冬の麻

「麻の重ね」を制作中。

藍、型染、亮布、南部麻、蚊帳麻、苧麻などなど。

とんぼ玉やアンティーク玉なども合わせて、

日々の暮らしの中に、

ちょっと心和む袋ものを。

もうすぐ完成します。


---------------------------------

薺 nazunaへのお問合せやご注文は、メールで承っております。
メールアドレスは、
HPのトップページと
お買い物方法に記載しています。
迷惑メール防止のため、●部分を@に変えてください。



[PR]
# by nazunanet | 2018-02-23 13:17 | 薺nazunaの手仕事 | Comments(0)
金銀を獲得した男子に続いてほしいと願いつつも、

メダルや点数は気にせず、

自らの世界を表現することに没頭してほしい、とも思う。

ケガで一年近くもの長い時をリハビリで過ごして復活した宮原選手。

試合に臨む姿勢、演技での凛とした美しさ、

本当に素晴らしいのひとこと。

いつも、ひたむきな姿勢に感服する。

この選手の日常や練習風景を見てみたいと思う。

どういう風に身体や心を整えて、試合に向かうのか。

日々の練習の量をコーチ自身が「尊敬する」というほどの選手。

この先ずっとフィギュアに携わってほしい人、と思う。

ずっと活躍を続けて、自らが望む高みへと昇ってほしい。



いずれはその努力や技術やノウハウを

是非後輩たちに授けてほしいなとも思う。


ところで、

アメリカ代表のカレン・チェン選手の

ショートプログラムの使用曲が気になって調べてみたら、

映画「黄昏」の中の「on golden pond」という曲。

美しいネイティブアメリカンフルートの音色から始まって、

(たぶん、インディアンフルートだと思うけど、

フクロウの軽やかな鳴き声かもしれない。

ネイティヴのフルートの音色はフクロウの鳴き声を模しているのもあるから。。。)

とても素敵な曲。

爽やかな風が胸の中に吹いてくるような、

もう一度聴いてみたい。。。



p.s.
ネイティブアメリカンフルート奏者のカルロス・ナカイ(carlos Nakai)の

音楽も素晴らしいと思う。

澄み切った湖、風が渡る河、夜の森で鳴くフクロウ、

自然の中で生み出される音楽。

まさにヒーリングミュージック。

木々の中で静かに焚火をおこしながら聞いてみたい音楽の一つ。

キャンプに持っていきたいアルバムかも。。。


大騒ぎなキャンプじゃなくて、

静かに木々や川のせせらぎの音に耳をすませるキャンプの夜に、

ぴったりの曲。。






[PR]
# by nazunanet | 2018-02-21 19:28 | 雑記 | Comments(0)
女子はまだ望みをつないだけど、

男子は残念ながら韓国に完敗して予選リーグ敗退。。。

韓国代表は日本のミスを逃さず、
キチンキチンと攻めてくる完璧な試合運びだった。

数試合前の調子良かったあとから、
ミスが続いたまま連敗もあって。
不調が修正できないまま、終わってしまって本当に残念。
もっと男子のカーリングも見たかった。
でも、今後に期待したい。
きっと未来につながっていく筈。

ニッポン、がんば~~。

p.s.
カーリング、もぐもぐタイムのカットにネットで怒りという記事のあと、
軒並みテレビ局がちゃんともぐもぐタイムを中継。(笑)
でも、男子のは無かったような。。。


[PR]
# by nazunanet | 2018-02-21 18:33 | 雑記 | Comments(0)
前回のフィレンツェの記事を読んでいて、
ふと、思い出した。
不可思議で、恐ろしくも妖しく、
美しくもあった夜のこと。。。
(ご注意。ちょっと怖いかもしれないので。。。)

旅行に行くときは、その間、友人夫婦がにゃんこ先生を預かってくれていた。
臆病な大きい猫の面倒を快く引き受けてくれていたので、
2週間弱の旅を満喫できていた私たち。

でも、長くにゃんこ先生と離れ離れになるのが寂しくて、
行きの飛行機の中でも「今頃どうしてるかなあ」とそればっかり。。。

当時、今のような格安航空もなく、
一番割安だったのがアリタリア航空。
ボロボロな状態でも飛んでいたのも有名で。
壁のコンセントからコードが出っぱなしとか、
映画を観たくてもイヤホンが壊れて使えない、
上の荷物入れの蓋がちゃんと閉まらない、などなど。。。
でも、一番格安だったので文句は言えない。

