パンを焼くのはもうご飯を炊くのと同じくらい普通で日常の一部になっている。
買ってきたパンは職人さんが焼いたものであろうと、
一般的な市販のパンであろうと、
やはり、家のパンが一番口に合っている。
お米とみそ汁と同じくらい、
日々仕込んで焼いている自家製パンがほっと安心できるごはんになっている。
粉と水と塩とサフイーストだけで焼くパン。
皮が薄く何層にもなってパリパリで、
中身はふんわりもっちりして、味わい深いパン。
田舎パンや古代パンといわれるような、いわゆるハード系パン。
水分を多めに配合しているので成形しずらく、
しかも焼成するときにオーブンに投入しずらいのが難だけど、
焼きたてよりも、むしろ翌日、翌々日にも美味しくなっていく。
食べるときはオーブンでカリッと焼く。
でも、中身のふわふわもっちりは失われないまま。
普通のフランスパンだと日が経てば経つほど乾燥してまずくなるのに、
なぜ長時間低温発酵パンは日が経っても、
いや、経った方が美味しさが増すのだろうか。。。
ワタシもダンナさんも「不思議だね~」などと言いつつ、楽しんでいるのだけど。
冷蔵庫で長時間熟成発酵させることが大切な何かがあるんだろうと思う。
一般的なレシピで焼いたリッチパンは間違いなく美味しいけど、
シンプルな材料と”時間”というエッセンスを加えた長時間低温発酵パンのように、
生地の弾力、滋味な味わい、皮の食感、
そして何にもまして、日が経つにつれ美味しくなるなんてことにはならない。
本当に不思議なパン。。。
毎回、作る度に新たな発見と驚きと喜びがある。(ちょっとオーバー)
長時間発酵させるパンを仕込んだら、
コッペパンの材料を揃えて、順番通りにHBに投入。
自家製パンは仕込んでから2日目に焼くので、
それまでの間にパンを食べられないのは寂しいので、
簡単に作れるコッペパンを用意することにしている。
生地はHBがこねてくれるので楽々だし。
一次発酵が終わったら、台の上に出して分割して休ませる。
二倍に膨らんだら成形して最終発酵。粉をHBに投入して3時間後にオーブン点火。
予熱6分、焼成12分。コッペパン、というかバンズが焼き上がり。
大きめのバンズを焼いたのは、
これでハンバーガーを作るため。
ハンバーガーがそれほど好きだったわけじゃないけど、
自分で作ってみたら、びっくりするくらい美味しく出来たので、
時々二人でジャンクなものが食べたいときは作ることにしている。
赤身の牛肉のみをひたすら刻んで叩いてパテを作り、
岩塩と黒こしょうで味付けて。
鉄のフライパンで焼いてつくる。
肉を焼く鉄のフライパンも大事なエッセンスの一つに。
何度もひっくり返しては肉は美味しくなくなるのでダメ。
返すのは一回限りで焼き目をつけるくらいしっかり焼く。。。
つなぎ一切無しの100%ビーフのハンバーガー。
スライスオニオンと、ホールトマトをひたすら煮詰めたトマトソース、
ブラックオリーブをスライス、酢漬けのケッパー、フリルレタス、
そしてなんといってもチェダーチーズを忘れずに。。。
(画像は後日UP。。。)
昔は、時折食べることもあったものの、
もう今では食べることはなくなってしまったファストフードやジャンクフード。
時々ダンナさんがチーズバーガーを食べたいと言っていたけど、
自家製バンズと自家製パテのハンバーガーを作るようになってから、
「もう外で食べようなんて絶対思わない」と言う。。。
まあ、それはそれで何というか。。。
ハードルを上げてしまったかなと。。。(苦笑)
ハンバーガーを作れても、どうしても上手く作れないのは”ポテトフライ”。
何度か作ってもカラッとできず、
あれは生のジャガイモを切って揚げているのじゃないんだ、と分かった。
マッシュポテトにしないとダメなのか。。。
うーん、そこまで作るのは面倒すぎる。。。
バーガーといえばフライドポテトなんだろうけど、ハイカロリー。。。!
しかし、カロリーを気にしていては、バーガーなんて食べないものね。
バーガーにポテトとコーラの取り合わせは?!
ヘルシー志向な世の中の時流を大いに逆行しているかも。
ジャンクなものなんてそうそう食べないんだから、
楽しむときは罪悪感抜きで思い切って楽しみたい。(笑)