2017年 08月 30日
やっぱり蕎麦が好き ~東京・蕎麦巡り その2 ~

人気のお店なので、お客さんの出入りがひっきりなしに。
さて、さて、上野・池之端にある「連玉庵」。
ここは地酒の蔵元巡りをされている方からのおすすめのお店。

お蕎麦は透明感あって、風味豊かで美味しかった。
天ざるも有名老舗蕎麦店に比べると、比較的リーズナブルに。
常連さんらしき紳士らが、ふらりと来て、ススッと啜って、
サッサとスマートに帰って行かれる姿もちらほら。
江戸っ子は蕎麦屋でダラダラ飲んだりせずに、サッサと帰るんですかね。。。
ゆっくり腰を落ち着けたいのが、谷中の「鷹匠」。

あるとき、午後遅くに通ったら並ぶ列もなく、
「営業中」と札があるので、まだ食べれるかなと思って入ってみた。

感じの良い店内で、ゆったりと座って手打ちの蕎麦を味わう。

また是非に行きたい!と思ったけれど、人気店なので果たして座れるかどうか。
今は観光客も凄いだろうなあ、と思う。
散歩がてらに時々立ち寄っていた白金の「利庵」。

他のお店の多くが主に殿方が通うお店だとしたら、
この「利庵」は間違いなく女性が好むお店。。。
何故にそう思うのか。
勿論、お客さんは男性も多い。
ただ、なんとなく、お店の佇まいや女将さんの風情、
女性スタッフさんの雰囲気など、
そして、常連らしき女性がふらりと一人でやって来て、
静かにお酒と一緒に蕎麦を嗜まれている姿がお洒落で粋な感じ。
大混雑だとぎゅうぎゅうの相席になってしまうけど、
午後遅めの空いた時間に、おんな一人で冷酒と蕎麦を頼んでみたい。。。
そんなお店です。。。
ここのわらび餅も美味しい。蕎麦の〆に、ぜひ。
鎌倉の「こ寿々」と同系統のわらび餅、といったら分かって頂けましょうか。
そういえば、「こ寿々」のお蕎麦も美味しい。。。

「利庵」が女性好みとしたら、
今度は男好みの、入谷の蕎麦をご紹介。
入谷といったら「角萬」、「角萬」といったら、「冷やにく」です。


豪快な蕎麦だけど、味がいい。豚肉とネギがこれでもかと入っている。
蕎麦も稲庭うどんくらいの太さの麺で固めでコシがあって、
蕎麦だけでも食べ応えある。
肉とネギがいい具合に火入れされて、だしの旨味がしみている。
大方の女性は食べきれないと思う。
でも、一度召し上がってみてほしい。
江戸っ子の下町の味。入谷のソウルフード。
朝顔市で有名な入谷鬼子母神のそばにある。
天婦羅の海老は、生け簀の車海老をカラっとあげてくれる。
奥に小上がりがあって、ゆっくり蕎麦や料理と共に、
お酒も楽しめるお店。

なので、最近並ぶのが億劫でとんとご無沙汰。
でも、時々、無性に食べたくなるのが浅草の「藪」の味。
ここは蕎麦つゆが濃いので有名です。
前にもニッキに書いたけど。。。
初めて行ったとき、知らないで蕎麦をつゆにたっぷりつけて食べていたら、
お店の従業員さん達に、「あの子、あんなにたっぷり蕎麦つゆ付けてるわよ」って、
驚かれてしまいました。。。(笑。若気の至り)
ええ、そうでしょうとも。蕎麦の粋な食べ方もできない、
野暮天なんざんしょうね、ええ。。。(笑)
・・・・いいんです。
江戸っ子のやせ我慢というからには、
本当はたっぷりつけて食べたいハズなんだから。
蕎麦にはやせ我慢もなく、また惜しげもなく、
たっぷりと蕎麦つゆをくぐらせて戴きマス!
浅草、ときたら、こんどは深川へ。
門前仲町の富岡八幡近くの「梓(あずさ)」も、
お昼時には地元の人たちで満員なお店。
外観は普通の、よくある感じの町のお蕎麦屋さん。
メニュー表には丼ものが沢山。
他ではあまり見ない、「きつね丼」、「たぬき丼」がある。
一体、どんな丼だろうと好奇心もあったけど、
ダンナさんと一緒に訪れた時期は一月の寒い日。
暖かいお蕎麦を注文。

牡蛎蕎麦には、海苔がたっぷり。牡蛎もジューシーでふっくら。
天婦羅蕎麦も小ぶりな海老ながら味がいい。
いつも食べてる江戸前蕎麦と、だしつゆも大いに違う個性なのも良い感じ。
本当言うと、こっちのが下町の江戸前なのかも。。。
また是非食べたい味を見つけて嬉しい気持ち。
さてさて、都内から西へ電車で30分。
調布にある深大寺蕎麦も、また東京の名物。
石臼挽の田舎蕎麦といった野趣溢れる味わいの蕎麦。
深大寺そばは、狭い範囲内に沢山のお店が軒を並べてる。
何軒か入った中で、最近のお気に入りは、
「松葉」の蕎麦。
神代植物公園の入り口のそばにあるので、
ふもとの参道から深大寺を超えて、山の坂をどんどん上っていく感じ。
お店の真ん中に大木がそびえてるのが目印。

ここのはボリューム感満載。
休日などは観光客で賑わっていて、結構混雑しているかも。
タイミングによっては結構待たされることもしばしば。
緑溢れる場所だけに、余裕な心持ちで訪れたい。