ミラノからフィレンツェへの国内線の乗り継ぎで何時間も待たされて、
ようやくフィレンツェの郊外にある空港へ到着したのは、
日をまたいだ未明の真夜中。
ラゲージエリアでトランクを手にした客が、
次々と猛ダッシュで出口へ向かって走っている。
「なになに~?」
何事かと思うほどの勢いに、私たちもワケも分からないままに
トランクを引きずりながら猛ダッシュで彼らの後を追う。
出口にはタクシーが待っていて、
次々に走っていった客はタクシーに乗り込んでいく。
あっ、もう一台しかない!
後ろから迫ってくる年配のおじさんを振り切ってタクシーに乗り込んだ。
「旧市街まで」とホテルの住所と地図を見せる。
タクシー運転手はイタリア人タレントのジローラモ氏にそっくり。

携帯を片手に猛スピードで運転。
前の車との車間距離は数十センチといった具合。
恐怖で凍り付く私とダンナさん。
そんな状態でも片時も携帯を離さず、
「プロント、プロント」とずっと早口でおしゃべりに熱中。
自分がイタリアに住むとしたら、こんな人達と運転を競いたくない。
ここでは運転なんて絶対にできないと思った。(笑)

電話でのおしゃべりに夢中のジローラモ(?)だったが、
スムーズに迷うことなくホテルまで連れて行ってくれた。
ホテル入り口に荷物を運んでくれて、
建物を見上げ、「メディチ、ヒュ~~」と口笛を吹く。

「チャオ~」と陽気に去っていくジローラモのタクシーを見送り、
ホテルへ入っていく。
入り口は狭く、建物的にも大きいわけではないけれど、
中へ入ると奥行きがあるホテル。
内装は新しくなっているとはいえ、
中の造りは確かに中世からの歴史が感じられる。

ルネサンス期にフィレンツェを治めていたメディチ家の
邸宅の一つだったと旅行会社のホテルガイドに書いてあった。。。

でも、そもそも、このホテルに泊まる予定ではなかった。
旅行会社に飛行機のチケットとホテルの予約だけをお願いして、
ホテルのリストから第一候補から第三候補を選んで担当者に渡した筈なのに、
決定事項として出てきた書類に、選んでないホテル名が書いてあった。

「あの、ここは選んでないですけど・・・?」
と尋ねたら、担当者が突然声を荒げて、
「ここしかないんで、ここでお願いします!いいですか!」
と何故か怒っている。。。
「は、はあ。。。」
と私たちはあまりの勢いにキョトンとしたまま。
まあ、そこでもいいんだけど。。。
というわけで、半ば強引な感じでそのホテルに滞在することになった。

旅行は好きだけど、私もダンナさんも団体旅行が苦手。
短い日程の中で時間を小刻みにあちこち大急ぎで巡るよりは、
一か所滞在型が好き。
その街に暮すように旅をしたい。
なので、エアチケットとホテルの予約だけを旅行会社に依頼して、
やって来た花の都”フィレンツェ”。

空港からのタクシー争奪戦が恐ろしかったので、
ホテルまでの送迎も予約しておけばよかった、と思いつつ。。。
チェックインしたのは真夜中で、
レストランもカフェやバールも閉まっている。
夕食もありつけないで空腹のままだったけど、
もうクタクタで、すぐにベッドで就寝。。。

と、真夜中、ふと目が覚めた。
真っ暗な中で妙な気配が部屋中に漂っている。
「なんか怖いよ~」
と隣のベッドのダンナさんを見ると、
ぐっすり眠っているけど、うう~ん、うう~んとうなされている。(怖)
起き上がって彼を起こそうとした時、
突然、金縛りになって全く身動きが出来なくなった。

声を出そう、起き上がろうともがいている間に、
部屋の空間という空間に、中世の貴族の人たちがびっしりと出現。
あまりの光景に驚いてビビッていたけど、
(真っ暗闇で見えない筈なのに、カラフルなドレスや衣装が綺麗。すごい。。。)
などと何故かマジマジと観察。(笑)

リアルな人間そのものな感じじゃなくて、
ルネサンス絵画からそのまま抜け出してきたような感じ。

(なんだ、これは。。。こんなの初めて見た。不思議だなあ。。。)

