発掘品のストーンビーズのブレスレットを愛用していたことがある。
いつも出かけるときはお守り代わりに手首に巻いて。
博物館を見学していて、
ふと左手を見ると、無くなっている。
いつ落ちてしまったのか見当もつかない。
落とし物で案内所に登録したものの見つからず。(悲)
そんなことが一度ならず二度、三度とあったとき、
落ちないブレスが欲しい。無いなら自分で作ってみようと思うに至った。
引き輪やホックなどの金具があっても、
輪っかになってなければ、
引っかかった拍子に金具が外れて落ちてしまう。
落下防止の極細チェーンをつければいいかもしれないけど、
極小ビーズのブレスに金属チェーンがついているのは違和感もある。。。
それで出来上がったのが、
金具を使わない、紐とビーズ、天然石だけのブレスレット。
1.5mmから2mmほどのビーズの小さな穴を通すための糸は、
強靭な繊維”シニュー糸”と呼ばれるものをごく細く裂いて編んだもの。
当初は天然素材の麻糸や絹糸を使いたかったけれど、
天然素材はどうしても切れやすい。。。
大事なビーズや石を落としたくないというのが作るキッカケでもあったので、
最も強靭で、ビーズや天然石に色や素材感が馴染んで、
身につけたときに、テグスやワイヤーのようなつっぱり感がなく、
絹や麻の糸を通したような自然な揺れを表現できるもの。。。
そんなあれこれを満たしてくれるのは、
数ある中でシニュー糸が一番だと思ったわけで。。。
そんなシニュー糸も貴重な糸になりつつあります。。。
製造元が長く続けてくださることを願うばかり。
大玉に通して輪っかになっている紐を、
ビーズでキュッと絞る。
金具や引き輪でキッチリ止めるタイプじゃないので、
ちょっとルーズな感じ。
長くなった紐を本体にクルクルと巻き付けて。。。
その紐とビーズのルーズ感が、
手首にユラユラ、サラサラと。
なんか心地良いのです。。。
合成繊維の強靭な糸なので、水に濡れても大丈夫。
海に入ったあとは、塩でビーズや糸が痛まないように、
よおく真水で洗ってから乾かしてください。
これからの季節、春夏にぴったりなブレスレット。
HPのnazuna.netのおしなもののページ、
”装身具 腕に巻くもの”に詳細が載ってます。
是非、チェックしてみてください。