2017年 11月 05日
特別なオーガニックコットン
これまでは極細番手の上布や薄手のしな布や大麻布、
苧麻や木綿など、
主に古布を使ってきた。
表も古布を使う場合に、特にバッグは両方古布では耐久性の心配もあって、
新しい生地、リネンなどを使うこともあった。。。
手仕事で織られた古布の藍染などに合わせるとき、
新しいものだと、時に色や雰囲気が合わなくて、どうしたものかと。
そんなとき、オーガニックの糸で織られた布を見つけた。
しかも、糊や薬品を使わないで織っているという特別な布。
糊などの薬品を用いると、糸切れを防いで早く大量に生産できるそうで、
でも、その分、ぺったりと紙のようになっているのだと思う。
古布の木綿の手触りの柔らかでふくよかなのは、
薬剤を用いずにゆっくりと織られているから。。。
それが分かって、そんな昔ながらの織り方で作っている布を探してきた。
そしてやっと見つけた木綿布。
オーガニックの糸で、
糊など薬品を使わないから糸が切れないように、
昔ながらのシャトル織り機でゆっくりと織っているのだそう。
ご夫婦二人きりで作られている木綿の布。
ふんわり柔らかで、古布にもピタリと来る。。。
いま、ちくちくと制作中。
全てに優しく作られた布は、手縫いする針と糸が喜んですべっていく感じ。
本当に、全然違うのです。
シンプルな袋物だけど、
手にしたときに、ワクワク感と嬉しいキモチが湧き上がってくるような
そんな袋物を作れれば、と思っています。