長野県上田市の前山寺の売店で買い求めた干しぜんまい。
真っ黒な紐のような感じ。。。
これをたっぷりの水を鍋に入れて火にかけて、
沸騰前に火をとめて常温になるまでそのまま冷まし、
常温の茹で汁の中でゆっくりと軽く揉み込む。
水を変えて、また繰り返す。
3度目に沸騰寸前まで茹でて火をとめたら、そのまま茹で汁の中で一晩おいておく。
そうして戻したのがこちら。
一袋でこれくらいたっぷり戻せた。
瑞々しさがそのまま。
このうちの半分を炊き込みご飯に使おうと思う。
今日は油揚げと一緒に、食べやすい長さに切ってから軽く炒めて、しょうゆを回しかけ、
出汁昆布と一緒に水に浸しておいた白米に、
塩をほんの少しと、油炒めしたぜんまいと油揚げを入れて炊く。
炊き上がって蒸らしたのち、蓋を開けたら何とも言えない良い香り!
炊き上がった干しぜんまいご飯は、滋味深く、味わい豊かな鄙びた味。
小皿の梅干しとシソの実の塩漬けがご飯によく合う。
ああ、美味しいね!!
ダンナさんと目を見合わせて満面に笑顔に。
どこでも買える水煮のぜんまいとは全く違う味。
春の野山の香りが封じ込められてる。
なんという贅沢なものだろう。
ご飯釜でお米を炊くと、それが立派な一品になる。
一汁一菜で十分だな、と思わせるほどに。
噛み締めて味わう楽しみと喜び。。。