があった。
杉谷泰造選手が最多の7度目の五輪出場になったけれど、
残念ながら日本代表チームは16位で(10位までが決勝へ進める)予選敗退になり悔しかったと思う。
ニュース記事で読んだのが、
「総合馬術で幼馴染の大岩義明選手らが銅メダルに輝くのを『震えながら』見届けた」とあった。
「震えながら」・・・
この表現がものすごく沢山の思いを表していて、
何か涙が溢れてくる思いがした。
人生のほとんどを馬と共に競技に打ち込んできた人たちの深い熱い思いが表されてるな、と思う。。。
まだ個人戦もあるので頑張ってほしい。
これからもまた楽しみにしていこう。