2018年 02月 16日
布にシニュー糸(訂正&追記)
主に絹糸や木綿糸を使ってきた。
ポリエステルの糸だと色合わせしても、
何か浮き上がってしまって、布の織り目に沈んでくれない。
それで小さな袋物などは主に、天然素材の糸を使って
仕立てることにしていた。
柔らかなリネンや織りの細かな上布は絹糸や木綿糸でも大丈夫だけど、
粗目の織りの蚊帳の麻や、
ゴリゴリ麻の中でもざっくり感の強い厚手の大麻布など、
強いとされるポリエステルの糸でも、
縫っているうちに織り目にこすれて切れることもあった。
最近、バッグの修繕依頼を頂いた際に使用した革の手縫い用の糸、
インディアン・シニュー糸で粗目の蚊帳織り布を縫ってみたら、
すんなりと織り目の中に沈みこんでくれて、
ループなどを使ったときも糸目の出方も美しい。
ブレスやアクセサリー用にもシニュー糸を使っている。
好みの細さに細く裂いて使うシニュー糸は、
国産のものやアメリカ製のものなど、
色んなメーカーのものがある。
元々はネイティヴアメリカンの皮細工に、
動物の”腱”を糸にして使われていたのがシニュー糸の由来。
現代のものは、そのシニュー糸の特徴と良い部分を合成素材で再現されたもの。
色んなメーカーのものを使ってみて、
一番使い良かったのがインディアンシニュー。
天然素材ではないけれど、使い心地が非常に良く、
しかも、全く糸切れしない。
ちくちく、とアイテムを制作中です。。。