大麻布

ここ数年、薺nazunaで使用してきた大麻布「南部麻」。

探していても、一年に1~2度出会えるかどうかという布になってしまった。

同じ大麻布でも、九州・対馬地方で織られた「対馬麻」というのものある。

生成の地に、浅葱色や藍染めの縞が入ったもので、

津軽のものよりも織り組織が密にがっしりと織られている。

その昔、対馬地方から日本海沿いに交易があって運ばれたのか、

北陸の骨董屋さんからその布のことを教えてもらった。

東北ではこぎん刺しの復興と共に織られているところもあるそうだけど、

対馬麻は今では完全に無くなってしまった手仕事の布。


そんな布たちを使ってバッグや袋ものを作っているので、

普通の布のものよりも、多少高価なものになってしまっているのも否めない。

時々、こういう数少ないアンティークの布を使うのは勿体ないのでは?

と言われることがある。

確かに、ただ手にとって眺めていたいくらいのものもある。

でも布も「道具」なので、

使い手の役に立ってこそだと思う。

少しずつでも面白いものが手に入ったら、

喜んで使って貰える袋ものを作りたいなと思う。
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by nazunanet | 2014-05-26 13:13 | 布のこと | Comments(0)

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