過去のおしなもの 帆布とリネンのトートバッグ

今週末に、新しいおしなものをアップします。

HPのおしなものページに出品したあと、

iichiの方へも出品します。

どうぞよろしくお願いします

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ところで、

過去にお仕立てしたバッグのことをちょこっと語らせてください。。

sold outの商品を展示したギャラリーページは、

品番のついた商品しか載せていなくて、

オーダーの品やカスタムオーダーものなどの写真が閲覧できなくなっていることに、

遅ればせながら気がついて。。。

少しずつアップしていければと思っています。

そんなわけで、今回ピックアップしたのは、

以前、帆布とリネンとアンティークの麻で仕立てたトートバッグです。

サイズや持ち手の長さをカスタムオーダーで製作していたアイテムです。

オーダーを頂いて、ちくちくと縫って仕立てていました。

帆布にフランスリネンでパイピングのアクセントを効かせて、

内側はアンティークリネンやヘンプ生地で

袋縫い仕立てのトートバッグ。

もう今はこんなに手間の掛かるトートバッグは縫えないなあと思う。。。
これを試作した最初のバッグは自家用で長く使っています。
10年以上、今も毎日のように大活躍。
日用のお買い物にも、資材の買い出しにも、
ちょっとしたお出かけにも連れていく。
なんでもどこでも支えて、本当に便利で手前味噌ながら大好きなバッグ。
丈夫な帆布とリネンなので、多少汚れても洗えばしっかり綺麗になるし。

トートバッグはこれ以外にも色んなバッグを作ってきたけれど、
こんなに手間のかかるバッグはなかった。
もう作れないだろうなあ、と思う。
でも、この面影は薺nazunaのオリジナルバッグとして、
ちょこっと残していきたい気持ちもある。

持ち手は何重にも重ねて、
分厚い10号の帆布が６重にもなる。
ミシンではなく、針を一針一針、ヤットコで押し込んで、引っ張り出して縫っていく。
でも、普通にペラペラな持ち手だとすぐにへたってくるので、
革のダレスバッグの持ち手のようにしっかりとグリップできるようにしたいから、

そんなカタチにしているので、持ち手を仕上げるだけで2日もかかる。。。
大きいバッグは一つ仕上げるのに、10日から2週間。
小さなバッグも早くて一週間かかってしまう。
少しずつなので、送り届けるときは感慨深いものがあります。


今度週末にアップする新しいおしなものは、また少し違った趣のものですが、
細部まで大事に作っています。
ぜひ、週末のおしなものをチェックしてみてください。