東京国立博物館 特別展「一万年の美の鼓動 縄文」


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春から楽しみにしていた「縄文」展!

やっと、行ってきた。

夏休み前だったからか、比較的空いていたのでゆっくり見学。

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展示の殆どが撮影禁止だったのが残念だけど、

その分、ゆっくりじっくり、
縄文時代草創期BC1万1000年からの歴史をみていく。。。

すでに当時から土器に漆を使用したものが作られていてビックリ。
装飾も美しく実用にも秀でた土器の完成度が高い。
年代を追ってみていくごとに、土器は装飾豊かになり、
更に紋様の磨きが洗練され、
江戸時代の名工が制作したかのような美的感覚に優れた土瓶まで。。。

土偶や土器、装身具の数々は、
どれも緻密な彫りや装飾がなされてて、
感覚的に思いつきで作られたものではなく、
きっと、「名人」と呼ばれる人達が存在したのだろうなあ、と思わせる。
家族の中の誰かが思い思いに作る、というよりは、
集団の中に、土器、装身具、狩猟道具、宗教的土偶など、
それぞれの名人たちがいて、
他の地域との物流など、物々交換で交易があったのじゃないか、と思う。。。

国宝で有名な火焔型土器は新潟で作られ、
黒曜石の採れる産地は限られていたようで、
北海道、本州では長野県のものが関東から北陸に広く出回っていたことが、
各地の遺跡発掘した調査から特定されたようで。。。

生きることに直結する道具に使われてきた黒曜石。
矢じりや槍、モリ、獲物をさばくためのナイフ、
それらも全て、割った石を更にエッジを包丁の刃のように、
切っ先をナイフのように薄く鋭利に仕上げていく技の見事さ。
今でいうところの刃物職人や刀鍛冶のように、
そういう工房があったんだろうなあ、と思う。

もう、カタチが本当に流麗で、そのままペンダントヘッドにしたい感じ。
翡翠や貝殻や鹿の角など、装身具に使われたものなど、
カタチも見目麗しく、特に凝りに凝っていたイヤリング。
当時の女性のファッションも目に浮かぶ。

残された発掘品を順を辿って眺めていくうちに、
何と美的意識の高い民だったかと感嘆する。

のちの弥生時代、古墳時代になると、
凝った装身具などは権力者の墓から見つかることが殆ど。
縄文時代は皆で収穫を分配する狩猟採集生活なので、
誰か一人だけが独り占めするのではない。。。

縄文期の人々が、いかに美しいものを自由に身につけ、
装飾に凝った土器や土偶を大事にして、
日々の暮らしを潤いのあるものにしていたかを感じる。

なんといっても、一万何千年以上もの長い時間の中で、
熟成されていった文化、価値観というものを、
自分はまだ想像することができない。

いにしえの民が作り出していた美の数々。
その後の現代にまで続く中で、
これほど自由にモノづくりしていた時代もないんじゃないかと思う。

館内で唯一撮影できたのは、岡本太郎氏が所蔵していた土器だけ。


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力強い土器からのエネルギーが岡本太郎氏の創作の源にもなった。。。

土器の渦巻き、中には雲紋様というのもあって、

私も縄文土器に魅了される一人なのかも。


ふと、思い出すと、実家の床の間に遮光器土偶が飾ってあったっけ。

物心つくまえからこういう土偶を普通に見ていたというのも、

不思議と縄文の美にワクワクする理由の一つなのかも。。。

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特設ミュージアムショップで縄文展グッズをゲット。

日々愛用している測量野帳が縄文コラボになってて、

これは迷わずゲットでしょう!

クッキー型の火焔型土器もあったので、これで縄文クッキーを作らねば。


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私の大好きな「縄文ポシェット」がポストカードになっていた。

縄文中期BC3000年頃のもの。

ポシェットの中には、くるみの殻が入ってた。。。

山や森の中に採集しにいくときの、おやつポシェットだったのかな。

可愛いーー。

私が丁度持っていた籠バッグと色も編み方も同じだった。

現代でも人気の山葡萄やくるみ、あけびや竹の籠、

そんなお洒落が古代と変わらないのもいい感じ。


ぐるりぐるりと博物館を見て回って、

表へ出たら、もうとっぷりと日が落ちていた。

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各地の博物館でちょっとずつ見てきた縄文の発掘品、

一挙に見学できて、満足満足。。。

今度は、関西地方の古墳も見に行きたいなあ。。。




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by nazunanet | 2018-07-21 17:45 | art、 music,movie,etc | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


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