2022年 09月 10日
Life with ネコ展
白金にある博物館へネコ展を見に行く。

ネコ展はこれまでも色んなところで開催されていたのを追いかけて見に行っていた。
さて、今回のネコ展はどんなかな?
てくてく歩いて行く。
散歩コースではあるけれど、距離があるのでしばらく行っていなかった。
坂道を上って道路を横切り、東大病院の敷地をてくてく。。。

白金にある東大病院の敷地の隣に、『港区郷土歴史観』という施設が出来ていた。
以前は、昭和13年(1939年)にロックフェラー財団の支援と寄付にて、
国民の保健衛生の調査研究、普及のための「公衆衛生院」という機関のために建設された建物が建っていて。。。
2002年まで使用されていたそうだけど、機関が埼玉県和光市へ移転してからは廃墟となっていた。
時々、東大病院の敷地を散歩した時など、敷地の端に異様な光景が広がっているのを呆然と眺めていたものだった。
鬱蒼としたジャングルのような緑に覆われた奥に、レンガ造りの建物が朽ち果てていくようなのを、
勿体ないねえ、と思っていた。
下の写真は、改築工事前の2009年5月に撮影したもの。
写真では写ってないけど、もっとジャングルか森の奥深くのような、
うっそうとした樹々や緑に覆われて、何とも言いがたい光景が広がってた。

ある時、散歩に行ったら、この建物の周りに工事の柵や足場が出来ていて、
近くのカフェのスタッフさんに「複合施設が出来るらしいですよ」と教えてもらった。
ロックフェラー財団が建設したという建物だから、どんなものが出来るんでしょうね、と。。。
建物の設計は東大の安田講堂も手掛けた設計士の内田祥三(よしかず)氏というので、
本当に東大の造りと同じ。
2009年に港区が土地と建物を取得して、郷土歴史館を中心とした複合施設に改修。
2018年に改修工事が完了して開館したのだそう。。。
2002年から2009年までの間、手つかずのままの廃墟となっていたときは、
本当に異様としかいいようのない(ダジャレじゃないの)感じ。
それも一向だったけども。
今はこんなに立派に奇麗になりました。
パノラマ~。

肝心のネコ展は、
浮世絵だけじゃない切り口でなかなか良かった。
弥生期にイエネコと思われる骨が出土して、飼われていた形跡あり。
ネズミを取ってくれるもの。
古墳群の遺跡跡から、須恵器の焼き物にネコの足跡がついたものとか。
土器を焼く前に干していたとき、にゃんこが乗ってしまったんだなあ。。。
それも可愛い小さな足跡。
きっと古代のネコ好きたちも、「あ~あ」と残念そうにしながらも、「もー。しょうがないなあ」と喜んでいたような気がする。
ネコとネズミの駒を使った将棋のような玩具が美しかった。
建物内部のあちらこちらも歴史深く、美しい。

小部屋が廊下の両側に続いている。
研究機関だったので、研究室に使われていたのだろう。。。

吹き抜けの階段。
所々の明かり取りも素敵だな。

4階奥にある旧講堂。






窓から見える屋根の上の彫刻。
松ぼっくり?

院長室はこんな感じ。
床は寄木細工になっていて、職人の技が随所に見られる。

この部屋に限らず、建物全ての設計が美しい。
今ではこんな手の込んだ工事はなかなか行われないと思う。
貴重な建造物ということは間違いない。
改修工事されて市民に公開してくれたことに感謝!





展示と建物をゆっくり見学して、もう足がヘトヘト。
しばらくお庭でゆっくりしてから帰宅することに。。。

今夜は満月。











