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いわしの丸干しでパスタ料理

2日の節分にスーパーへ行ったら、

いわしが色々と目白押しだったので、

新鮮な丸干しのパックがあったので買ってみた。

まずはオーブンで網焼きで、大根おろしを添えてセオリー通りに。

昔はイワシが苦手で。

アンチョビやオイルサーディンは大好きだけど、

焼きものや煮物もどうも食指が動かなくて。

でも、大人になって(?)からというもの、

こういう普通の丸干しやめざしを焼いたのを旨さが分かるようになった。


丸干しパックは結構な量が入っていたので、

今日のお昼ご飯はそれを使ったパスタにしてみた。

いわしの丸干しは頭も内蔵も捨てずにそのままぶつ切り。

そういうアラが入っていた方がコクが出て美味しいと思って。



フライパンにつぶしたニンニクを2片入れ、オリーブオイルをたっぷりと浸す。

種火ほどの最弱火でじっくりじっくりニンニクに火をいれる。

あとでホックホクになって美味しいので、じっくりと。

ニンニクがシューシューと音を立ててきたら、

ぶつ切りにしたイワシを投入。

鷹の爪を刻んだもの、薄切りにしたタマネギ、半切りにしたプチトマトも入れる。

(大きめのトマトや水煮のホールトマトなら二人分で2個くらい。)

イタリアンパセリ、バジルを半量ずつフライパンに入れて香りをオイルに移す。

仕上げのトッピング用は残しておく。

イワシの皮の表面がカリカリっとなって、

内臓や頭のエラのところがこんがりと茶色になってきたら、

タマネギやトマトをつぶすようによく混ぜる。

それらの水分とイワシが混ざり合って、鍋に香ばしいソースが生まれてきたら、

パスタが茹で上がるまでソースが干上がらないように火をとめておく。

丸干しなので塩はあまり入れなくていいけれど、

味を見て薄いようなら少し入れる。

アルデンテに茹でたパスタをフライパンに投入。

少し茹で汁を入れるくらいがいい。

あおって乳化させて、

皿に盛りつける。バジル、イタリアンパセリをトッピングして。


いわしの丸干しでパスタ料理_d0221430_19565871.jpg


丸干しのいわしというのが、パスタにしたときの塩加減が丁度良くて。

生だと下処理で内臓や頭も取ってしまうけど、

丸干しなので、そのまま全部丸ごと食べられる。

気になる方は頭と内臓を取ってもいいけど、あった方が美味しいと思う。

生だと臭みを取るために塩をかけて水を出したりしないとだけど、

それも必要ないし、

アンチョビでもなく、オイルサーディンでもない、

だけど濃厚な味わいが何よりオリーブオイルとの相性や風味がいい。

また新鮮な丸干しをみつけたらやってみようと思う。

おすすめです。


アンチョビも作ってみたいけど、

なかなか都心部で新鮮なカタクチイワシなんて売ってない。

でも、もしあったらやってみたい自家製アンチョビ作り。

作り方をネットで見ていたら、様々なやり方が載っている。

大体のレシピの基本は、塩に漬けて2か月、

そこから引き出して、今度はオリーブオイルに漬けて2か月。

計4か月。。。

いわゆる、イカの塩辛のような。

鰯という字のごとく、もともとが傷みやすい魚なので、

イカ以上に徹底的に塩漬けにしないといけないんだなあ、きっと。

(そういえば佐渡に、イカの塩辛で更にイカを漬ける、という強力な塩辛の珍味

があったっけ。あれは何て言う名前だったっか。。。忘れてしまった)


アンチョビ、家庭で作るのなんてほんのちょっとしか作れないだろうし、

なんだか、行程4か月と考えると心くじけそうな気もする。。。

手軽に作れるというところなら、オイルサーディンかなあ。。。


イワシは小ぶりで旨味がぎゅーっと詰まっているので、

美味しい自家製の保存食や調味料を作ってみたいものよ。










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by nazunanet | 2021-02-04 19:09 | 日々のあれこれ | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


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