ついに来た!今年の東博は縄文が熱い!(長文追記~)


”史上初!縄文の国宝6件が勢ぞろい 『縄文―1万年の美の鼓動』

報道発表会より見どころをレポート”


展示の詳細なども載っていて、
縄文好きとしてはドキドキワクワク、です。

詳しくは下記リンク、または東京国立博物館HPをご覧ください。
https://spice.eplus.jp/articles/175106

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イヤハヤ、
これまで殆ど陽の射さない時代の芸術だったけど、
ここに来て、やっとやっとの、まさかまさかの縄文ブーム!?(喜)

一堂に会する縄文の美を堪能できる機会はそうそう無い、です。
縄文の火焔型土器の宝庫の新潟の博物館にも行きたかったくらい。。。
今から楽しみで仕方がないです。。。

なんで、私がこうも縄文に惹かれるかというと。。。

縄文人は、
日本固有の日本最古の古代芸術を生み出した人たち。
その後、圧倒した勢力で日本を統治した弥生や古墳時代とは、
全く異なる独自の美意識を持ち、
1万5000年以上も平和に、
自然と動物と共に暮らした人たちの足跡を辿りたい。。。
その独自の死生観、宗教観、美の神髄に是非とも迫りたい。。。

文字を持たなかった民族なので、
誰にも詳細は分からない。
けれども、遺跡や発掘品、土器のデザイン、装飾品、
生活の痕跡などで推し量るのみ。。。

文字を持たないのは”文明”とは呼ばない、などと欧米の主だった学者などは言う。
おまけに、総じて文明レベルが低い、などというレッテルを貼るけど、
そうじゃないと私は思う。。。
争いや略奪を繰返す文明の方がよっぽどレベルが低い、と(笑)。
(現代でもニュースでよく見るね。災害時に略奪や暴力に走ったり、とか。。。)
文字をあえて持たずとも、
高い精神性、哲学、理念や文明を持った民族もあった筈。
なんでも自分の時代の物差しのみで推し量るのはどうかとも思う。

以前の記事にも書いたことがあるけれど、
漢文学者の白川静博士の著作によると、
古代に文字というものが生み出された背景には、
権力の社会構造があったとされているそうで、
権力者が広大な領地を領民を統治するために生まれたもの。。。
白川博士の著作には、”文字”はいわば敵方、敵国への呪術のようなもの。
羽生結弦さんの演じた”陰陽師”の中で、
安倍清明のセリフに同じようなのがあったような。。。
そういえば、別冊太陽で白川静特集の巻末に、
漫画の方の”陰陽師”の作者岡野玲子氏との対談があったっけ。。。)

話しは大いに逸れてしまったけれど、
太古に日本列島に暮していた縄文人と私たちが呼ぶ存在が、
どんな風に暮らし、どんな言葉を話し、
どんな風貌で、どんな秩序の中で営々と長い年月を送っていたのか。。。
想像すればするほどに、果てしなく。。。

でも厳しい自然と共存しての暮らしだったわけだし、
近年までですら、日本の厳寒の農村や山間部で、
”姥捨て山”というような民間伝承が残っていたのを思うと、
かなり厳しく非情な掟もあったのでは、と勝手に想像したりしていたけど、

博物館の展示などを観覧する中で、
生まれつき四肢が不自由であっても、
家族や集落で大事に育てて皆で助け合って暮らし、
長く生き延びることが出来ていたという痕跡などを、
発掘された墓での遺体の状態などで推測出来た、とあって。。。

なんと助け合いの心が行き届いていることか、
なんと平和で穏やかな民であったのだろうと感動したのをキッカケに、
ぐいぐいと縄文時代に魅せられていったワタシ。。。

以前の”縄文期の日本人にも触れたけれど、
人口密度が低かったり、食物が広く分布されていたりと、
日本の縄文期はその他の海外の同じ時期の狩猟採集時代と比べると、
明らかに暴力での死亡率は1%だったという。

記事の中で、
(以下抜粋----山陽新聞デジタルより引用--------
岡山大大学院社会文化科学研究科の松本直子教授(認知考古学)、
山口大国際総合科学部の中尾央助教(科学哲学)らの研究グループが、
全国の縄文遺跡で出土した人骨を調べ、暴力による死亡率を分析。欧米などのデータと比べ5分の1以下の「1%台」と算出し、英国の科学雑誌に30日発表した。

-------中略-------
(詳しくは”縄文期の日本人 ”
もしくは、山陽新聞デジタルの記事を参照してください)

松本教授は「縄文期の日本列島は、
狩猟採集できる食糧がまんべんなく分布し、人口密度も低いことから
集団間の摩擦が少なかった」と分析。
さらに「人類が必ずしも暴力的な本能を持ってはいないことも示す。
戦争の原因を人の本能に求める風潮に再考を迫る一歩になる」としている。

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この言葉、深くココロに刻みたい。。。

「人類が必ずしも暴力的な本能を持ってはいないことも示す。
戦争の原因を人の本能に求める風潮に再考を迫る一歩になる」

日本の和の精神は、ここから始まっているのかなあ・・・と。

宗教の原典などで人間は生まれ持って罪深い、とか
人間は欲望や暴力を利己的に優先する性悪説など言われたりしていたけど、
縄文時代の発掘や見直しによって、
人間本来は性善説でも成り立つのだということは本当に大事。。。

縄文時代の後からこの土地を治めた民族、
そしてどの時代でも、
それは世界中の国々も同じ、
現在も尚、一度だって戦争がやむことがない。。。

”戦争”は恐ろしい。。。
でも、それはヒトの本能ではない、と言ってくれている。。。

”戦争”は、
国家やヒトの精神状態が負の極限になったもの。
それが”狂気”というのものであって、
狂気は人間の本能の一つではない、特殊な状態をいうのだと思う。

「日本は戦争をせざるを得ない」
などと言い出すトップが出てこないよう祈るばかり。。。

戦争や権力、貧富の差、そんな暗いもので世界が満ちる前に、
豊かな大地や山や川や海を分かち合いながら、
存分に楽しんでいた民族が”縄文人”だった、と想像する。。。

アレレ、指輪物語のホビット族みたい。。。?

リアル中つ国の話しが現代で継続されているのか、と錯覚しそうですが。。。

一応、日程など掲載されていた記事を抜粋しますね。

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特別展『縄文―1万年の美の鼓動』
会期:2018年7月3日(火)〜9月2日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時
(毎週金・土曜は午後9時まで、日曜および7月16日(月・祝)は午後6時まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし7月16日[月・祝]、8月13日[月]は開館)、7月17日(火)
会場:東京国立博物館 平成館
観覧料:当日一般1,600円(1,400円)、大学生1,200円(1,000円)、高校生900円(700円)中学生以下無料
・()内は20名以上の団体料金。
・前売券は4月3日(火)〜7月2日(月)まで、東京国立博物館正門チケット売場(窓口、開館日のみ、閉館の30分前まで)、展覧会公式サイト、
各種プレイガイドにて販売。

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是非是非行ってみたい。
ええ、ええ、行きますとも。。。

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by nazunanet | 2018-03-05 00:14 | art、 music,movie,etc | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


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