2017年 06月 07日
和紙で織られた布 長門(ながと)
(品番110や122の小物入れに使用したもの。
母屋のHPのタイトルに使われている小物入れの布でもある。)

植物の蔓のようにも思え、
まるでバスケタリーな雰囲気の布なのです。
紙布、と言われたのですが、
その後、紙布と呼ぶものを何度か目にしましたが、
やはりそれはふつうの和紙であって、このような織物ではないのです。
そんなとき、アンティーク着物で有名な
池田さんの「袋物」というコレクションを集めた著書を読んでおりましたら、
その中に、長門という名前の古布を使った袋物のことがありました。
それを見たときに、これは紙布ではなく、
長門というものだと合点がいきました。
これは一度だけ出会って、その後、一度も目にする機会のない布です。
この布で、二つの小物入れを作りました。
また、こんな面白い布に出会えれば、と思っています。