2018年 05月 04日
モノクロームの色 フィルム写真だからこそ ~イタリア旅のアーカイブ~
富士フィルムの他にもフィルムは作られているけど、
無くなっていくんだな、とちょっと感慨深いニュースだった。
子供の頃、父親が持っていた一眼レフカメラーオリンパスOM1。
それを譲り受けたあと、大人になってもずっと使っていた。
さすがに経年でレンズ内部がカビで劣化してしまったのちには、
ダンナさんが譲ってくれた同じ機種のカメラを旅先に必ず携帯。
そしてフィルムはやはりモノクロームで。




イタリアはどこへ行っても、絵になる、というか写真映えする。。。

今は観光客でごった返しのスペイン広場だけど、
当時は静かな風景が広がっていて、
コロッセオの中は地域猫たちがわんさか。
イタリアは人は勿論のこと(嬉)、
猫たちがとても人懐っこい。(笑)
ローマでもトスカーナでも、自由猫たちが肩によじ登ってゴロゴロと懐いてくれる。
連れて帰りたくなるほどに。。。

トスカーナの小さな町、アッシジ。
フランチェスコ修道院で有名な中世のままの町。
静かな石畳の小路。
聖フランチェスコも思索しながら歩いたのだろうか。。。
昔、F・ゼッフィレッリ監督の「ブラザーサン・シスタームーン」を観て、
一度行ってみたかったアッシジのフランチェスコ修道院。
ジオットのフレスコ画が見事だった。
その後の大地震でひどく損壊されたけど、修復されたということで安堵。。。
フランチェスコ修道院と向き合うように、
一本道の奥にはセント・キアーラ女子修道院が。

眠るように横たわる聖キアーラ(クララ)の美しかったこと。

通りにある古いステーショナリーのお店の風情や、
カフェやレストランのこじんまりとした佇まい。
喧噪の都市ローマよりもアッシジに滞在したかったと思ったほど素敵なところ。
イタリアは、すべてが素晴らしく美しい国。
どこを切り取っても絵になるけれど、
また旅することが出来たら、
フィルムカメラを持っていって、
一枚一枚、じっくり撮影したい。
そして、また自分でプリントして仕上げてみたいと思う。。。