まさに絵画に描かれた人物たちが動いてしゃべっている。
二次元的というか、ストップモーションアニメのような。
なので、怖さもほんのちょっと和らいでるというか。。。(苦笑)

でもこんな体験したら怖いことには間違いないので、
心の中で「助けて~、神様仏様~」とひたすら祈る。(笑)

すると突然私の胸の上に、
ふんわりとした柔らかいものがそっと乗ってきた。
その気配、その重さ、その柔らかさ、間違いようのない存在感。
(にゃんこ先生!)
姿は見えずとも、その気配と感触は確かにそう。。。
思わず心の中で叫んでしまった。

それと、にゃんこ先生が喉をゴロゴロ鳴らして私の上に乗った瞬間、
(にゃんこ、可愛い~!)
という気持ちが反射的に湧きおこった途端、
身体がわずかに動けるようになった。
そしたら部屋中にびっしりといた怖いものが全部いなくなって、
金縛りも完全に無くなった。
と、同時ににゃんこ先生の気配も消えてしまった。

ベットサイドの灯りをつけて、
「起きて、起きて!」とダンナさんを揺り起こした。

目を覚まして驚くダンナさんに、これまでの経緯を説明した。
にゃんこ先生が天使になって助けてくれたんだったとしたら、

「にゃんこ先生に何かあったのかもしれない!」

と半ばパニック状態ですぐに日本に国際電話を掛けて、
にゃんこ先生を預けている友人に、
「にゃんこ先生はどうしてる?何かあった?!」と聞いてみた。
友人はキョトンとして、
「どしたの?ぐっすり寝てるよー。元気だよー」と。
突然のことで驚いていたけど、心配しなくて大丈夫だよと言ってくれた。

あれは何だったんだろう。
にゃんこ先生は確かに、私を助けに来てくれたと思う。。。

とダンナさんに言ったけど、彼はちょっと苦笑い。
今でも半信半疑だと思う。。。

ホテルで怖い思いをしたのはその夜だけで、
あとは楽しい日々ばかりで、
旅の間はすっかりそんなことも忘れてしまった。

我が家の巨猫さんが”にゃんこ先生”と呼ばれるようになったのは、
そういう不思議な出来事があったからで。

大きなふわふわの猫に変身して、時空を超えて助けてくれたのかな~。
「夏目~」なんて。。。(笑)

あれは私の妄想なのか、夢なのか今となっては定かでないけど、
確かに当の本人(猫)は全く自覚もないようで、
それ以降も相変わらずの食っちゃ寝の巨猫のままだったし。。。

たしかにあの一夜はあまりに驚いてしまって怖かったけど、
日本にはない、濃厚な歴史の詰まった時間の幻影を見たのかなとも思う。

見事なまでに美しかった。
何故なら、ボッティチェリの絵画がそのまま抜け出して来ていたから。
”生きた”ルネサンス芸術そのもの。。。
あの濃密で豪華絢爛な中世ルネサンスの息吹を
”ライブ”で見て、感じられたなんて、
なかなか体験できるものじゃない。。。
貴重な体験になったのかも。(喜)

また行けたらいいなあ、フィレンツェへの旅。。。





[PR]
# by nazunanet | 2018-02-21 18:25 | 旅と街歩き | Comments(0)
羽生選手&宇野選手のワンツーフィニッシュは圧巻。

羽生選手、フェルナンデス選手と続いた最終滑走で、

宇野くん、本当に強心臓。

誰もが緊張して当たり前なくらいなのに、

他の選手の演技もしっかり見た上で、自分の演技に集中できてるなんて。

緊張やプレッシャーやストレスも、

ありのままをそのまま受け入れて自分のなすべきことをする、って。。。

あの若さで悟りを得ているかのような心のありように驚いてしまった。

すごいとしか言いようのない二人に心からの拍手を送りたい。


スポーツは一瞬一瞬の中で全身全霊で研ぎ澄まされた技を行うので、

どのスポーツを観ても感動を覚える。。。



カーリング女子も順調のようだし、決勝トーナメントに出てほしい。


当初は今年の五輪にそれほどはまるつもりは無かった。。。

お昼間だと意外になかなか見れない。

あと、日本人選手が出場していない種目は

殆ど報道されないのが、ちょっとねえ。。。。

スノーボードクロスの競技、タイミング逃して見れなかった。

海外では大人気で、見ていてとても面白いんだけど。

民放では再放送してくれる気配もなし、かな。



とにかく、連覇の羽生選手の気迫と演技が凄かった。

いいもの見れたなあ。。。














[PR]
# by nazunanet | 2018-02-18 00:03 | 雑記 | Comments(0)
平昌オリンピック開催中だけど、
欧州チャンピオンリーグの決勝トーナメントも始まった。

