去年12月20日のブログ記事にも書いたけれど、
あれ以降もなかなか乾燥がおさまらなくて。。。
日々使っている革の座布団が劣化が激しくなってきて、
ついに裂けて中のクッション材が出てきてしまった。
革のショルダーバッグも、革のメモカバーも、
ベルトもどんどん乾燥で劣化していく。
放っておいた訳でもなく、
ブラシをかけたり、拭いて、オイルを塗布したりと、
メンテナンスしてきたのに、
どんどんとひび割れが入って、裂けていく。。。
革のソファもそうなんだけど、
いくらメンテナンス用のものを使っても、焼け石に水というくらいに乾燥がとまらない。
ここ数年、夏の異常なくらいの猛暑に加えて雨が降らないので渇水状態、
そして秋冬も雨が少なく、今なんてカラカラに乾いている。
部屋の中も、夏は冷房、冬は暖房で空気中の水分がどんどん失われて。
そういうので、革製品の乾燥がとまらないのだろうか。。。
オーダーした革もの作家さんに尋ねてみると、
「水につけて吸収させてから、乾く前にオイルを、と。。。
「水につけて」というのは濡らしてということかもしれないけど、
水に浸すのはちょっと抵抗があるので、
かなり水分を含ませた布で拭いて、
革が水を吸い込んだあたりでオイルがガバッと入れました。。。
ホースオイルではもう足りなくて、
思い切って米ぬか油を使ってみた。
かなり荒療治だけど、ちょっとやそっと絞った布で拭いたくらいじゃダメだったときよりは、
しっとり感も出てきた。。。
米油、結構いいかも。
革用の油は本当に色々探して試している。。。
昔、浅草橋の革材料屋さんに、瓶に入った褐色の『革油』というのが売っていて、
その油がもう物凄い優れもので、
ちょっと塗ったらたちまちしっとりと保湿されて、長いこと潤う感があった。
で、ずいぶん前だけど、なくなったので買いたいなと思って行ったらもう売ってない。
聞けば、なめし工場に卸していた業者さんの扱っていた油だそうなんだけど、
もうその業者さんは日本でただ一軒だけだったのに、当時、ついに廃業されてしまって、
もう手に入らなくなってしまったっておっしゃってて。
その革材料屋さんが「それならいっそのこと自分とこで扱おうかと思ったんですけど、
トン単位の油の取引になるんで、とてもウチでは。。。」っておっしゃてて。
「それ、どういう油なんですか?ニーフットオイル、とか?」
「ああ、全然違います。」
「馬油ですか?」
「いいえ、違います。。。」
「何の油なんですか?」
「うーーん。。。。」
って、どうしても教えてくれなかった。。。(苦笑)
でも、なめしの工程で使う油といえば、魚の油ということもあるだろうなあ。
魚の油を脱臭したものじゃないかな、と私は推理してみた。。。
革油の瓶の残り香をかぐと、ちょっと魚っぽいような感じなの。。。
でも、本当にすごい効果テキメンな油で、今でも欲しくてたまらない。。。
あれさえあれば、と思うばかり。
そういうわけで前回の記事のときはシアバターを使ってみたけど、
あれは要注意事項もあって、厚塗りすると油分が白浮きしてしまいます。
シアバターは寒冷状態では白く固まる性質のあるボタニカルバターなので、
薄くつけないと、です。
でも薄く塗るにも扱いが難しいので、今回はたっぷり使いたかったので米ぬか油を試しに。。。
米ぬか油はかなりイイ感じになったと思う。
革を濡らして乾く前に油を塗る、というこういう荒療治は、
革の色目が変わってしまうのでデリケートな革製品には不向きだし、
もしもこういう荒療治を行うときは、
色が濃くなってしまってもイイというくらいの覚悟されてからなら、どうぞ。。。
デリケートな革製品には、タピール社のレーダーオイルがおすすめです。
靴やバッグなど、日々のお手入れに。
薺nazunaのバッグの持ち手の革も、ひび割れしてしまう前に、
レーダーオイルや保湿効果のあるもので手入れしてみてください。。。
私の革座布団は暮らしの道具で扱いが荒かったため、
デリケートなお手入れではもう間に合わなくて。
私のヌメ革製品の数々は、かなり色濃くなりました。
でも、それでもまだ足りない感がある。。。
当分は、このお手入れ法を繰り返さないといけないかも。
あと、
革に関して思うことがあって。。。
なんとなく、だけど、
なんとなく、、、
こんな風に言っては問題があるかもしれないけど、
国産のヌメ革ってどうも乾燥しやすいような気がするんだなあ、
私個人の感想としてです。。。
欧米産のものに比べて、割とドライな感じがして。。。
革のなめし技法って、ヨーロッパはもう古くからの歴史があるけど、
そういう意味でヨーロッパに比べると日本はまだまだレザーを使う歴史は浅いし、
なめしの技法がまだ極まってない感じがしているので、
経年の乾燥劣化というところで比べると、そこに差がでてくるのかな。
革の専門家ではないので、なめし技法を比べたわけではないので、
ただ、どうなんだろう、国産の革というのは、という疑問があったりします。。。
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