2018年 08月 20日
麻の重ね 手績みと手織りの麻の手触り
古い時代に手で糸を績み、手織りされた麻の布で仕立てた小物入れ。
![麻の重ね 手績みと手織りの麻の手触り_d0221430_21020202.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201808/20/30/d0221430_21020202.jpg)
一見、地味で素朴な布なのに、
同系色の麻のグラデーションに合わせると、
やはり手織りの、極細番手のものから上布のものまでを、
重ねるほどに手に持ったときに、すっと入ってくる感じ。
![麻の重ね 手績みと手織りの麻の手触り_d0221430_21022108.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201808/20/30/d0221430_21022108.jpg)
![麻の重ね 手績みと手織りの麻の手触り_d0221430_21023710.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201808/20/30/d0221430_21023710.jpg)
久しぶりに心地の良い小物入れを仕立てることが出来て、
嬉しい気持ちになりました。
![麻の重ね 手績みと手織りの麻の手触り_d0221430_21025422.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201808/20/30/d0221430_21025422.jpg)
上布という極細の糸で織られた麻の布は、
一重では小物入れとしては薄すぎるので、
表の麻に、また麻を重ねて、二重に三重に、四重に。。。
重ねれば重ねるほど、心地よく感じる。
巾着での麻の重ねは二重のものだったけど、
これは4重になるところもあって、
ふんわりとやわらかなワタのようにも感じるほどに。
着物や衣類での麻の重ねの着心地が小物入れで再現できたんだなあ、と思う。。。