調子が落ちていた前回王者のレアル・マドリードは、
絶好調のフランスチームのパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦。
2連覇も果たしたマドリーだったけど、
エースのCロナとベンゼマの得点力不足で、
今季のリーグ戦は現在4位という位置。
これ以上下がったら来季のCL出場も危ない。。。
ドキドキの一戦目だったけど、3-1で快勝。
次、パリでのアウェイも勝てば、上に進める。
ジダン監督の進退問題まで飛び出してたけど、なんとか成ったかな。。。

あと応援しているのは、イタリアのユベントス。
かつてジダンが所属していたイタリア王者。
トッテナム戦、よもやの2-2のドロー。
アウェイゴールを2点も入れられたので勝ち進めないかも。。。
どうなる。。。

ジダンがレアルでプレーする前、所属していたのがユベントス。
当時、本場でサッカーが見たくてたまらなかった。
まだまだ欧州サッカーが日本でメジャーになっていなかった頃だったし、
イタリア現地では、サッカースタジアム周辺やバーで
サポーター同士の衝突や乱闘で、
度々死者も出るほど荒れていた頃だったので、
現地のスタジアムに行くのは大丈夫なのかな、と不安もあった。。。

でも、ちょうどフィレンツェへの旅行を計画していて、
旅のコンセプトは教会美術やウフィッツィ美術館など、
ルネサンス芸術にどっぷりはまる旅。
旅行に行くときは一都市に2週間近くゆっくり滞在して、
その街に暮すような旅にするのがお気に入りだった。
なので、日曜日開催のユベントスの試合が
フィレンツェで観戦できるようなスケジュールを組んで現地へ赴いた。

今はサッカー観戦のチケット込みで観光ツアーがいっぱいあるけど、
当時はそんなツアーは全く無くて、
スタジアム観戦方法の情報も乏しい中、
フィレンツェの街に辿りついてから
サッカーチケットを販売している場所を探し当て、というような手探り旅。

旧市街内のブースでチケットを買おうとしていたら、
窓口係が英語を話せなくて通じない。
といっても私も英語は得意じゃない。
日本語と大阪弁とのちゃんぽん英語。(笑)
困っていたら、そこら辺にたむろしていたオジサンたちが寄ってきて、
チケットを買う手伝いをしてくれた。(笑)

ゴール裏は過激サポーターの坩堝なので安全な席にしてくれ、と頼む。
「セーフティープレイス、プリ―ズ」
と何度も繰り返す私。(笑)
「オーケイ、オーケイ」とおじさん達が、
「ここがいいだろう」「いや、こっちがいい」などと言い合っているのを
お任せで見ている私たち。

本当にイタリアの人たちは人懐っこくて親切。
やっとおじさん達が太鼓判の「セーフティプレイス」のチケットを手にして、
あとは試合の日を待つのみ!

当日はお昼頃からフィレンツェのチーム「フィオレンティーナ」の
大応援団らが旧市街を練り歩き、
拡声器でチームの勝利を応援しようと叫んでいる。

夕方になってフィレンツェの郊外にあるホームスタジアム、
「スタデュオ・アルテミオ・フランキ」へ向かうことにした。

駅前のバスの停留所には沢山のバス。
でも、どれがスタジアムに行くバスなのか、
どこに停留所があるのかが分からない。
イタリア語が出来ないので停留所にいるおじさん達に英語で尋ねるけど、
英語が分からない人もいっぱいいて。。。
「サッカーを観に行くのか?」と驚かれたり。
バスの乗り場が分からなくて、来るバス、来るバスに乗り込んでは、
バスの運転手に「go to サッカースタジアム?」と聞きまくっていた。
「あっちのバス停だよ」とやっと男子学生らしい人が教えてくれて、
発車しかかっているバスに走って乗り込む。

やっとのことでスタジアムに到着したら、
入り口の辺りは火のついたままの火炎瓶がゴロゴロ転がって、
大声で怒鳴り合うフーリガンっぽい人達がいっぱい。。。

ユベントスのサポーターの入り口は裏の方へと案内看板があるけど、
とてもじゃないけど、そんな状況下でそこへは行けなかった。。。(苦)

