2018年 07月 04日
激闘ベルギー戦から一夜明け。。。
それだけに悔しくて、残念だったけど、
全て出し尽くした彼らを見て、清々しい気持ちでもある。
初出場だった98年仏大会から、
日韓大会で無念の決勝トーナメント(以下決勝T)敗退、
そして、2006年の惨敗を経て、
南ア大会で悲願の決勝T突破へあと一歩届かず、
行ける!と確信をもって臨んだブラジル大会での惨敗から、
やっと、掴み取った決勝T進出。
無敗で無敵のベルギー代表との一戦。。。。!!
今回の大会で私にとってこれまで最高の試合はスペインVSポルトガルだった。
そして日本VSベルギー戦はそれを上回って、今大会ベスト試合になった。
それほど彼らのプレーは躍動していて、アグレッシブだった。
最後のアディショナルタイム終了間際で、
ベスト8への夢がついえたけれど、
あのとき、コーナーキックでボール保持して延長に持ち込むことも出来た。
でも相手チームの交代後の出来を考えたら更なる失点もあり得る。
一か八か、90分で決着しようと思ったのかもしれない。。。
色んなタラレバがあったかもしれないけど、
終わったあと、観客として見ている自分でさえ、
一緒にピッチの中で走り回っていたような、
何か臨場感ありすぎる”やり切った感”があった。(笑)
あと少しで届かず。。。
悔しすぎるけど、
本当によくやったね!!!
心からそう思える。
後半の追いつかれたところなど、世界ランク3位とやはり力の差はあった。
この差をどうやって埋めていくか、
この試合の中で得たもの、見えて来たものを生かして、
次の4年後に備えてほしい。。。
試合終了後、昌子選手が号泣してたのが印象的だった。
途方もないくやしさを感じられたんだから、
今度は彼が若い選手を引っ張っていけると思う。
今回、守備の選手たちが前大会からグンと成長した。。。
吉田麻也、昌子、酒井宏樹、長友、本当にすごい!!!
長谷部主将が南ア大会から引っ張ってきて、
みんなをここまで連れてきてくれたね。
代表引退は悲しい。。。
でも、これから日本サッカー界に貢献してくれそうなので楽しみでもある。
混乱の中で始まったW杯。
結果うんぬんよりも、
選手個々人が躍動してほしい、
思いっきり悔いなくプレーしてほしいだけ、と願っていたけど、
それ以上にあれほどの結果を伴って、
思う存分やってくれたことが何より嬉しく、感無量。。。
無我夢中の98年。2002年、ナカタと共に一瞬見えた光。
そして2006年の大会前のチェコとの親善試合見せた、
今回と同じような攻撃サッカーで欧州を驚かせたこともあったね。。。
(ドラゴン久保のボレーシュートにたまげたね)
でも、ドイツ大会中ではチームが及び腰で前に出て行けず、
空回りしてしまって終わったのが残念だった。
それからあと一歩の南ア大会、悪夢のブラジル大会を経て、
ロシア大会は、誰も一歩も引かなかった!
これまでの日本代表は、
テクニックや素早さ、強さがあるのに、
内弁慶なのか、ちょっと弱腰なのか、
国際試合でその輝きを発揮できなかった。
でも、今回は違った。
南ア大会までの、ほとんど守備だけのアジアサッカーではなく、
攻撃と守備と切り替えの速い、堂々と各国代表たちを渡り合える、
「これこそが日本のサッカーなんだ」と、
世界を驚かせるところまでやっと来れたのだと思う。。。
殆どが海外クラブに所属している選手で構成された代表チーム。
海外での凄まじい経験が生かされて、
強豪相手でも臆せず戦う姿勢が良かった。
昌子選手だけJリーガーというけど、
彼は本当に頼もしく、なんて素晴らしい選手なんだろう、と。
昌子選手の活躍があって、Jリーグも高いレベルのリーグなんだということを
堂々と表現したと思う。
私もJリーグへの認識を改めなければ、とも思った。。。
世界のサッカーはどんどん進化していってる。
大会の度に強豪国の監督を呼んでスタイルだけをマネても追いつかない。
この大会を西野監督と共に経験して、
”日本のサッカー”と呼べるスタイルを身に着けて始めたんだから、
「ちゃんと次につなげてね、日本サッカー協会さん」と言いたい。(笑)
今回の代表全員、そしてアジアで予選を戦い抜いてきた代表たち全員に、
この大会の成果へ祝福したいと思う。
そして、予選突破させてくれたハリルさんにも感謝。。。
西野さん以下、このメンバーたちが大好きなので、
もう彼らの揃う試合が見れないのが寂しくなるなあ。。。
世代が変わっても、ずっとサッカー日本代表を応援していくよ。
ニッポン、がんば!