昔から、腰、頸椎、足首と、
色々と古傷もあるから急に寒くなったり低気圧で痛んだりする。
特定の運動ばかりやりすぎて大腰筋のコリからぎっくり腰になったり、
多分その延長で坐骨神経痛にもなったりして。
そういうので20代頃に初めて坐骨神経痛になったのだけど、
薺nazunaを始めてから、
どうしても座って作業するので時々痛みが出たりしていた。
それでも、もうずいぶん長いこと痛みもなかったので忘れていたけど、
年末年始に急に忘れていた痛みがやってきた。
コロナ感染者数が増えてきたのもあって、
なるべく外出を控えて家で過ごすことが多くなったせいか、
足腰の筋力が弱っているのだろうか(苦笑)、ちょっと痛みが出始めた。
ひどいときの坐骨神経の痛みは、
尾てい骨辺りからかかとの方までビシッと走る。
それはもう寝ても座っても立ってもいられないほど。
ずっと痛いときもあれば、少ししたら治まったりもする。
これまではちょっとストレッチしたり、
マッサージ器を使って筋肉をほぐしたら治っていたのに、
今回のはちょいとひどかった。
ストレッチしてもマッサージしても何をやっても改善しないので、
整体に行かなくちゃいけないかなあ。。。と不安になっていた。
昨日の朝、お茶の準備をしているときに、
ふと何気なく昔習った太極拳を軽くやってみたら、
何の痛みもなかったので続けているうちに筋肉のコリがすっと解けてきた。
座ったり屈んだりすると激痛が走っていたのに、
昨日はそのせいか一日中痛みが殆ど出なかった。
夜にアイロンを掛けた時、座って屈んでの作業なのでまた痛みが出たけど、
就寝時にあおむけに寝ても痛くなかった。
今日もまだかすかに痛みはあるものの、数日間苦しんでいた痛みはない。。。
ストレッチやスクワット、ウォーキングや他の運動も全て、
やりすぎが原因で筋肉を痛めたりするけど、
太極拳をやりすぎて筋肉を傷める、なんてことは聞いたことがない。
呼吸法と足の運び、腰を足に載せてスライドさせていく動き、
すべてに無理がなく、
そして普段使わない筋や筋肉をゆっくりとほぐしてくれるからなのかも。
そのお蔭で数日間苦しんでた坐骨神経痛が本当にウソのように治まった!
太極拳、おそるべし。。。
ずいぶん昔にちょっと習いに行ってやめてしまったので、
上半身や手の動きはお手本を見ないと出来ないけれど、
足腰の連動する動きは覚えている。
これはもう少しずつでも太極拳の動きを続けていこうと思う。
ウォーキングが出来ないときは、
you tubeなどで太極拳の映像を見ながらやるのが良いかも!
太極拳は武術の一つというけれど、
戦うというよりは、自分の身体の中に”気”を巡らせるというものなのだと思う。
身体を動かし、呼吸することによって、
どんどん自分の中の気力を膨らませていく。
習っていた頃、太極拳の最後に気が全身に巡っていくのをイメージしながら、
呼吸を整えて、そして最後の最後に先生が、
「口の中に唾液をためて、それを大事に大事にゆっくりと飲んで下さい」という。
唾液と聞くとなんだかマイナスなイメージだったりするけど、太極拳の先生は、
「唾液は免疫物質を沢山作ってくれる自分の大事なお薬です」と。
身体の中を巡った”気”が口中の唾液の中に溜まっているので、
大切に大切にゆっくりと飲んでください、と言っていた。
そういうのからしても、
やっぱり太極拳は他者に対しての戦いや力を増強するためのものじゃなくて、
自分自身の身体を養生させていくポジティブな性質のものなんだなと思う。
攻撃や他者に対して自分本位に気功と行うというもの自体が
マイナスなエネルギーだと思うので、
そういうのを意図した時点で、
太極拳のポジティブな”気”の効力を失ってしまうのじゃないかとも思う。。。
太極拳は結構ハマって、教室の皆で衣装を作ったり、剣も揃えたりと楽しかった。
以前、通っていた美容院で太極拳が面白くて、という話しをしたら、
担当の美容師さん(男性)が習い始めて大会にまで出場するまでに!
年齢に関係なく出来るので、
また機会があったらやりたいなあと思う。。。
今回は本当に太極拳に感謝感謝です。