周辺にはフィオレンティーナやユベントスのユニやマフラーなど
グッズを売っている屋台もいっぱいあったけど、
ユベントスのを買ってたら、火炎瓶を持った人達から何をされるか分からない!
そんなわけで、まるで踏み絵を踏むように(苦笑)、
フィオの紫色のマフラーとニット帽を二人で買い、
それを身につけて入場しようということになった。
いざ、フィオレンティナサポで埋め尽くされたホーム側の恐怖のスタンドへ。
(もちろん、おじさん達が選んでくれたチケットはホーム側。。。)

スタジアムに入るゲートで何故か私たち二人ともボディチェックを受け。。。
「私たち日本からの観光客です!」と言っているのに、
カバンを開けろだの上着の前を開けろだのと。。。
氷点下だったので、ウールのストールやひざ掛けを持って来たので、
大きい鞄になってた。
ヤワな観光客に見えないようにと黒の革のパンツに黒のフードパーカー、
しかもフィオのマフラーを巻いてたので、
熱狂的サポーターと勘違いされたみたいで。。。
地元の若者たちが何のお咎めもなくゲートをくぐっているのを横目に、
警備員から火炎瓶持ち込んでると勘違いされた私。
本当に憤慨しちゃう。(笑)


そこまではふんだり蹴ったりな感じだったけど座席に着くと、
おじさん達があーだこーだと時間を掛けて選んでくれただけあって、
周りは小さい子供連れのファミリーの多い安心な席。
「良かった~」
当時のラインナップは、ジダン、デルピエロ、トレゼゲ、
コンテ(現チェルシー監督)、ファンデルサール、
フィオはアルゼンチンのFWバティストゥータ、ルイコスタ、
キエーザ(今、彼の息子がフィオで活躍!)、監督トラパットーニなどなど。。。
当時のフィオはセリエAの中でも華やかな雰囲気のある選手が多くて、
みんなロン毛をなびかせてピッチを走り回ってて恰好良かった。
今、思い出すと物凄い大スターたちがすぐそばに!

おまけにユベントスベンチのすぐ裏で、
ユーべのみんなに手の届くように近いところ。
ジダンが途中交代でベンチに下がってきたとき、
階段を駆け下りていってジダンにサインを頼みたい欲求にかられたけど、
海外で”恥ずかしい日本人”にだけはなってはならないと
自らを言い聞かせ。。。(笑)

試合はスコアレスドローだったような。。。

せっかくジダンが目の前でプレーしているというのに、
観客席でサポーター同士が繰り広げる罵り合戦が
あまりに物凄いので見入ってしまった。。。
とにかく当時は今のスタジアムのような安全な雰囲気のかけらもなかった。
金網で仕切られてたり、
今みたいなボランティアで集められたような警備員じゃなく、
プロの警備員、そして大勢の警察が出動して物々しかった。

試合が始まってからもお互いに炎のついた火炎瓶を投げ合ってるし。(恐怖!)
一番びっくりしたのが、
フィオ・サポらが大きな紙の気球みたいなのに火をつけて振り回して、
アウェイサポの席にぼわ~んと投げ込んでた巨大な火の玉攻撃。
直径数メートルもの巨大な火の玉が夜空に眩しいほど舞い上がって、
アウェイのユーべ・サポの観覧席にゆっくり落ちていく。。。
蟻のように小さく見える遠くのアウェイサポらがワラワラと逃げ惑う。
キャーキャーワーワーと火を消し、またお互いに大騒ぎしあう。

そんなのを試合中ずうっとやり合っていて、
彼らはピッチの方を全然見ていない。
かくいう私も驚愕のていで唖然と見入ってしまって、
殆ど試合に集中できなかった。(笑)
日本ではこんな光景にお目にかかれないので、
びっくりすることばかりで、
もし自分達がユーべの応援をしているとバレたらどうしようとまで思った。
ジダンが華麗なプレーでボールを操っているのを、
「おお、凄い!ジダン!」と思わず声が出てしまいそうになるのを堪え。
でも、フィオ・サポの人達がジダンがボールを持つ度に、
「oh、ジダン、oh!ノー、ノー」と言い合うのも可笑しくて。
巧い選手にはライバルチームでもリスペクトしてたのがなんか嬉しかった。

