真夜中に角食を焼いた。
このところ、パン焼きの時間が真夜中になっているけど、
まあ、しようがない。
ゆうべHBでパン生地をこねてから、
角食型に入れて焼き上げた。
行程はこんな感じ。

HBから出した一次発酵した生地を、
二分割してから二倍以上膨らむまで休ませる。
膨らんだら、延ばして畳んで俵型にして型の中へ。

何度も角食を焼いている型なので、もう真っ黒なイイ色に。(苦笑)
180℃で40分焼成して、型から出したのがこちら!

型をひっくり返しただけで、スルッと綺麗に出すことが出来て良かった!
前日に型の空焼きをしておいたのも良かったし、
何より焦げてない!見事大成功!!

ちょっと冷ましてから、ナイフでスライスしたところにバターを少し載せて。。。
うん、やっぱり作りたて、焼きたては自家製パンの醍醐味。
そういう過程もすべて含めて美味しいねって感じる。
一晩置いたら、更に良くなっているかも。
何より角食はトーストして食べるのが好きなので。。。
”耳”はというと、
オーブン庫内がちょっと狭い分、下火に当たってる側面の耳がちょっと固くなる。
でも、これをトーストして食べたけど、非常に美味。
まあ、過分に自家製パンの贔屓目があるけれども。
以前、デロンギで作っていたときは、
長時間低温発酵パンのハード系パンの生地で角食を作っていた。
味はJOANのハードトーストみたいなフランスパンだけど食パンのような味に。
今度、自家製パンの生地を使って角食をオーヤマくんで作ってみようと思う。
デロンギより少しだけ高さがあるので、焦げつかないのが分かったし。(喜)
でも、スーパーノヴァは軽い食感のパンに向いてると思うので、
こういうみっちり感のある角食よりも、山型パンの方がいいかもしれない。
ハード系よりはリッチパン向きの粉だと思うし。。。
パンを作るまでは、小麦粉ってどれも同じような気がしていたけど、
こんなに全然違うんだなと改めて驚く。。。
そして、色々特性や特長があって、面白い!!
お気に入りのパン屋さんはどういう粉を使っているのか知りたいけど、
そういうのは企業秘密なんだろうなあ。。。
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私的なものだけど、これまで使った粉の特長と感想など。。。
粉や材料を配合して水を合わせて混ぜるとき、
ヘラが非常に重く感じる粉と、スムーズに混ざる粉がある。
スーパーノヴァはノンストレスで軽-く混ざる。
そしてよく膨らむけど、ちょっとした衝撃ですぐにしぼむので、
オーブンに入れるときはトレイに載せてそのまま最終発酵させるようなパンがいい。
軽やかな食感のパンに向いてる。
逆に、国産の北海道小麦のキタノカオリは、
ミキシングのとき、他の粉の倍以上時間がかかる。
そして混ざって来たら粘りが強くて、
混ぜるヘラが折れるんじゃないかと思うくらいに重い。
キタノカオリは濃厚でもっちりしたパンが出来る。
黄身かかった色もあって、バターやミルク配合のリッチパン、
中でもあんぱんに断然最適な感じ。
春よ恋はオールマイティで万人が美味しいと感じる粉だと思う。
小麦の香りなどのクセがないので、物足りない感じがするときもある。
フランス産小麦のトラディショナルは、
ハード系パン好きなら断然お勧めの粉。
これまで使った中では一番美味しかったけど、ちょっと高価な粉でもある。
たまに作るならいいかもだけど、しょっちゅう作っているとちょっと値が張るかな。
そして、ベルムーラン。
初めてパンを焼いたときに使った粉で、色々使って、なんかこの粉に戻ってくる。
ハード系パンもよく焼けるし、日本人の好みのモチモチ感や
ふわふわ感も満足させてくれる。
リーズナブルなところも毎日焼くので家計に優しい。(笑)
なので私は今のところ、ベルムーランにセーグル粉(フランス産ライ麦)を
少し配合するのが気に入っている。
セーグル粉は酸味の殆どないライ麦粉なので、
ライ麦パンの酸味が苦手な人で、でもパンの風味が欲しい、という
ハード系パン好きに断然おすすめ。
私が好きな駒場東大前のパン屋さんが使っている粉でもある。。。
まだまだ試してみたい粉があるので、少しずつ探求してみようかなと思う。