独特の、強烈な雰囲気のあるフィオレンティーナのスタジアム。
ハーフタイムの時、我慢していたけど、やっぱりトイレに行くことに。
恐々と入っていくと、狭いトイレ内はフィレンツェの女性達でいっぱい。
日本のように列にもなっていない。中はぎゅうぎゅうで、
どこが最後尾でどこに並べばいいのかも分からず黙って待っていたら、
横の女性が「どうぞ、あなたの番よ」と教えてくれた。
「えっ、私?」とオウム返しに聞くと、
「そうよ、あなたの番よ」と
そこにいた人たちが優しくうなずいてどうぞと言ってくれた。

(すごいなあ。。。)

前日に人気のトリッパ・パニーニ屋台で並んだときも、
一体どこが最後尾か誰の後かも全然分からなかったけど、
その時もみんなが「あなたの番よ」と教えてくれた。
「私はあなたの後に待ってたから、あなたの番よ」と。
割り込んだり、ズルしたりしない。
日本だとちゃんと綺麗に列を作るけど、
知らん顔して割り込んだりする人に時々遭遇する。
でも、イタリアってジェントルなんだなあ。。。と感動したのを覚えてる。

試合が終わると、
スタジアムから一斉に物凄いスピードで皆が出ていく。
旧市街へ向かうバス停はあっという間に長蛇の列。
とても最終のバスにさえ乗れるとは思えない。
人々は自家用車やバイク、または徒歩でどんどんと家路へ向かう。
誰もいないスタジアム周辺でオロオロしてたら危ない!
早くホテルに帰らなきゃ!
でも、どうやって?

とにかく旧市街方向へ速足で歩く一団がいたのでついていく。
どんどん歩く、どんなに速足でも追いつかないほど皆足が速い!
そして集団が少しずつ脇道へ消えていって、
あっと言う間に数人だけになった。
大通りに出た。でも横断歩道がない。
車道を無数の車やバイクが横切って止まってくれない。
彼らもスタジアムから帰宅しようとしていて、
渋滞にハマるまいと必死のてい。

渡ろうとして渡れない、どうしよう!と困っていると、
前を歩いていた車椅子の人たちとそれを押す人らが、
走っている車道に一気に進み出た。
車椅子の人たちを避けて、やってくる車がスピードを弱めた。
弱めるだけで止まってはくれない。
見ていると、どんどん大通りの車の波を
彼らは車椅子を押しながらぐいぐいと強引に渡っていく。
あとに続かなきゃ!
必死で走って追いつこうとしても追いつけないほどの速さで渡り切っていく。
彼らについていかないと、もう帰れなくなる!
必死で追いすがり、なんとか後ろにくっついて大通りを渡り切った。
彼らは右に曲がって、市街地へ帰っていくようだった。
旧市街へ向かう人は誰もいない。
たった二人きりになった私とダンナさん。
旧市街はまだまだ遠い。
真っ暗な見ず知らずの道を、ひたすら歩く。。。

氷点下の真夜中の暗い道を歩きに歩いて、
フィレンツェのシンボル、ドゥモのシルエットが見えてきたときは、
どんなにホッとしたことか。。。

初めて本場で見たジダンの試合。
そして、セリエAのかつての独特のスタジアムの雰囲気。

セリエAを見ていて、
フィレンツェホームの対戦の試合を見るとき、
やはりその夜のことを思い出す。
全部が今も昨日のことのようにまざまざと。。。

きっと、安全なサッカー観戦が可能になった今なら、
アウェイの応援でも身の危険を感じることなんかないだろうけど、
あれはあれで本当に楽しかった。
強烈な思い出。

そのサッカースタジアム「アルテミオ・フランキ」が、
フィオレンティーナの新スタジアム建設のため、
近く閉鎖されると聞いた。。。

殆どのクラブが巨大なアミューズメント施設としての
新スタジアムを建設しつつある。
もうあの昔ながらのスタジアムが無くなっていくんだな、と思う。

スタジアムの数だけ、
サポーターの数だけ、
試合の数だけ、
沢山の思い出がある。

アルテミオ・フランキの思い出は永遠に。。。



[PR]
# by nazunanet | 2018-02-17 02:38 | 旅と街歩き | Comments(0)

「袋もの屋 薺nazuna」と「nazuna_antique」作家兼店主の日々のあれこれ。布のこと 麻のこと Antique FOOD 古道具 手仕事する人々のこと 


by nazunanet
カレンダー